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[1] [TIME[平成31年 (2019年) 5月1日][2019-05-01]]、
[[新天皇][天皇陛下 (徳仁)]]への[[譲位]]と共に[[[RUBY[令和][れいわ]]][令和]]
([[Reiwa]] [SRC[>>531]]) に[[改元]]されて[TIME[令和元年5月1日][2019-05-01]]となりました。
[SEE[ 令和の時代については[[令和]] ]]
* 改元
[65] [[平成時代の天皇陛下][天皇陛下 (明仁)]]の[[ご退位][譲位 (平成時代)]]により、
[[皇太子殿下][皇太子殿下 (徳仁)]]がご[[即位]]されることとなり、
[[元号法]]の定めにより[[改元]]されることとなりました。
[SEE[ 改元一般については[[改元]] ]]
[388]
[TIME[平成31年4月1日][2019-04-01]]、
[[日本政府]]は新元号を[[令和]]と決定し、発表しました。
[389]
[[令和]]は[CITE[万葉集]]所収の[[梅花]]の[[和歌]]に因んでいます。
[REFS[
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[379] [CITE@ja[インターネット版官報]] ([TIME[2019-04-01 14:13:58 +09:00]]) <https://kanpou.npb.go.jp/20190401/20190401t00009/20190401t000090001f.html>
]FIGCAPTION]
>
[BOX(set)[
[BOX(left)[
1 平成31年4月1日 月曜日
]BOX]
[BOX(center)[
官報
]BOX]
[BOX(right)[
(号外特第9号)
]BOX]
]BOX]
>
[BOX(vertical)[
[WEAK[明治二十五年三月三十一日]]
[WEAK[第三種郵便物認可]]
官報 [YOKO[(号外)]] [YOKO[[WEAK[独立行政法人国立印刷局]]]]
[BOX(center)[
政令
]BOX]
元号を改める政令をここに公布する。
[BOX(indent)[
御名 御璽
[BOX(indent)[
平成三十一年四月一日
]BOX]
]BOX]
[BOX(right)[
内閣総理大臣 安倍 晋三
]BOX]
[B[政令第百四十三号]]
[BOX(indent)[
元号を改める政令
]BOX]
内閣は、元号法 (昭和五十四年法律第四十三号) 第一項の規定に基づき、この政令を制定する。
元号を令和に改める。
[BOX(indent)[
[B[附則]]
]BOX]
この政令は、天皇の退位等に関する皇室典範特例法 (平成二十九年法律第六十三号) の施行の日 (平成三十一年四月三十日) の翌日から施行する。
[BOX(right)[
内閣総理大臣 安倍 晋三
]BOX]
[BOX(center)[
告示
]BOX]
[B[○内閣告示第一号]]
元号を改める政令 (平成三十一年政令第百四十三号) の規定により定められた元号の読み方は、次
のとおりである。
[BOX(indent)[
[RUBY[令和][れいわ]]
]BOX]
[BOX(indent)[
平成三十一年四月一日
]BOX]
[BOX(right)[
内閣総理大臣 安倍 晋三
]BOX]
]BOX]
]FIG]
]REFS]
** 初年度の取扱い
[71]
[TIME[平成31年4月1日][2019-04-01]]から[TIME[令和2年3月31日][2020-03-31]]までの[[年度]]は、
「[[平成31年度]]」として始まり、[TIME[令和元年5月1日][2019-05-01]]以後
「[[令和元年度]]」と改称されることとなりました。
[SEE[ [[年度と改元の関係]] ]]
** 祝日
[105] 即位の日などいくつかの[[日]]が[[祝日]]となります。
[106] 退位特例法による[[祝日法]]の[[改正]]に伴い、
[[天皇誕生日]]が変更されます。
このため[TIME[平成31年][year:2019]]は[[天皇誕生日]]が一度も存在しない[[年]]となります。
** デマ
[SEE[ [[安久]] ]]
* 手話
[885]
[[手話]]での表現は[TIME[新元号発表翌日][2019-04-02]]に公表されました
[SRC[>>597]]。
* 書籍
[REFS[
- [1069]
[CITE[[DFN[[RUBY[令和][れいわ]] 改元の舞台裏][令和 改元の舞台裏]]]],
毎日新聞「代替わり」取材班,
[TIME[二〇一九年六月十五日][2018-06-15]]発行
-- [1066] [CITE@ja-jp[[[令和 改元の舞台裏]] | [[毎日新聞]]「代替わり」取材班 |本 | 通販 | Amazon]] ([TIME[2019-09-16 09:29:19 +09:00]]) <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4620325910/wakaba1-22/>
]REFS]
[1067]
[CITE[毎日新聞]] の関係記事を再編集したもの。
[[国立公文書館]]公文書研究官の[[尼子昭彦]] ([TIME[平成30年5月][2018-05]]没)
を軸に話を展開させている。
[1068]
[CITE[毎日新聞]]
本紙の編集ルールのまま書籍化したのでしょうが、
内容の性質上[[日付]]が頻出し、
[[縦書き]]で1文字ずつ直列の4桁[[西暦年]]と[[縦中横]]の[[2桁西暦年][西暦2桁年号]]が混在していて非常に読みにくい。
[[元号]]を話題に扱っているにも関わらず原則が[[西暦年]]表記なのも、
[[平成改元]]や[[令和改元]]との時間の関係をわかりにくくしていて、
とても理解しづらくしている。
本文内容は興味深いのに、
こんなつまらない編集上の配慮の無さで価値を落としている。
;;
[1070]
[[奥付]]の[[日付]]は[[縦書き]]で[[漢数字]]。
ここだけ普通の[[縦書き]]書籍の表記ルール?
