/
957.txt
526 lines (411 loc) · 20.8 KB
/
957.txt
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458
459
460
461
462
463
464
465
466
467
468
469
470
471
472
473
474
475
476
477
478
479
480
481
482
483
484
485
486
487
488
489
490
491
492
493
494
495
496
497
498
499
500
501
502
503
504
505
506
507
508
509
510
511
512
513
514
515
516
517
518
519
520
521
522
523
524
525
526
[26] [DFN[紀年法]]は、[[年]]を表す方法です。
* 意味
[71]
[[紀年法]]は、[[年]]を表すものです。
現在では特定の基準年からの経過年数 ([[整数]])
を使う[[紀年法]]が一般的ですが、
[[年]]を識別できればよく、
いろいろな方法があります。
@@
[72]
[[紀年法]]かどうか曖昧なものも存在します。
[SEE[ [[スローガン的元号]] ]]
[REFS[
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[83]
[CITE[[[暦と時の事典]]]] p.53
]FIGCAPTION]
>
[B[きねんほう 紀年法]]
歴史上の一定の時から年数を数える方法のことで、
[SNIP[]]
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[84] [CITE[[[日本年号史大事典]]]]
]FIGCAPTION]
普及版 p.12
> 紀年法とは、特定の年を定めて年数を数える方法であり、
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[79] [CITE@ja[[[紀年法]](きねんほう)とは - コトバンク]], [[ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及]], [TIME[2019-12-11 15:35:36 +09:00]] <https://kotobank.jp/word/%E7%B4%80%E5%B9%B4%E6%B3%95-51302>
]FIGCAPTION]
>紀年法
きねんほう
calendar; calendar systems
>
国や民族の歴史を計算する際,起算の年を定めて紀元として計算する方法。
[SNIP[]]
>出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
>紀年法【きねんほう】
>
特定の年を紀元と定め,それから起算した経過年数で年代を表示する方法。
>出典 株式会社平凡社 百科事典マイペディア
>きねんほう【紀年法】
>過去のある年を起点として年を通算する方法で,起点となる紀元元年は宗教的,軍事的,政治的事件に基づいて設定される。
[SNIP[]]
>出典 株式会社平凡社 世界大百科事典 第2版
>紀年法
きねんほう
>
年を単位として、経過した時を年数をもって数える方法をいう。このためには、ある起算の時点を必要とする。これを「紀元」といい、起算点である紀元から連続して数えた年数が紀元年数である。
[SNIP[]]
[渡辺敏夫]
[SNIP[]]
>出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[77] [CITE@ja[[[紀年法]] - [[Wikipedia]]]], [TIME[2019-12-01 17:05:50 +09:00]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%80%E5%B9%B4%E6%B3%95>
]FIGCAPTION]
>[B[紀年法]](きねんほう)とは、年を数えたり、記録する方法をいう。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[78] [CITE@en[Calendar era - [[Wikipedia]]]], [TIME[2019-12-11 08:36:44 +09:00]] <https://en.wikipedia.org/wiki/Calendar_era>
]FIGCAPTION]
>A [B[calendar era]] is the [B[year numbering]] system used by a calendar. For example, the Gregorian calendar numbers its years in the Western Christian era (the Coptic Orthodox and Ethiopian Orthodox churches have their own Christian eras). The instant, date, or year from which time is marked is called the [I[epoch]] of the era. There are many different calendar eras.
