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* 元年
[21]
通常[TIME[西暦1647年][1647]]が[[元年]]とされます
([TIME[y~1684]])。
[22]
[CITE[南史]]等が[TIME[西暦1646年][1646]]11月からとしていたとされます
([TIME[y~1831]])。
元号の制定と改元の混同と思われます。
[24] [TIME[日本正保3(1646, 明隆武2)年][1646]]10月に大陸から[[日本]][[長崎]]に来航した船で、
「或説ニ云、隆武二年十月改元永暦、当正保三年丙戌」
との情報が伝えられていました
([TIME[y~1831]])。
[[魯監国]]と[[永暦帝]]が混同され、
[[魯監国]]の[[元号]]と誤認されていました。
[SRC[>>23, >>33]]
[34]
それより後の[[隆武]]の文書が[[日本]]に届いていたため、
不審とされていました。
[SRC[>>33]]
[36] [[三藩の乱]]関係で[[日本]]に伝わった[[永暦]]の例は[[呉周の元号]]も参照。
[38]
[[鄭氏政権]]から[[日本]] ([[江戸幕府]]) [[長崎奉行]]に当てた書状の写し
([[楷書]])
[SRC[>>84]]
>
[VRL[
永暦貳拾[ASIS[捌][G]]__&&swc345(年)&&__陸月 初一 日咨
]VRL]
和訳 ([[楷書]])
>
[VRL[
永暦貳拾[ASIS[捌][G]]__&&swc345(年)&&__陸月初一日
]VRL]
[REFS[
-[33] [CITE@jp[[[華夷変態]] 巻1上]], [[独立行政法人国立公文書館 | NATIONAL ARCHIVES OF JAPAN]], [TIME[2022-05-30T08:58:52.000Z]] <https://www.digital.archives.go.jp/img.pdf/3811567>
#page=43
- [84] [CITE@jp[[[華夷変態]] 巻2上]], [[独立行政法人国立公文書館 | NATIONAL ARCHIVES OF JAPAN]], [TIME[2022-06-04T06:34:48.000Z]] <https://www.digital.archives.go.jp/img.pdf/3996976>
#page=41
-[23] [CITE@ja[南明情報の日本伝来とその影響]],
[[年旭]],
[TIME[2016-03-31]],
[TIME[2021-05-05T06:20:41.000Z]] <https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=12500&item_no=1&page_id=13&block_id=21>
PDF 6ページ, 17ページ
]REFS]
-*-*-
[16]
[CITE[中国歴代年号考]]は、[[明]] ([[南明]]) の欄に[[永曆]]を挙げて、
>
[ASIS[【][アキなし]]按[ASIS[】][アキなし]][ASIS[《][アキなし]]明史[ASIS[》][アキなし]]記王朱由榔󠄂於順治三年十一月[ASIS[改][G]]元永曆(見以上
唐󠄃王朱聿𨮁[ASIS[“][アキなし]]紹󠄂武[ASIS[”][アキなし]][ASIS[條][G]]按語所引)。龍文彬[ASIS[《][アキなし]]明會要[ASIS[》][アキなし]]亦同此説。
據[ASIS[《][アキなし]]罪惟録[ASIS[》][アキなし]][ASIS[、][アキなし]][ASIS[《][アキなし]]明紀󠄆[ASIS[》][アキなし]]等書所󠄃記,朱由榔󠄂於順治二年由丁魁楚[ASIS[、][アキなし]]瞿
式耜󠄃等迎至廣󠄅東肇󠄄慶行[ASIS[監][G]]國禮󠄃,上尊號󠄂,以明年丁亥永曆元
年,今從之。
... としていました。 [SRC[>>14]]
[19]
後半、順治2年に監国、皇帝に即位してその翌年丁亥に改元したとありますが、
丁亥は順治4年に当たります。普通、皇帝即位は順治3年のこととされています。
本書も「今之に従う」として[[永暦]]の初年を[TIME[西暦1647年[LINES[丁][亥]]][1647]]としています。
[18]
また[[清]]のその他勢力欄にも別に[[永曆]]を挙げて、
[TIME[西暦1647年][1647]]の[[元号]]としていました。
出典として[CITE[清史稿]]世祖紀順治4年7月丁巳が[[王光代]]の反乱の[[元号]]として示したのを引いていました。
[[南明]]の[[元号]]を用いたものであると説明していました。
[SRC[>>17]]
[13]
[[中文]]版[CITE[維基百科]]は、
>《明史》记载永曆年号起于1646年十一月。《罪惟錄》、《明紀》等则记为1646年上尊号,明年改元。今多从之[SUP[__&&[&&__1__&&]&&__]]。
1647年反清起事者王光代用此年号[SUP[__&&[&&__1__&&]&&__]]。
>[SNIP[]]
>
1. [SNIP[]] 李崇智. 中国历代年号考. 北京: 中华书局. 2004年12月: 210. ISBN 978-7-101-02512-5.