出版社は[[毎日新聞出版]]。
[1166]
最後に唐突に[[沖縄返還]]関係の話が展開されているのが謎。
[CITE[毎日新聞]]
に掲載された記事でも、例えば[[平成改元]]関連のものは収録されておらず、
紙面に制約があったとすれば時代も内容も近いそちらを優先するべきだったのではなかろうか。
(制約がないなら[[沖縄]]の話もあっていい。これはこれで興味深かった。)
[SEE[ 関連記事: [[光文事件]]、[[琉球の元号]] ]]
[REFS[
- [1135]
[DFN[[CITE[ドキュメント「令和」制定]]]],
[[日本テレビ]]政治部,
[TIME[2019年7月10日][2019-07-10]]発行
]REFS]
[1136]
[[生前退位]]発表から[[改元]]まで、
政治部記者目線で出来事が綴られています。
記者は複数なのでしょうが (巻末に名簿があります)、
一人の記者の目線で追体験できるようなストーリーとして綴られていて、
たいへん読みやすかったです。
[1137]
こちらの本も基本は[[西暦]]表記なのですが、
毎日新聞の本のような読みにくさは不思議と感じませんでした。
毎日新聞の本のように時系列があちこち飛ばないのと、
西暦の2桁と4桁の混在がなく、すべて4桁で統一されているが原因でしょうか。
「60年安保」や「90年代」のような2桁[[縦中横]]の単語がありますが、
[[日付]]はすべて1文字ずつ直立の4桁[[西暦年]]です。
必要に応じ得て「1977(昭和[YOKO[52]])年」 (「52」のみ[[縦中横]])
のように[[元号年]]が併記されていました。
[1138]
政治部というだけあり、官邸周辺の動きが中心です。
[[改元]]だけでなくその序章ともいうべき[[生前退位]]問題も扱っているのですが、
退位が決まった後は[[改元]]をめぐる動きだけを扱っています。
[[改元]]以外の[[譲位]]関連儀式のことはでてきません。
この辺でテーマにぶれがあるのではないかと思わないでもありません。
[1139]
最後の章は[[一世一元]]をテーマにしていて、[[水戸史学]]や[CITE[元号法]]制定が取り上げられています。
尊皇イデオロギーと元号の関係に切り込もうとしているようで、
興味深い視点だとは思いましたが、
ディープなところまで踏み込んではおらず、
政府批判を展開するわけでもなく、
何が言いたかったのかよくわからない、
消化不良感がありました。
蛇足だったような気もします。
[REFS[
- [1181]
[DFN[[CITE[秘録 退位改元 [WEAK[官邸 VS. 宮内庁の攻防1000日]]]]]],
[[朝日新聞]]取材班,
[TIME[2019年10月30日][2019-10-30]] 第1刷発行
-- [1191] [CITE@ja-jp[[[秘録 退位改元 官邸VS.宮内庁の攻防1000日]] | 朝日新聞取材班 | 社会・政治 | Kindleストア | Amazon]], [TIME[2020-08-12 11:13:37 +09:00]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07Z64MY17/wakaba1-22/>
]REFS]
[1182]
[CITE[朝日新聞]]
記事を加筆再編集したものだというが、
他書のような寄せ集め感は薄く1冊の本としてちゃんと編集されている。
[1183]
題名の通り退位と改元を2大テーマとしている。
改元目線で見ると半分は退位の話だとどうかと思ったが、
退位決定の経緯は改元日決定と深く関係しているから、
案外この構成は正しいかと思った。
[1184]
ただ分量は半々なのでどちらも不完全燃焼感はないでもない。
前半は譲位の意向が示されたところから退位の日取りが決まる所まで、
おおむね時系列順。
後半はいきなり新元号発表の日に飛んでスタートして、
以後時系列ぐちゃぐちゃで似た話題ごとにまとめて提示されていく。
途中でいきなりスタイルが変わるし、
取材に行った記者の言動が推理小説風(?)に説明される節が何度か急に挟まったりしてびっくりする。
寄せ集めにはなっていない、という感想は訂正したくなるかもしれないw
[1186]
他書と比べても改元部分は内容が薄い気がしないでもない。
時系列順にしていないのはそれが明白になってしまうからか、
と穿った見方もしたくなる。
巻末に資料として退位特例法や報告書がいくつか全文掲載されているが、
元号関係の資料は1つも掲載されていない。
[1185]
題名が示すとおり、
政治部の記者が政府内の対立を面白おかしく書きたいというのが狙いらしい。
帶の宣伝文は本文から
「宮内庁サイドに翻弄され続けてきた官邸は、猛然と巻き返しを図り、主導権を奪い返そうとしていた。」
というところを引用していて、
そういう権力闘争が推しポイントらしい。
[1187]
[[朝日新聞]]らしい政権批判とかで塗り固められた本になってないかと敬遠していたのだけど、
たまに散りばめられている程度で、思ったより普通だった。
と安心させておいて、
退位と改元の一通りの話題が終わった後、
[CSECTION[象徴とは]]
という章がわざわざあってそこに凝縮されていた笑
他書も最後にまとめの章を置いて、そこで独自性を出そうとしているのか。
[1188]
どの本も政治部の記者が政府の動きをまとめる形になっていて、
その他の視点がほとんどない。
新元号の学術的観点からの考察とか、
新元号発表を受けた国民の反応とか。
退位の話題を扱っていても、
退位決定までの経緯がほとんどで、
譲位関連行事の検討や譲位・改元関連の国内の反応や行事、
諸外国の反応などはない。
改元に伴うシステム改修なども課題として出てくるだけでそれ以上の詳細が全然出てこない。
紙面ではそういう多様な話題を扱っているはずなのに、
そうした総合メディアの強みを捨てて権力闘争みたいなところしか書かないのは、
もったいないのではないか。
(でもこれ以上話題を詰め込むと全何巻になるかもわからんか。)
[1189]
[[年号]]は[[西暦年]]4桁を1文字ずつ正立させて[[縦書き]]しているが、