]FIG]
]REFS]
* 暦法と紀年法
[27] [[日付]] ([[年月日]]) を決定するのが[[暦]] ([[暦法]]) だとすると、
[[年]]の決め方もまたその一部であり、実際に[[年]]は[[暦]]ごとに違っていますから、
[[暦]]と[[紀年法]]は明確に区別できるものではありません。
[41] しかしながら、
[[年]]の決め方は[[月]]や[[日]]の決め方よりもはるかに政治性や宗教性の高いもので、
[[月日]]は便宜上他の[[暦法]]と共通のものを採用しても、
[[年]]だけは独自の決め方とする場合が少なくありません。
そのためもあってこれを特に[[紀年法]]と呼んでいます。
[EG[
[33] [[年]]の[[範囲][年始]]とその中の[[月]]と[[日]]の配置は同じ[[グレゴリオ暦]]を採用していても、
[[年]]の呼び方は[[西暦]] ([[キリスト教]]圏)、[[元号]] ([[日本]])、[[民国紀元]]
([[台湾]])、[[仏滅紀元]] ([[タイ]]) など色々な方式 ([[紀年法]]) があります。
]EG]
[37] ただし、世間では[[暦法]]と[[紀年法]]は混同されて明確に区別されていません。
* 紀年法の一覧
[6] [[年]]を表す方法は、色々あります。
[42] 具体的な[[紀年法]]:
[FIG(list short)[
- [[崇禎紀元]]
- [[監国魯]]
- [[皇紀]]
- [[開国年号]]
- [[孔子紀年]]
- [[黄帝紀年]]
- [[帝堯紀年]]
- [[夏禹紀年]]
- [[秦統一紀年]]
- [[中国開国紀元]]
- [[亡国紀年]]
- [[共和紀年]]
- [[箕子紀年]]
- [[民国紀元]]
- [[中華共和国][中華共和国 (紀年法)]]
- [[大韓民国][大韓民国 (紀年法)]]
- [[檀君紀元]]
- [[主体暦]]
- [[越南民主共和]]
- [[越南共和]]
- [[西暦]]
- [[西暦1900年暦]]
- [[ローマ市創設紀元]]
- [[ローマ建国紀元]]
- [[アメリカ建国紀元]]
- [[ブラジル建国紀元]]
- [[セレウコス紀元]]
- [[ギリシアの年]]
- [[アブラハム紀元]]
- [[世界創造紀元]]
- [[ナボポラッサル紀元]]
- [[アレクサンドロス紀元]]
- [[アウグスツス紀元]]
- [[トロイ紀元]]
- [[ディオクレティアヌス紀元]]
- [[フランス共和紀元]]
- [[ファッショ紀元]]
- [[ヒジュラ紀元]]
- [[イラン紀元]]
- [[ジャラール・ディーン紀元]]
- [[ナボナサール紀元]]
- [[サカ紀元]]
- [[グプタ紀元]]
- [[ヴィクラマ紀元]]
- [[ヤズドガルド紀元]]
- [[ビザンティン紀元]]
- [[創世紀元]]
- [[チュラマーニ暦]]
- [[マハッサカラート]]
- [[ラタナコーシン紀元]]
- [[仏滅紀元]]
- [[ビルマ紀元]]
- [[カニシカ紀元]]
- [[共戴紀元]]
- [[成吉思汗紀元]]
- [[突厥紀元]]
- [[新日本紀元]]
- [[ヘジラ紀元]]
- [[アケメネス紀元]]
- [[オリンピア紀元]]
- [[人類紀元]]
- [[科学紀元]]
- [[宇宙暦]]
- [[悪魔暦]]
- [[ディエゴ暦]]
- [[天孫紀元]]
- [[天之御中主天皇即位紀元]]
- [[神紀]]
- [[霊波暦]]
- [[聖日]]
- [[神の国の紀元]]
- [[救済]]
- [[真理暦]]
- [[統一教会暦]]
- [[天紀 (三千年城新世界創造學會)]]
- [[ヒロシマ紀元]]
- [[フクシマ紀元]]
- [[エコ暦]]
- [[戦後][戦後 (紀年法)]]
- [[インディクティオン]]
- [[ユリウス紀元]]
- [[佐賀暦]]
- [[Molossian date]]
- [[実証暦]]
- [[襲国年]]
- [[マヤ紀年]]
- [[リンム年]]
- [[Fasli calendar]]
]FIG]
[43] [[紀年法]]の[[クラス]]:
[FIG(short list)[
- [[即位紀年]]
- [[元号]]
- [[神武天皇即位前の紀年法]]
- [[建国紀元]]
- [[2桁年号]]
- [[カウントダウン的紀年法]]
]FIG]
[FIG(short list)[ [46] [[循環型紀年法]]
- [[歳星紀年法]]
- [[太歳紀年法]]
- [[太陰紀年法]]
- [[干支紀年法]]
- [[十二支年]]
- [[2桁年号]]
]FIG]
[FIG(short list)[ [44] [[紀年法]]の組み合わせ
- [[紀年法併記]]
- [[現代日本の紀年法]]
- [[検定教科書体]]
- [[元号系]]
- [[朝鮮半島の紀年法]]
- [[英国王即位紀年]]
- [[複数紀元詰め込み]]
]FIG]
[45] その他関連:
[FIG(short list)[
- [[フィクションの紀年法]]
- [[太陽年]]
- [[暦年]]
- [[年度]]
]FIG]
;; [54] [[年度]]の表記には関係する[[暦年]]を使うことが多いですが、
[[決算期]]「第[VAR[○]]期」など広義の[[紀年法]]といえるものもあります。