... と書いています。
[SRC[>>11]]
[20]
[CITE[Wikipedia]] は[[西暦年]]に書き換えて引用していますが、
順治2年が[TIME[西暦1646年][1646]]に置き換わっています。
(ただし[CITE[Wikipedia]]が引用する[CITE[中国歴代年号考]]はここで引用したものより新しい。)
- [TIME[西暦1645年[LINES[乙][酉]]][1645]] 清順治2年
- [TIME[西暦1646年[LINES[丙][戌]]][1646]] 清順治3年
- [TIME[西暦1647年[LINES[丁][亥]]][1647]] 永暦元年 清順治4年
-*-*-
[15]
[CITE[中国歴代年号考]]は、
[[南明]]の欄に掲げて[TIME[西暦1647年][1647]]から[TIME[西暦1661年][1661]]としています。
[SRC[>>14]]
[12]
[[中文]]版[CITE[維基百科]]は、
[TIME[西暦1647年][1647]]から[[南明]]は[TIME[1662年][1662]]まで、
[[台湾]]は[TIME[1683年][1683]]までとしています。
隆武2年11月18日 (西暦1646年12月24日)
に皇帝即位して翌年を永曆元年に改元としています。
一覧表に元年から37年まで掲載しています。
[SRC[>>11]]
[10]
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は、
「1647年-1662年/1683年」
としています。
隆武2年11月18日 (西暦1646年12月24日)
に皇帝即位して翌年元日をもって永暦元年に改元としています。
一覧表に元年から37年まで掲載しています。
[SRC[>>9]]
[8]
[CITE[百度百科]]は、
「1646-1683」
としています。
西暦1646年11月に监国就任、
西暦1646年12月24日 (隆武2年11月18日) に皇帝即位して翌年を永历元年に改元としています。
[SRC[>>7]]
[2]
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]の元号一覧は、
[[南明]]の欄に掲げて
「1647年 - 1683年」
としています。
[SRC[>>1]]
[6]
[[中文]]版[CITE[維基百科]]の元号一覧は、
[[南明]]の欄に掲げて
「1647年—1683年」
とし、
[[台湾]]で
「三十七年」
まで使われたとしています。
[SRC[>>5]]
[4]
[CITE[百度百科]]の元号一覧は、
[[明]]の欄に掲げて
「1623年-1662年」
とし (皇帝在位「1646年—1662年」)、
[[台湾]]で
「永历三十七年(1683年)十二月」
まで使われたとしています。
[SRC[>>3]]
皇帝の生没年から誤ったと思われます。
[REFS[
- [14] [CITE[[[中国歴代年号考]]]] 修訂本 p.210
- [17] [CITE[[[中国歴代年号考]]]] 修訂本 p.226
- [11] [CITE@zh[永曆 (南明) - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2021-05-04T01:26:45.000Z]], [TIME[2021-05-04T06:03:49.462Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9B%86_(%E5%8D%97%E6%98%8E)>
- [9] [CITE@ja[永暦 (南明) - [[Wikipedia]]]], [TIME[2021-04-30T21:38:49.000Z]], [TIME[2021-05-04T06:00:40.919Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9A%A6_(%E5%8D%97%E6%98%8E)>
- [7] [CITE[永历(明昭宗朱由榔年号)_[[百度百科]]]],
[TIME[2021-05-04T05:57:00.400Z]]
<https://baike.baidu.com/item/%E6%B0%B8%E5%8E%86/61937>
- [1] [CITE@ja[元号一覧 (中国) - [[Wikipedia]]]], [TIME[2021-05-01T04:48:29.000Z]], [TIME[2021-05-04T05:51:59.601Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%8F%B7%E4%B8%80%E8%A6%A7_(%E4%B8%AD%E5%9B%BD)#%E6%98%8E>
- [5] [CITE@zh-Hant-TW[中國年號列表 - [[維基百科]],自由的百科全書]], [TIME[2021-04-24T20:25:16.000Z]], [TIME[2021-05-04T05:54:58.833Z]] <https://zh.wikipedia.org/zh-tw/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%B9%B4%E5%8F%B7%E5%88%97%E8%A1%A8#%E6%98%8E%E6%9C%9D>
- [3] [CITE[年号_[[百度百科]]]],
[TIME[2021-05-04T05:57:05.900Z]]
<https://baike.baidu.com/item/%E5%B9%B4%E5%8F%B7#%E6%98%8E%E6%9C%9D%E5%B8%9D%E7%8E%8B%E5%B9%B4%E5%8F%B7>
]REFS]