必要に応じて[[元号年]]を併記している。
引用文で原文が[[元号年]]のときは、引用文内に括弧書きで[[西暦年]]を補っている箇所もある。
[1190]
巻末の p.249 の後書きの署名には
「[YOKO[2]][YOKO[0]][YOKO[1]][YOKO[9]](令和元)年[YOKO[9]]月」 ([[縦書き]])
とあって、[[西暦年]]優先の編集方針は崩さなくとも[[元号年]]を併記しているのは好感が持てる。
[REFS[
- [1280] [DFN[[CITE[令和誕生[WEAK[退位・改元の黒衣たち]]]]]],
[[読売新聞]]政治部,
[L[発行]] [TIME[[L[2019年10月15日]]][2019-10-15]]
-- [1279] [CITE@ja-jp[令和誕生: 退位・改元の黒衣たち | [[読売新聞]]政治部 |本 | 通販 | Amazon]], [TIME[2021-08-02T08:03:18.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103390182/wakaba1-22/>
]REFS]
[1281]
[CSECTION[[V[はじめに]]]]
は
「[TIME[[V[令和元年 ([YOKO[2]][YOKO[0]][YOKO[1]][YOKO[9]]年) [YOKO[10]]月]]][2019-10]]」
[SRC[p.4]]、
[CSECTION[[V[おわりに]]]]
は
「[TIME[[V[令和元年 ([YOKO[2]][YOKO[0]][YOKO[1]][YOKO[9]]年) [YOKO[10]]月]]][2019-10]]」
[SRC[p.253]]。
[L[発行]]は即位の日の1週間前。
[1282]
著者は政治部。
「[V[新元号の制定に[BR[]]いたる政府内の駆け引きや暗闘に関するものに的を絞って]]」、
紙面掲載以後も
「[V[相当な手間をかけて追加取材も行い]]」、
「[V[他の書籍とは違った面白さを読者に感じ]]」
させられる
「[V[「令和」をめぐる包括的なドラマ]]」
に仕上げたと自負する通り
[SRC[pp.1-4]]、
記事の再編集ではなく全面的に書き起こして[[令和改元]]の過程を細部まで記述したものとなっています。
マスコミ各社の改元本の中で最も情報量が豊富でありながら、
一番読みやすくまとめられているのではないでしょうか。
[1283]
[[改元]]を軸にストーリーは展開されますが、
[[生前退位]]の[[お気持ち]]の表明から退位特例法の成立までの流れにも1章が割かれています。
退位と改元をセットにした本は他にもありますが、
改元をメインにその発端として退位の経緯にも迫るバランス感は本書が秀でているように感じられました。
[1284]
他書は最後のまとめ代わりに取って付けたような別の話題が差し込まれていたりしますが、
本書の場合は皇位継承問題です。
改元に的を絞ったという編集方針からすれば、
やや軸がぶれた感が否めません。
書きたかったことを書いたのでしょう。
本書が即位の日の前に出版されたことからわかる通り、
特例法成立以後の退位・即位関連の事項には触れられていませんし、
新元号に対する社会の反応や10連休中のできごとにはあまり言及がありません。
政治部の取材対象範囲から外れるというのもあるのでしょう。
[1285]
前書き、後書きの日付は[[元号]]に[[西暦年]]の併記で、
[[元号]]の書籍に相応しい表記です。
本文はほとんどすべてが[[西暦]]で、
数箇所例外的に[[元号]]があるくらいです。
4桁なら1文字ずつの[[縦書き]]、
2桁なら[[縦中横]]の[[欧州数字]]表記が、
適宜使い分けられています。
[CITE[読売新聞]]基準なのか[[新潮社]]基準なのか筆者ら独自の基準なのかわかりませんが、
他書のような不自然感はありませんでした。
ただし[[平成時代]]のいつ頃の出来事なのか[[西暦年]]ではわかりにくいのは他書と同じ。
前書き、後書きのように併記にするわけにはいかなかったのでしょうか。
[1286]
p.251 ([[読売新聞]]東京本社政治部次長[[川上修]])
>
[VRL[
デジタル全盛の[YOKO[21]]世紀にあって、[YOKO[1]][YOKO[4]][YOKO[0]][YOKO[0]]年近い歴史を持つ日本の「元号」は、アナログ[BR[]]を象徴するような存在と言える。私たちも日ごろ、元号を意識することはあまりない。
しかし、今回の取材を通じて、元号は今もなお、日本人の心の中に深く根を張っているこ[BR[]]とを思い知らされた。
]VRL]
[1287]
「[[アナログ]]」?
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]によると [SRC[>>1288]]、
>[SNIP[]]連続した量(例えば時間)を他の連続した量(例えば角度)で表示すること。[SNIP[]]エレクトロニクスの場合、情報を電圧・電流などの物理量で表すのがアナログ、数字で表すのがデジタルである。
>[SNIP[]]
>二元的な価値観を「デジタル」と呼び、これに対して三元や六元(二つでも三つでも割り切れる)の価値観を「アナログ」と呼ぶ用例がある。
-
比喩的に、物事を二つだけで割り切らず、三つでも割り切る人を「アナログ人間」と呼ぶことがある(この呼称は誤用の意味で用いられることもある)。
-情報機器の入出力では、人間の知覚以上に多段階で入出力できるものをアナログと呼ぶ[SNIP[]]
-アナログの「類似・相似」という本来の意味から、あるホルモンと同等の働きをする物質や、ある医薬品と類似した医薬品のこともアナログと呼ぶことがある。[SNIP[]]
[1289]
さて、[[元号]]のどのあたりが「アナログ」なのでしょう。
「象徴するような存在」
というからには、
この説明のど真ん中くらいに違和感なく置けるものですよね?
そんな存在だと断言するからには、
[[新聞記者]]の秀逸な言語センスを生かした高度な比喩ではなく、
誰もが納得できるような解釈が、あるのですよねえ・・・?
