752.txt

[1] 
[[人工言語]]の多くは[[日時]]の表現を定めています。
くわえて、独自の[[暦法]]を定めている[[人工言語]]や[[人工文字]]もあります。


[44] 
[[人工言語]]に関係して[[独自の世界][創作世界]]が作られていることがありますが、
それに伴って[[暦法]]が決められていることが多いです。
そうではなく[[現実世界]]の[[時間軸]]で使う[[暦法]]が作られていることもあります。
独自世界と現実世界が曖昧に融合していることもあります。
(つまり[[架空の日時]]の性質が高いものから[[現実世界]]で実用されるものまで、
[[グラデーション]]があります。この点、[[ゲーム内時間]]とも似ています。)

[FIG(short list)[ [45] [[人工言語]]や[[人工文字]]の[[暦法]]

- [[メル暦]]
- [[ノジ暦]]
- [[Musa]]
- [[シャレイア語の日時]]
- [[想界暦]]
- [[エシュガル語文化圏の日時]]
- [[彼水数]]
- [[Cel歴]]
- [[川音紀元]]
- [[ミュソン暦]]
- [[地球民暦]]
- [[希顶语の日時]]

]FIG]

[4] 
多くは独自の[[紀年法]]を定めています。社会全体から見れば[[私年号]]に類するものといえます。
[SEE[ [[現代日本の私年号]] ]]


[46] 
類似したものに、[[マイクロネーションの日時]]があります。
[[マイクロネーション]]と[[人工言語]]では、[[日時制度]]が[[国]]に付随するか、
[[言語]]に付随するかという違いがあります。しかしそれも程度問題です。
明確に区別できるというよりは、当事者の認識 (属するコミュニティーの違い)
によるところが大きいのかもしれません。
敢えて言うなら、[[マイクロネーション]]は地理的に[[現実世界]]に位置し、
[[人工言語]]系[[空想世界]]の国家は架空の[[空間]]に位置することが多いようです。
[[時間軸]]は、[[マイクロネーション]]も[[人工言語]]系[[空想世界]]も、
現実世界ベースのものもあれば、架空世界のものもあります。


[3] 
むしろ架空性はほとんどなくて、
[[言語]]の合理的な設計の一環として一体化したコンセプトで[[暦]]を設計するようなものもあります。


[5] 
[[ハイリア暦]]のように、
[[架空世界]]志向から[[現実世界]]志向への[[言語]]の方針転換に伴って、
[[地球]]環境に近づける[[改暦]]が行われた事例もあります。




[2] [[架空の日時]]も参照。






[6] [CITE@ja[雰界の暦 - 雰界資料集 - atwiki(アットウィキ)]]
([TIME[2023-05-11T14:11:49.000Z]])
<https://w.atwiki.jp/funworld/pages/15.html>

[7] [CITE@en-US[フュトルで使用する暦法 - Migdal]], [TIME[2023-05-11T14:17:13.000Z]] <https://migdal.jp/:en-US/a_i/-%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%A7%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9A%A6%E6%B3%95-5dkp>


[8] [CITE@ja[世界 | nagili]], [TIME[2023-07-04T05:09:47.000Z]] <https://maykloaayukawa.wixsite.com/nagili/world>

> 凪国では、暦として【選暦】を用いている。