[37] [CITE[永歷帝1673年崩於貴州,並非1662年死於雲南zt - [[萬維論壇]]]],
送交者: sign,
2013年07月01日22:52:09,
[TIME[2022-06-04T03:01:33.000Z]], [TIME[2022-06-04T03:46:03.675Z]] <https://bbs.creaders.net/history/bbsviewer.php?trd_id=872757&language=big5>
>
《余慶縣誌-人物》記載,南明遺臣錢邦豈隱居在松煙莆村,在古佛山西百裏,南明滅亡後多年,壹直使用永歷紀年;鄒宗孟隱居遵義,呂大器隱居黔中;李之華隱居湄潭;鄭逢元隱居余慶、玉屏……但上述的這些南明重臣多數都是在南明朝廷遷徙到貴州之前隱居到當地的。
* 終了
[30]
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は、
[[永暦帝]]が処刑された[TIME[永暦16年4月15日 (グレゴリオ暦1662年6月1日)][1662-06-01]]を大陸の最終日、
[[鄭氏政権]]が[[清]]に[[降伏]]した[TIME[永暦37(1683)年][1683]]を[[台湾]]の最終日としました。
[SRC[>>9]]
[31]
[[中文]]版[CITE[維基百科]]は、
[[永暦帝]]が処刑された[TIME[永暦16年4月15日 (グレゴリオ暦1662年6月1日)][1662-06-01]]を大陸の最終日、
[[鄭氏政権]]が[[清]]に[[降伏]]した[TIME[永暦37年][1683]]12月 ([[グレゴリオ暦]][ASIS[1683年]])
を[[台湾]]の最終日としました。
[SRC[>>11]]
* 明永暦紀年
[SEE[ [[亡国紀年]] ]]
* メモ
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[25] [CITE@ja[[[永暦帝]] - Wikipedia]]
([TIME[2021-07-05T07:39:45.000Z]], [TIME[2021-07-05T08:25:54.607Z]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E6%9A%A6%E5%B8%9D>
]FIGCAPTION]
> 彼の死後も、朝鮮では、清を認めず、彼の年号である「永暦」を紀年にしたが、19世紀にも両班家や公文書に霊力年号を使用して「永暦200年」などと表記した。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[26] [CITE@ja[南明 - Wikipedia]]
([TIME[2021-07-04T16:18:09.000Z]], [TIME[2021-07-05T08:26:29.496Z]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E6%98%8E#%E5%A4%89%E9%81%B7>
]FIGCAPTION]
> なお、永暦帝の死後も、朝鮮では、清を認めず、彼の年号である「霊力」を紀年にした。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[27] [CITE@ko[영력제 - 위키백과, 우리 모두의 백과사전]]
([TIME[2021-06-30T09:41:27.000Z]], [TIME[2021-07-05T08:27:46.298Z]])
<https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%98%81%EB%A0%A5%EC%A0%9C>
]FIGCAPTION]
> 그의 사후에도 조선에서는 청나라를 인정하지 않고 그의 연호인 '영력'을 기년으로 하였는데, 19세기에도 양반가나 공문에 영력 연호를 사용하여 ‘영력200년’ 등으로 표기하기도 했다.[SUP[__&&[&&__1__&&]&&__]
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[28] [CITE@ko[영력제 - 위키백과, 우리 모두의 백과사전]]
([TIME[2021-06-30T09:41:27.000Z]], [TIME[2021-07-05T08:28:08.497Z]])
<https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%98%81%EB%A0%A5%EC%A0%9C>
]FIGCAPTION]
> 1. 조선의 각종 공문에서도 영력 기원, 혹은 전임자인 숭정제의 연호를 따서 숭정 기원으로 하는 등 혼란이 있었다. 이 때문에 조선과 청나라간 외교적 마찰을 빚기도 했다.
]FIG]
[29]
「영력」
を機械翻訳すると
「霊力」になるらしい。
[32]
[CITE[20210730150746_d79aac075930c83c2f1e369a511148fe.pdf]], [TIME[2021-07-30T06:07:52.000Z]], [TIME[2021-07-30T07:31:05.234Z]]
<https://spc.jst.go.jp/cad/literatures/download/980#page=3>
> 「永暦乙未年孟秋月吉旦火器営都督??建」
[35] [CITE@en[Southern Ming calendars | SERICA]], [TIME[2022-06-01T11:22:50.000Z]] <https://serica.blog/2012/01/02/southern-ming-calendars/>