[1290]
[[時刻]]を[[年数]]で数える[[紀年法]]は、[[元号]]も含め、
[[デジタル]]の代表例に挙げてもいいくらいなのでは・・・。
[REFS[
- [1288] [CITE@ja[[[アナログ]] - Wikipedia]], [TIME[2021-07-31T06:07:30.000Z]], [TIME[2021-08-02T08:39:02.511Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%AD%E3%82%B0>
]REFS]
[1291]
「私たちも日ごろ、元号を意識することはあまりない。」
というのも不思議です。
「私たち」とは誰のことでしょう。
次の段落を先読みすると[[日本人]]全体を指すのかな?と思ってしまいますが、
[[日本人]]を主語にしたらこの文は成り立ちません。
[1292]
それでは著者である[[読売新聞]]政治部のことでしょうか。
政治部の記者なら、政府の省庁の文書を読んで記事を書くことも多いでしょう。
そこには平成[VAR[何]]年[VAR[何]]月、平成[VAR[何]]年度と書かれているはずです。
しかも[CITE[読売新聞]]はなぜか必ず[[西暦年]]に書き換えて記事にするので、
[[元号]]と[[西暦]]の関係を日常的に気にしているのではないでしょうか。
[1293]
あるいはここでいう「元号を意識」には、
[[元号]]を読み書きするレベルのことは含めていないのかもしれません。
[[元号]]の歴史を研究したり、
新元号を考案したりする日々を送ることを言っているのなら、
確かにそんな[[日本人]]は数えられるくらいしかいないでしょう。
[1294]
もしかすると、
[[元号]]と[[西暦]]を頻繁に変換して記事を書く高度に訓練された[CITE[読売新聞]]記者は、
いちいちそれを「意識」しなくても済むレベルに至っているのかもしれません。
[REFS[
- [1269] [CITE[[DFN[元号「令和」 ―改元と皇位継承―]]]],
[[飯田泰士]],
[L[2019年 7月28日 初版第1刷発行]]
-- [1270] [CITE@ja-jp[元号「令和」-改元と皇位継承 | 飯田 泰士 |本 | 通販 | [[Amazon]]]], [TIME[2021-07-28T11:42:03.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4909542183/wakaba1-22/>
]REFS]
[1271]
「[L[[TIME[平成31年4月2日][2019-04-02]]に脱稿した原稿を書籍化したもの]]」
[SRC[>>1269 p.12]]。
[CSECTION[[L[あとがき]]]]に[L[[TIME[平成31年4月20日][2019-04-20]]]]までの記述あり
[SRC[>>1269 p.107]]。
[1272]
他の類似書が[[マスコミ]]の編著で政治的駆け引きを面白おかしい読み物としているのに対し、
本書は[[法令]]や政府の公開文書を中心に正式な決定の解釈とそこに至る過程をまとめています。
記者がコネで政治家や官僚から入手した内部情報が反映されていない点は他書に劣りますが、
そうした第三者が検証不能な真偽不明の情報は掲載せず、
かわりに正確な情報を幅広く集めているのは大きな長所でしょう。
(本書や他書を比較すれば明白ですが、マスコミの各書は各社のストーリーから逸れる出来事や細かい (けど重要な) ことがごっそり抜けていたりします。)
[1273]
著者は近年の法令に関する時事的な話題を解説する書籍を多数執筆しているようで、
本書も法学寄りの視点からの解説です。
[[令和改元]]の関係が中心で、歴史学的、法制史的な解説はほとんどありません。
[1274]
本書の本文は新元号発表の翌日までに書き上げられたものということで、
[CSECTION[あとがき]]まで含めても肝心の[[改元]]を迎える前で情報が止まっています。
なんとも中途半端な気がしますが、逆に貴重なのかもしれませんw
[1275]
本文中の[[日付]]は基本的に[[元号年]]が使われ、
補足的に[[西暦年]]が書かれている部分もあります。
([[引用文献]]も基本的に[[元号年]]で統一。)
しかし改元以後の日付を書いた部分や、
改元前後にまたがる日付が連なる部分は[[西暦年]]が書かれています。
[[令和]]発表後に書かれたらしい部分は令和[VAR[何]]年の表記もあります。
[1278]
[[奥付]]および同じ頁の[CSECTION[著者紹介]]の書籍リストは[[西暦年]] (生誕年等記載なし)。
* 延長年号
[1163]
[[令和改元]]以後の[[平成]]の[[元号]]の利用継続については、
[[平成の延長年号]]を参照。
* 関連
[SEE[ 前の改元については[[平成改元]] ]]
[62] [[年内連番と改元の関係]]も参照。
[FIG(amazon)[
新元号
]FIG]
* 歴史
** 譲位決定
[2] [[天皇陛下の退位 (平成時代)]] を参照。
[REFS[
- [1118] [CITE[天皇の退位等に関する皇室典範特例法]]
(および附帯決議), [TIME[2018-03-22 15:14:59 +09:00]] <https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/193/pdf/k031930661930.pdf>
]REFS]
[1266] [CITE@ja[エンジニアに激震 「元号変更か」に「怯える」: J-CAST ニュース【全文表示】]],
2016年07月14日17時35分,
[TIME[2021-07-13T08:25:55.000Z]] <https://www.j-cast.com/2016/07/14272551.html?p=all>
[1265] [CITE@ja[こんな新元号は嫌だ―「和民」「文春」... 「退位」報道でネット大喜利状態: J-CAST ニュース]],
2016年07月14日18時29分,
[TIME[2021-07-13T08:24:05.000Z]] <https://www.j-cast.com/2016/07/14272564.html>
** 改元準備
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[125] [CITE@ja[【天皇陛下の譲位】新元号は平成31年元日から 皇室会議を経て閣議決定へ 法案提出は今年5月連休明け(1/2ページ) - 産経ニュース]]
([[SANKEI DIGITAL INC.]]著, [TIME[2017-01-10 11:52:10 +09:00]])
<http://www.sankei.com/politics/news/170110/plt1701100002-n1.html>
]FIGCAPTION]
> 具体的には、平成31年元日、国事行為である「剣璽等承継の儀」(三種の神器等引き継ぎ)と「即位後朝見の儀」(三権の長らの初拝謁)を宮中で行い、官房長官が速やかに新元号を発表する方向で検討している。
> 皇位継承に伴う重要儀礼である大嘗祭は、準備に半年以上を要するため、平成31年11月にずれ込む見通し。皇位継承を内外に示す国事行為「即位礼正殿の儀」は大嘗祭の前に行われるという。
]FIG]
[4] [CITE[2019年元日から「新元号」? 産経・毎日が報道、菅官房長官は「承知していない」 : J-CASTニュース]]
( ([TIME[2017-01-11 02:17:12 +09:00]]))
<http://www.j-cast.com/2017/01/10287707.html>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[5] [CITE@ja[19年元日に新天皇即位、元号は半年前までに : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)]]
( ([TIME[2017-01-11 11:12:35 +09:00]]))
<http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170110-OYT1T50130.html>
]FIGCAPTION]
> 新元号は改元の半年以上前に公表する方向だ。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[6] [CITE[「1月1日の即位は難しい」宮内庁次長が見解 | NHKニュース]]
([[日本放送協会]]著, [TIME[2017-01-17 18:11:23 +09:00]])