[SEE[ [[年度]] ]]
[28] [[在位紀年]]や[[元号]]は、いろいろなものがあり、それぞれが個別の[[紀年法]]といえます。
あるいは特定の[[国]]や[[地域]]の一連の[[在位紀年]]や[[元号]]の組み合わせもまた[[紀年法]]といえます。
[[元号]]とそうでない[[紀年法]]との違いは、時に不明瞭です。
[SEE[ [[元号]] ]]
-*-*-
[35]
[[紀年法]]ではありませんが、整理上、
「紀年法不明」
のような値が用意される場合があります。
[SEE[ [[元号コード]] ]]
* 年の数え方
[76]
[[年]]の数え方は、
[[紀年法]]により異なりますが、
次のように大別できます。
[FIG(list middle)[ [24] 数え方による[[紀年法]]分類
- [[primitive]] なもの
-- [401] [[単調増加]]するもの
--- [[西暦]]、各[[元号]]、その他ほとんどの[[紀年法]]
-- [402] [[単調減少]]するもの
--- [[カウントダウン暦]]
-- [403] [DFN[循環型紀年法]]
--- >>46
--- [4031] 純粋に循環するもの
---- [[干支年]]など
--- [4032] [[閏年]]のあるもの
---- [[太歳紀年法]]など
--- [4033] [[上位単位][超年的時間範囲]]のあるもの
---- [[チベット暦]]など
-- [405] 1年のみのもの
--- ローマ執政官紀年法 [SEE[ [[ローマ暦]] ]]
- [406] 組み合わせ ([[complex]])
-- [4061] [[紀年法併記]]
--- [[和暦]]・[[西暦]]併記など
-- [4062] 時間的連結
--- 「[[日本の元号]]」など
-- [4063] 起終点により表すもの
--- [40631] 起点で表すもの
---- 「平成30年度」など
--- [40632] 終点で表すもの
---- 「FY2019」など
--- [40633] 起終点の組で表すもの
---- 「シーズン2018/19」など
]FIG]
* 年の表記
[11] 多くの[[紀年法]]では、[[整数]]によって[[年]]を表します。
[12] [[言語]]によって、[[年]]を表す[[数字]]列の表記の方法や発音の方法などがあります。
[EG[
[13] [[日本語]]では、第2016年のことを「2016年」と[[接尾辞]]「[[年]]」
を付けて表記・発音したり、単に「2016」と書いたりします。
あるいは[[漢数字]]により「二○一六年」と書いたりします。
(「二千十六年」と書くことも可能ですが、あまり一般的ではない表記です。)
]EG]
[14] 特に区別が必要な場合、[[紀年法]]の名称や略称を添えることがあります。
[[元号]]のように、それが標準的な[[年]]の表記方法となる場合もあります。
[EG[
[15] [[西暦]]における2016年のことを、「西暦2016年」ということがあります。
]EG]
;; [16] [[元号]]も参照。
[17] [[元号]]などと他の[[紀年法]]とを区別するために「[[紀元]]」と添えることもあります。
どの[[紀年法]]なのかは、文脈により推定する必要があります。
[EG[
[18] [[西暦]]における2016年のことを、「紀元2016年」ということがあります。
]EG]
[EG[
[19] [[皇紀]]における2600年のことを、「紀元二千六百年」ということがあります。
]EG]
[25] [[年]]の[[整数]]部分が 1 の時、1年と表記することもありますが、
[[元年]]と表記するのが ([[日本語]]では) 一般的なようです。
[[元号]]のみならず、「[[西暦]]元年」など他の[[紀年法]]でも[[元年]]と表記されます。
[SEE[ [[元年]] ]]
[29] 桁数の多い年数となる[[紀年法]]では、一部省略して下位のみで表記することがあります。
[SEE[ [[2桁年号]] ]]
[EG[
[30] [[西暦]]1989年は、単に「89年」と表記されることがよくあります。
]EG]
[20] [[干支]]など[[数字]]によらない表記を用いる[[紀年法]]もあります。
[31] 下位桁のみの表記や[[干支]]のように、文脈がなければ[[年]]を一意に特定できない[[紀年法]]もあります。
[EG[
[32] [[干支]]による[[辛酉]]年は、[[西暦]]-659年かもしれませんし、
[[西暦]]1801年かもしれません。
]EG]
[21] 複数の[[紀年法]]による[[年号]]を併記することもあります。
[EG[
[22] 現代[[日本]]では、「平成28(2016)年」のように[[元号]]と[[西暦]]を併記することがあります。
]EG]
[EG[
[23] [[東アジア]]諸国では、歴史的に[[元号]]と[[干支]]を併記していました。
]EG]
[SEE[ 各紀年法の項 ]]
[SEE[ [[日時構成要素]] ]]
* 紀年法の選択
[38] どの[[紀年法]]を用いるかは、極めて[[政治的]]で[[宗教的]]な判断でもあります。
詳しくは[[暦]]を参照。