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170117/k10010842741000.html?utm_int=news_contents_news-main_001>
]FIGCAPTION]
> そして、元号を改める改元も、元日にはできないということにつながる考え方だと述べました。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[7] [CITE@ja[「元日即位だと不眠不休になる」 宮内庁から異論も:朝日新聞デジタル]]
([TIME[2017-01-18 12:31:42 +09:00]])
<http://www.asahi.com/articles/ASK1K5QJMK1KUTIL041.html>
]FIGCAPTION]
> 政府内では改元時期の候補として天皇誕生日の12月23日や新年度の4月1日も挙がる中、カレンダーなどの印刷物やコンピューターのシステム改修など国民生活への影響を最小限に抑えるための「元日改元」が有力視されている。官邸幹部は「きりのいいところで改元するというのが、一つの考え方だ」と話す。改元に伴う社会の混乱を避けるため、新元号は、皇太子さまの即位よりも前倒しして発表する方向で検討している。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[9] [CITE[退位に向けた特例法案 退位は法律の施行日に | NHKニュース]]
( ([[日本放送協会]]著, [TIME[2017-04-13 19:01:57 +09:00]]))
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170413/k10010947511000.html?utm_int=news_contents_news-main_001>
]FIGCAPTION]
> 皇位の継承に伴って新たな元号を定める政令については、行政手続法の意見公募手続等に関する規定は適用しないとし、国民から意見を求める、いわゆるパブリックコメントは行わないことも盛り込まれる見通しです。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE[退位 付帯決議に“女性宮家の検討”明記で大筋合意 | NHKニュース]]
([[日本放送協会]]著, [TIME[2017-05-30 20:23:14 +09:00]])
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170530/k10011000521000.html?utm_int=news_contents_news-main_002>
]FIGCAPTION]
> また、政府に対し、元号を改める場合には国民生活に支障が生じないようにするなど、万全の配慮を求めています。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[11] [CITE@ja[陛下、18年末にも退位=光格天皇以来200年ぶり-新元号、準備本格化:時事ドットコム]]
([TIME[2017-06-10 11:30:30 +09:00]])
<http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060901190&g=soc>
]FIGCAPTION]
> 一連の日程について、政府は「18年12月下旬に退位と即位、19年元日に改元」を軸に検討している。新元号は18年夏ごろに公表し、一定の猶予期間を置く方向だ。ただ、各種儀式の準備期間を確保するため、年度替わりに合わせた「19年3月末に退位と即位、4月1日に改元」とする案もあり、公布後に本格的な調整に入る。
]FIG]
[12] [CITE@ja[12月23日は祝日?焦るカレンダー業界 天皇退位巡り:朝日新聞デジタル]]
([TIME[2017-09-30 00:18:24 +09:00]])
<http://www.asahi.com/articles/ASK8Z3VP9K8ZPTIL006.html>
[13] [CITE@ja[【天皇陛下譲位】菅義偉官房長官、朝日新聞の「平成31年3月末譲位」報道を否定 - 産経ニュース]]
([[SANKEI DIGITAL INC.]]著, [TIME[2017-10-20 22:11:40 +09:00]])
<http://www.sankei.com/politics/news/171020/plt1710200037-n1.html>
[14] [CITE@ja[新元号、リストから極秘に選定へ 皇位継承儀式も模索:朝日新聞デジタル]]
([TIME[2017-10-21 15:22:02 +09:00]])
<http://www.asahi.com/articles/ASKBM54KNKBMUTFK026.html>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[15] [CITE@ja[天皇退位、19年3月か4月=来月1日に皇室会議 | ニコニコニュース]]
([TIME[2017-11-22 00:31:28 +09:00]])
<http://news.nicovideo.jp/watch/nw3085344>
]FIGCAPTION]
> 検討対象のうち、19年3月末退位とする案は、年度の切り替わりに合わせたもので、皇太子さまの天皇即位と改元は翌日の4月1日。もう一つの案は、同年4月に予定される統一地方選の終了後に設定するもので、4月末退位、5月1日改元とする。
> 新たな元号について、政府は前もって公表する方針だ。政府はこれまで、来年12月末退位、19年元日改元の選択肢も検討していた。しかし、年始には皇室行事が集中するため困難と判断したもようだ。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[16] [CITE@ja[天皇陛下、19年4月末退位・5月1日改元へ :日本経済新聞]]
([TIME[2017-11-23 13:52:07 +09:00]])
<https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23788490S7A121C1MM0000/>
]FIGCAPTION]
> 政府は天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に伴う新元号の施行時期について「2019年4月末・同5月1日」とする方向で最終調整に入った。新元号について実際の改元までの周知期間を設けるため、18年にも公表する方針だ。菅義偉官房長官は22日午前の緊急記者会見で、退位の時期決定に関する皇室会議を12月1日に開くと発表した。
> 皇室会議は12月1日の午前9時に宮内庁で開催する。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[17] [CITE[天皇陛下 再来年4月30日退位 皇太子さま5月1日即位 固まる | NHKニュース]]
([[日本放送協会]]著, [TIME[2017-12-01 19:59:49 +09:00]])
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171201/k10011242551000.html?utm_int=news_contents_news-main_001&nnw_opt=news-main_b>
]FIGCAPTION]
> 政府は年明けにも菅官房長官を長とする委員会を設置し、天皇陛下の退位や皇太子さまの即位の儀式などについて具体的に検討を始める方向で調整を進めているほか、元号を改める改元に向けた検討も進める方針です。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[18] [CITE@ja[【天皇陛下譲位】官邸、宮内庁そして皇室…水面下で続いた静かなる攻防 憲法4条の狭間で揺れた1年4カ月(3/4ページ) - 産経ニュース]]
([[SANKEI DIGITAL INC.]]著, [TIME[2017-12-02 07:06:40 +09:00]])
<http://www.sankei.com/politics/news/171202/plt1712020004-n3.html>
]FIGCAPTION]
> 官邸は、平成31年元日に譲位・改元する案を内々に決めていた。国民生活への影響を最小限にできる上、「元号離れ」を食い止められると考えたからだ。
> ところが、宮内庁は「元日は早朝から重要行事が続く」と反発した。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[19] [CITE[天皇陛下退位 再来年4月30日 正式決定 | NHKニュース]]
([[日本放送協会]]著, [TIME[2017-12-08 12:35:14 +09:00]])
<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171208/k10011250811000.html?utm_int=news_contents_news-main_002&nnw_opt=news-main_b>
]FIGCAPTION]
> 政府は元号を改める改元について即位と同じ再来年5月1日に行う方針で、今後、平成に代わる新たな元号の選定作業や公表時期などの検討も進めるものと見られます。
]FIG]
[20] [CITE[Request to reserve the code point for square Japanese new era name]]
(2017-12-19 National Body of Japan [TIME[2017-12-19 14:46:12 +09:00]])
<http://www.unicode.org/L2/L2017/17429-sc2-n4577-japan-new-era.pdf>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[21] [CITE[マイクロソフト「改元は極めて複雑な検討と作業が必要」 焦点は“合字” Unicodeに新文字登録が必要]]
([TIME[2017-09-16 03:10:21 +09:00]])
<http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1514009280>
]FIGCAPTION]
> 元号改正まで残り500日を切った。政府は2017年12月8日、天皇陛下の退位日を2019年4月30日に定める
> 政令を閣議決定。2018年中に新元号が公表され、2019年5月1日以降は新元号に変わる。
> 元号改正をにらんでITベンダーが顧客企業のシステムや自社製ソフトの影響調査に動き出した。
> 焦点の1つが元号を一文字にまとめて表示する「合字」の取り扱いだ。Unicodeに新元号の合字を
> 登録することが検討されている。日本マイクロソフトは合字の処理方法をはじめ、同社製品の元号に
> 関する影響を調べる。
> [SNIP[]]
> 「改元は極めて複雑な、非常に多くの検討事項や作業が必要になる」。日本マイクロソフトは改元に対応した
> システム関連作業についてこう指摘する。作業の一例として元号を表示する合字への対応を挙げる。
> 合字とは「㍻」「㍼」など、いくつかの文字を一文字で表示したものだ。
> 経済産業省 国際電気標準課によれば「新元号の合字にコードを割り当てる検討が始まっている」。
]FIG]
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[FIGCAPTION[
[22] [CITE@ja[新元号の選定「平成の手続きを踏襲」…首相 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)]]
([TIME[2018-01-09 12:42:10 +09:00]])
<http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180107-OYT1T50049.html?from=ytop_ylist>
]FIGCAPTION]
> 安倍首相は7日のNHKの番組で、天皇陛下の退位に伴う2019年5月1日の改元について、「新たな元号の選定は、平成の選定過程を踏まえながら進めていきたい」と述べ、平成に改元した際の手続きを踏襲する考えを示した。
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[23] [CITE@ja[新元号の公表時期 政府が年末以降で検討|日テレNEWS24]]
(2018年1月22日 10:22 [[日本テレビ]]著, [TIME[2018-01-26 21:29:40 +09:00]])
<http://www.news24.jp/articles/2018/01/22/04383529.html>
]FIGCAPTION]
> 第196通常国会が22日、召集された。政府は天皇陛下の退位に向けた準備を加速させる方針だが、平成に代わる新しい元号の公表時期について、今年の年末以降で検討していることが分かった。
> 新元号の公表時期について政府は、国民生活への影響に配慮する一方、できるだけ新天皇の即位の日に近づけたい考え。新元号の公表時期をめぐっては、官公庁のシステムなどへの影響を現在調べていて今年のできるだけ早い時期を求める声もあるが、政府内には「あまり早いと盛り上がらなくなる」との指摘が出て今年の年末以降で検討している。
]FIG]
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[FIGCAPTION[
[24] [CITE@ja[新元号の公表、今秋以降に 政府検討 :日本経済新聞]]
(2018/1/18 2:00 [TIME[2018-01-26 21:31:55 +09:00]])
<https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25802150X10C18A1MM8000/>
]FIGCAPTION]
> 政府は2019年5月1日の皇太子さまの即位に伴い改める新元号の公表時期について、18年秋以降とする検討に入った。国民生活に支障がでないよう改元まで一定の周知期間を設ける一方、即位と公表の時期が離れすぎないようにして祝賀ムードを高める。新元号は2文字とし、平易な漢字を用いる方針で、絞り込み作業を進める。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[25] [CITE@ja[新元号、公表は今年末以降に…改元まで期間短く : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)]]
([TIME[2018-02-16 14:21:35 +09:00]])
<http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180216-OYT1T50000.html>
]FIGCAPTION]
> 2019年5月1日の皇太子さまの即位・改元に向け、政府は、新元号を今年末以降に公表する方向だ。
> 元号公表から改元までの期間を短くする狙いがあり、来年に公表する案も含めて検討する。元号公表で新天皇に国民の関心が集まれば、天皇陛下と新天皇の「二重権威」が生じかねないとの懸念に配慮した。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[26] [CITE@ja[新元号案、二つのリスト存在?有力案「三つに絞り込み」:朝日新聞デジタル]]
(2018年3月4日20時33分 [TIME[2018-03-05 13:17:08 +09:00]])
<https://www.asahi.com/articles/ASL2S45M0L2SUTFK002.html?iref=com_alist_8_08>
]FIGCAPTION]
> 「ポスト平成」の新たな元号に向けた準備は、1989年1月8日に改元されて間もなく始まっていた。作業に携わった元政府関係者の証言をたどると、二つのリストの存在が浮かびあがってきた。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[27] [CITE@ja[新元号公表、来年2月以降=陛下即位30年式典に配慮-政府調整:時事ドットコム]]
([TIME[2018-03-06 20:43:00 +09:00]])
<https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030600905&g=ryl>
]FIGCAPTION]
> 菅義偉官房長官をトップとする式典準備委員会は先月20日、天皇陛下が来年1月7日に即位30年を迎えられることから、「在位30年記念式典」を同2月24日に東京都千代田区の国立劇場で開催すると決定。政府は式典前の新元号公表は適当ではないとの判断に傾いた。政府関係者の一人は「式典前に公表すれば、国民の意識が新天皇に移ってしまい天皇陛下に失礼だ」と語った。