* 法令上の位置付け
[34] いくつかの[[紀年法]]は、採用している各国の[[法令]]で定義されています。
いくつかの[[国]]は、採用する[[紀年法]]を[[法令]]で明確に定義しています。
[SEE[ [[法定紀年法]] ]]
* 計算機システムにおける紀年法
[50] [[計算機]]向けの[[情報交換用]]の[[日時形式]]で[[年]]を持つもののほとんどは、
[[西暦]]を採用しています。
;; [36] [[Unix time]] など[[年]]を持たないものもあります。
[7] [[紀年法]]を指定する[[プロトコル要素]]については、
[[計算機システムにおける暦の指定]]を参照。
-*-*-
[51] [[人間]]向けの[[日時表示]]は、近代的な[[プラットフォーム]]では、
[[利用者]]の[[ロケール]]設定により表現方法を変更できるのが一般的です。
[52] [[日本]]のように複数の[[紀年法]]が用いられる場合、[[利用者]]の設定で選択できることが多いです。
[53] ただ、現実的には、
[[西暦]]と[[和暦]]を併記したい、
[[アプリケーション]]がこの場所は[[西暦]]、この場所は[[和暦]]、
といった細かな要求はなかなか[[プラットフォーム]]レベルの[[ロケール]]機構では対応できていません。
従って[[プラットフォーム]]に委ねず[[アプリケーション]]側で個別に対応している
(あるいはしていなくて困る) ことも多いです。
* メモ
[1] [CITE@ja[紀年法 - Wikipedia]]
([TIME[2016-01-19 18:59:00 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%80%E5%B9%B4%E6%B3%95>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[2] [CITE@ja[紀年法(きねんほう)とは - コトバンク]]
([[ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,世界大百科事典 第2版,日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及]] 著, [TIME[2016-02-08 10:57:52 +09:00]] 版)
<https://kotobank.jp/word/%E7%B4%80%E5%B9%B4%E6%B3%95-51302>
]FIGCAPTION]
> …独特なのは同僚制で,コンスル2名は同一権限の全く対等な立場にあり,干渉による公務差止めが互いに可能なので,ローマ市内では月番交替で執務し,戦地では1日交替とするか,任地を分けた。卓越した権限と権威のゆえに〈AとBがコンスルの年〉という紀年の定式(紀年法)が生まれ,コンスル就任日(3月15日。前153年から1月1日)を年初とした。…
]FIG]
[3] [CITE[紀年解読 ──『古事記』崩年干支と『日本書紀』紀年の比較による新たな古代史の試み]]
([TIME[2004-02-08 00:36:21 +09:00]] 版)
<http://www.h2.dion.ne.jp/~taki99/kodaisi02htm.htm>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE@ja[ローマ暦 - Wikipedia]]
([TIME[2016-01-22 18:51:41 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%9A%A6>
]FIGCAPTION]
> 最初のころはそれぞれの年に番号をつけることはしなかった。必要なときは、毎年年初に就任する2名の執政官の名前を並べて呼んだ。執政官は共和政における最高の役職であり、共和政ローマの元首でもあった。
> 「紀元前205年」を古代ローマ風に書くと、「執政官プブリウス・コルネリウス・スキピオ・アフリカヌスとプブリウス・リキニウス・クラッススが治めた年」。
> 共和政末期になってから、紀元前753年のローマ建設からの通算年である、A.V.C.という年号が使われた。当時はUとVは同じ音価を持っていたので、A.U.C.と書かれていることもある。
> さらに後、ユリウス暦時代になってから、皇帝ディオクレティアヌス(284年即位)からの紀元である「A.D.」が使われた(ディオクレティアヌス紀元)。A.D. は、我らの主の年、という意味の略語である。この「A.D.」は現在のキリスト紀元の「A.D.」とは関係ないことに注意する必要がある。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[5] [CITE@ja[ローマ暦 - Wikipedia]]
([TIME[2016-01-22 18:51:41 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%9A%A6>
]FIGCAPTION]
> 一方、東ローマ帝国では、6世紀まで執政官で年代を記していたが、541年には執政官制度が廃止されてしまった。このため、前述のインディクティオを用いるようにしたが、インディクティオは15年で一周するために、ただ「第3インディクティオ」といっても複数あって、長期に効力を発する法律や勅令、行政文書などには向かなかった。やがて皇帝の在位年数で数えるようになったが、結局これも定着せず、10世紀の皇帝レオーン6世の時代になると世界創造紀元(紀元前5509年に当たる年を神が天地を創造した年とし、これを元年とするもの)が採用されるようになり、インディクティオと併用されるようになった。世界創造紀元はロシアなどの正教会諸国でも近代に至るまで使用されていた。
]FIG]
[9] [CITE[紀元・暦法を集めるスレ]]
([TIME[2016-03-13 01:47:41 +09:00]] 版)
<http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/whis/1044889496/>
[8] [CITE@ja[ガイウス・ユリウス・カエサルの著作/ラテン語の紀年法 - Wikibooks]]
([TIME[2016-06-19 01:42:34 +09:00]])
<https://ja.wikibooks.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%91%97%E4%BD%9C/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E%E3%81%AE%E7%B4%80%E5%B9%B4%E6%B3%95>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE[Mule Software - 改暦のはざまで]]
([TIME[2015-03-14 09:30:33 +09:00]])
<http://hp.vector.co.jp/authors/VA004777/strn/1501.html>
]FIGCAPTION]
> Windows 7の設定を和暦表示にして、カレンダーで1989年1月7日を表示させると昭和64年1月のカレンダーが7日までしか表示されないし、1月8日にすると平成1年1月が8日以降しか表示されない.
]FIG]
[55]
<https://sucra.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=15154&file_id=24&file_no=1>
[73] [CITE@ja[あび卯月さんのツイート: "タモリ「西暦がページ数だとすれば、元号は章だと思いますね。それがあるということは、切り替えができますよね。」 タモリさんが云うように、日本人は改元によって時代を区切ることが出来る。私は幸福なことだと思う。"]]
([TIME[2019-05-03 13:50:01 +09:00]])
<https://twitter.com/abiuduki/status/1123257107434729473>
[74]
なるほどいいたとえ。
[75]
ページ数の方が探しやすいと思いがちだけど、
改版であっさり変わってしまう危うさまでうまくたとえられている。
現代日本人は西暦が不変で普遍だと思いがちだけど、
この200年で[[干支]]、[[皇紀]]、[[西暦]]と2回も改められている上、
廉価版 ([[西暦2桁年号]])、
外国版 ([[民国紀元]]、[[仏滅紀元]]、[[イスラム暦]]など)、
電子書籍版 ([[整数時刻系]])
など多種多様なのだよね。
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[81] [CITE@ja[国際日本文化研究センター学術リポジトリ]]
([[佐藤正幸]]著, [TIME[2019-12-11 16:03:01 +09:00]])
<https://nichibun.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=759&item_no=1&page_id=41&block_id=63>
]FIGCAPTION]
> <共同研究報告>日本における紀年認識の比較史的考察
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[82] [CITE@ja[【改元記念連載】「ホモ・ヒストリクスは年を数える」筆者インタビュー 佐藤正幸・山梨大学名誉教授(THE PAGE) - Yahoo!ニュース]]
([TIME[2019-12-11 16:14:33 +09:00]])
<https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00010000-wordleaf-cul>
]FIGCAPTION]
> 先にお話ししたオスロの会議で、このような話をしたのですが、それまで欧米の歴史家はほとんどこうしたことを考えたことがなく、興味を持たれました。
> Q:元号と干支、そして西暦を自然に使いこなしている日本で育ったからこそ、このような着眼点を得ることができたのでしょうか。
> A:そうだと思います。キリスト教紀年だけではない、ということを知っていたからでしょうね。
]FIG]