> 政府は当初、元号を前年中に印刷しなければならないカレンダー業者などの事情を考慮し、新元号の年内公表を検討していた。しかし、新元号の賛否をめぐる議論の過熱が危惧される上、新天皇に関心が集まることで、天皇陛下との「二重権威」が生じかねないとの懸念も政府内に強まっていた。(2018/03/06-17:24)
]FIG]
[28] [CITE[Updates required for new Japanese era (imperial calendar) - plans for handling?]]
([TIME[2016-10-10 14:26:12 +09:00]])
<http://unicode.org/pipermail/cldr-users/2016-October/000525.html>
[29] [CITE[Encoding of character for new Japanese era name after Heisei]]
([TIME[2017-06-30 03:46:21 +09:00]])
<http://unicode.org/pipermail/unicode/2017-June/005577.html>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[30] [CITE[Recommendations to UTC #154 January 2018 on Script Proposals]]
(19 January 2018 [TIME[2018-01-24 05:12:53 +09:00]])
<http://www.unicode.org/L2/L2018/18039-script-adhoc-rec.pdf#page=25>
]FIGCAPTION]
> We agree reserving a code point for the new era would be prudent.
> [B[Recommendation]]: We recommend the UTC reserve U+32FF in the Enclosed CJK Letters and Months
> block for the new era name. When the official decision from Japan is made, the slot will be available for
> encoding the new character, in time for Unicode 12.0.
>
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[31] [CITE[Draft UTC 154 Minutes]]
(Revision date: February 1, 2018 [TIME[2018-03-06 21:26:58 +09:00]])
<https://www.unicode.org/L2/L2018/18007.htm#154-A15>
]FIGCAPTION]
> [154-A15] Action Item for Ken Whistler: Add U+32FF to the pipeline with the required status.
> [154-A16] Action Item for Ken Lunde: Reply to Tet Orita on the new Japanese era name.
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[32] [CITE[UTC 150 Minutes]]
(Revision date: February 08, 2017 [TIME[2018-03-06 21:30:05 +09:00]])
<https://www.unicode.org/L2/L2017/17016.htm>
]FIGCAPTION]
> B.4.1 New Japanese Era
> Discussion. UTC took no action at this time.
]FIG]
[33] [CITE@en[Bug 1555189 – glibc: The Japanese Era name will be changed on May 1, 2019 '''['''7''']''']]
([TIME[2018-03-18 15:38:47 +09:00]])
<https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1555189>
[34] [CITE@en[22964 – The Japanese Era name will be changed on May 1, 2019]]
([TIME[2018-03-18 15:38:53 +09:00]])
<https://sourceware.org/bugzilla/show_bug.cgi?id=22964>
[35] [CITE@en[Bug 1555930 – glibc: The Japanese Era name will be changed on May 1, 2019 '''['''6''']''']]
([TIME[2018-03-18 15:39:18 +09:00]])
<https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1555930>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[37] [CITE@ja[新元号の公表、来年2月24日以降に…政府検討 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)]]
(2018年03月31日 07時06分 [TIME[2018-04-06 17:28:58 +09:00]])
<http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180330-OYT1T50114.html>
]FIGCAPTION]
> 元号の発表時期を巡っては、政府は当初、官民のシステム改修など国民生活への影響を考慮し、改元の半年前をめどに公表する方向だった。しかし、調査した結果、システム改修が想定より短期間で対応できることが判明した。一方、早期に新元号を発表すると、新天皇に国民の関心が向かい、陛下と新天皇の「二重権威」が生じることへの懸念もあった。
> これを踏まえ、19年2月24日に東京都千代田区の国立劇場で開かれる「天皇陛下ご在位三十年記念式典」の開催後、陛下の公務に区切りがついた時期での公表が望ましいと判断した。
]FIG]
[38] 国民生活への影響を危惧した陛下の[[お気持ち]]を無視して二重権威とかわけのわからん理屈を持ち出す政府の馬鹿っぷりは置いといて、
元より[[元号]]システムはいつ[[改元]]されるかわからないものなんだから、
[[改元]]しないことを前提に新[[元号]]対応に時間も経費もかかる糞システム作ってる連中が困るのは、
自業自得というしかないな。
[39] つい30年前に[[改元]]があったばかりなのに、
[[日時]]の基本中の基本に迅速に対応できない糞システムを作ったり使ったりしている人々が、
千年以上続いている[[元号]]システムに文句をいうのはおかしいだろ。
[40] [CITE@ja[Japan New Era Name Support Blog – 日本マイクロソフトの新元号 (和暦) 対応に関するサポート情報のブログです]]
([TIME[2018-04-23 23:31:59 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/>
[41] [CITE@ja[新元号 改元のサポート ブログ – Japan New Era Name Support Blog]]
([TIME[2018-04-23 23:32:20 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/2017/09/07/%e6%96%b0%e5%85%83%e5%8f%b7-%e6%94%b9%e5%85%83%e3%81%ae%e3%82%b5%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88-%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/>
[42] [CITE@ja[新元号 改元の対応のプロセス – Japan New Era Name Support Blog]]
([TIME[2018-04-23 23:33:01 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/2017/09/12/%e6%96%b0%e5%85%83%e5%8f%b7-%e6%94%b9%e5%85%83%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%e3%81%ae%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%bb%e3%82%b9/>
[43] [CITE@ja[新元号への対応についてのアップデート – Japan New Era Name Support Blog]]
([TIME[2018-04-23 23:34:38 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/2018/04/02/%e6%96%b0%e5%85%83%e5%8f%b7%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88/>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[44] [CITE@ja[新元号への対応についてのアップデート – Japan New Era Name Support Blog]]
([TIME[2018-04-23 23:34:49 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/2018/04/02/%e6%96%b0%e5%85%83%e5%8f%b7%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%af%be%e5%bf%9c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88/>
]FIGCAPTION]
> 「㍾」、「㍽」、「㍼」はシフト JIS (CP932) へのマッピングを行っておりますが、「㍻」についてはマッピングを行っていないことから、新元号についても同様に実施されない見込みです。
]FIG]
[45] [CITE@ja[Windows 10 機能更新プログラム (2018 Spring Release) における元号のレジストリ更新について – Japan New Era Name Support Blog]]
([TIME[2018-04-23 23:36:16 +09:00]])
<https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/2018/04/20/rs4-registry/>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[46] [CITE@ja[元号は商標登録できるか 桑野雄一郎|コラム|骨董通り法律事務所 For the Arts]]
(2017年1月24日 [TIME[2018-01-22 10:42:35 +09:00]])
<http://www.kottolaw.com/column/001362.html>
]FIGCAPTION]
> 仮に新元号について商標登録出願がなされたとしても、新元号が決定した後は特許庁は改元後まで判断を保留し、改元後に「現元号」であることを理由に登録を認めないという判断をするのではないかと思います。
]FIG]
[47] [CITE[「労働基準行政システムの新元号対応等に係るアプリケーション プログラム改修業務一式(平成30年度開始)」 調達仕様書]]
([TIME[2017-12-25 09:59:42 +09:00]])
<http://www.mhlw.go.jp/sinsei/chotatu/chotatu/kankeibunsho/20171225-1/dl/20171225-01-01.pdf>
[49] [CITE@ja[「元号」に関する質問主意書]]
([TIME[2018-05-11 09:13:24 +09:00]])
<http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a193058.htm>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[50] [CITE@ja[衆議院議員奥野総一郎君提出「元号」に関する質問に対する答弁書]]
(平成二十九年二月二十一日受領 答弁第五八号 [TIME[2018-05-11 09:13:24 +09:00]])
<http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b193058.htm>
]FIGCAPTION]
> 静かな環境で御議論が進められているものと承知していることから、お答えすることは差し控えたい。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[51] ([TIME[2018-04-02 21:46:59 +09:00]])
<https://www.pmda.go.jp/files/000222760.pdf>
]FIGCAPTION]
> 元号改正による改修について、総合テストの環境を設定し、施行日から自動的に元号が切り替わる
> ことをテストすること。
>
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[52] [CITE@ja[2018年度5月分 入札公告 | 独立行政法人 国立青少年教育振興機構]]
([TIME[2018-05-12 16:16:16 +09:00]])
<http://www.niye.go.jp/about/announcement/bid/ippankyousou/21147679715ae9470fbaaf220180502140519.html>
]FIGCAPTION]
> 2018年5月2日
> 子どもゆめ基金助成金システム改修(元号対応)業務
> 入札公告
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[53] ([TIME[2018-05-12 16:20:51 +09:00]])
<https://www.ppc.go.jp/files/pdf/291012setsumei.pdf>
]FIGCAPTION]
> 検索時の日付指定時に、新元号をプル
> ダウン選択可能にする。
> ※プルダウン選択は、DB から抽出す
> る方式とし、今後、新元号発生時に
> DB への新元号追加と動作確認テスト
> のみで行えるようにする。
> [SNIP[]]
> 届出書(記入用)の改修により、日付入力欄の元号を新元号とすること。また OS
> の元号に関する関数を利用し、新元号発生時に改修が不要となるようにすること。
]FIG]
[54] [CITE@ja[新元号の公募に関する質問主意書:参議院]]
([TIME[2017-02-09 03:56:15 +09:00]])
<http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/193/meisai/m193012.htm>
[55] [CITE[平成30年2月5日付公告 入札公告:金融庁]]
([TIME[2018-02-13 17:57:27 +09:00]])
<https://www.fsa.go.jp/choutatu/choutatu_j/30/20180205-1.html>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[56] [CITE[政統発 0223 第4号 平成 30 年2月 23 日 都 道 府 県 知 事 各 指 定 都 市 市 長 殿]]
([[SYPTM]]著, [TIME[2018-05-12 16:34:11 +09:00]])
<https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:zSb4ruUpzYwJ:wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T180228U0010.pdf>