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[13]
[DFN[マイクロ[RUBY[国][こっ]][RUBY[家][か]]]]
([DFN[マイクロネーション]], [DFN[ミクロネーション]], [[英語]]: [DFN[micronation]])
は、
現代の国際秩序の中で[[国家]]として[[承認]]されておらず、
しかも[[事実上]]存在する「未承認の国家」ともみなされていないものの、
なおも「国」やそれに類する立場を自称するものです。
* 呼称
[75]
[[日本語]]の呼称として[[マイクロ国家]]、[[マイクロネーション]]、[[ミクロネーション]]があります。
いずれも [[English]] の [[micronation]] の[[翻訳]]の違いで、本来は意味の違いはありません。
[76]
[[ウェブ検索]]によると、[[マイクロ国家]]は[[欧州]]や[[大洋州]]の小規模[[国家]]を指す場合と、本項の[[マイクロネーション]]を指す場合が半々くらいに見えます。
[[マイクロネーション]]と[[ミクロネーション]]は、
ほとんどの場合本項の[[マイクロネーション]]を指すように見えます。
[77]
[[日本語]]では[[ミニ独立国]]との呼び方もあります。
この語は[[昭和時代]]後期から[[平成時代]]前半にかけての観光目的の[[マイクロ国家]]の建国ブームで使われたものでした。
指す範囲には若干の揺れがあります (>>17)。
* 概要
[14]
狭くても一定の地域を占拠するものから、
[[インターネット]]上の[[なりきりチャット]]まがいのものまで含まれる雑多な分類です。
次のような事例があるようです。
- [101] 自己[[所有地]]、[[無人島]]等を[[領土]]として[[独立]]を主張しているもの
- [102] 反権力、反社会、反開発等の動機から自己[[所有地]]等を[[国]]風に仕立てたもの
([[独立]]ではなく孤立を指向するもの)
- [103] [[観光]]や[[営利事業]]のため[[自治体]]、[[観光業界]]、
[[営利企業]]等が[[国]]風に仕立てたもの
- [104] [[ロールプレイ]]や[[仮想戦記]]に類するが、
現実の[[地理]]を題材にしたもの
[15]
数でいえばほとんどの[[マイクロネーション]]は既存の[[国家]]から[[独立]]する意思を持ち合わせていないと思われるのですが、
有名所が >>101 の自称[[独立国]]なので、
[[マイクロネーション]]という概念が曖昧になっています。
[WEAK[(>>104 ももしかすると[[独立]]する意思があるのかもしれませんが。)]]
すなわち、
反政府武装勢力が設立した[[未承認]]の「[[国家]]」・「[[政府]]」や、
他国[[領土]]内に勝手に建国されたタイプの[[傀儡国家]]、
反政府勢力による[[亡命政権]]、
国際社会が[[主権国家]]として[[承認]]していない原住民の[[国家]]などが、
>>101 (や >>104) の[[マイクロネーション]]に含まれてくる可能性が生じているのです。
[16]
もっとも[[マイクロネーション]]の原義に近いのは >>101 の類型のようです。
すなわち、政治的、軍事的に大きな力を持たない組織が営利目的で建国したり、
家族レベルの小さな単位で建国したりするケースがこの言葉で表されていたようです。
[7]
[[日本]]では[[昭和時代]]後期に[DFN[ミニ独立国]]ブームがありました。
これは分類でいうと主に >>103、ときに >>102 のものが含まれているようです。
中には[[地方自治体]]が主導して「建国」したものもあって、
[[独立]]指向ではなく、[[パロディー]]や[[ユーモア]]による[[村おこし]]といわれていました。
[17]
[[マイクロネーション]]と[[ミニ独立国]]は似ているが違うと説明されることもありますが、
その場合 >>101 系のものを[[マイクロネーション]]、
[[日本]]にある >>103 系のものを[[ミニ独立国]]と言っているようです。
しかし現在の用語の使われ方を鑑みれば、
海外の >>103 系のものや >>104 のものまで広く[[マイクロネーション]]と呼ばれているのが実情であり、
[[ミニ独立国]]が[[マイクロネーション]]ではないとは言い難いのではないでしょうか。
[[ミニ独立国]]は[[マイクロネーション]]の下位分類とせざるを得ません。
[8] 近年設立された自称[[ミクロネーション]]には、
[[領土]]と呼べるものを持たなかったり、実際に占有できる見込みのない[[無人島]]などのみを[[領土]]と主張したりするものが多々あるようです。
そうしたものは、実態としてただの[[インターネット]]上の[[コミュニティー]]でしかなかったり、
国の沿革を示した [[Webページ]]しか存在を確認できなかったりしており、
何をもって実在の[[国]]・[[ミクロネーション]]と言うべきなのか、
[[パロディー]]や[[フィクション]]との境界がどこにあるのかさっぱりわかりません。
似たものとして、[[インターネット]]でのみ活動が確認できる[[亡命政府]]の類があります。
分類としては >>104 です。
[18]
実態のない[[マイクロネーション]]は、[[フィクション]]の[[作品]]に属するとも考えられます。
実際に[[架空戦記]]のような歴史設定や架空の文化、言語などを創造しているものもあるようです。
しかし、歴史はともかく文化はそれを創造し利用する人がいるなら一応「実在」
ですし、[[貨幣]]や[[切手]]や[[旅券]]などの「架空」の創造物で営利事業で収入を得るのは
>>101 の[[マイクロネーション]]の常套手段でもあります。
創作に見えるからといって「実在」しないとは限らないのです。
活動実態が見えないので創作、非実在と断言するのは難しく、
「実態不明」に留めざるを得ないのです。
[[架空]]とは何かを考えさせられるものでもあります。
[SEE[ [[架空]] ]]
[EG[
[9] [[Webサイト]]しか存在しない自称[[ミクロネーション]]より、
[[チュパカブラ王国]]の方がよほど「実態」があるという見方もできます。
]EG]
[EG[
[19]
そういえば[[ミニ独立国]]ブームの火付け役も[[小説]]で、
作中の国家に近いものが後から建国されたのでした。
[[フィクションとノンフィクションは意外と近い][架空と非架空のあいだ]]ところにあります。
]EG]
;; [20] 「国」ではありませんが、[[月の土地]]の権利書を勝手に売っているような商売もありますね。
中には本気にして購入している人もいるような。。。
;; [78] [[政治系マイクロ国家]]が詐欺で立件された事例もあります。
[SEE[ [[台湾民政府]] ]]
[59]
[[宗教団体]]の中には[[国家]]風の組織を持つところがあります。
[[マイクロネーション]]にも[[国教]]として[[宗教]]的活動をしているところがありますから、
両者の違いは不明瞭です。
[EG[
[60]
[[日本]]を中心に活動した[[オウム真理教]]は、
政府風の体制を整備していました。
教団施設を[[実効支配]]する[[マイクロネーション]]のようにも見えます。
[61]
ただし[[オウム真理教]]は[[日本国]]を転覆して新国家を建設しようとしていましたから、
既存の国の中の国としての[[マイクロネーション]]の枠組みより、
[[宗教]]系テロ組織国家 ([[イスラム国]]などの類)
の方が分類としては適切とも思われます。
]EG]
[EG[
[62]
[[統一教会]]は[CITE[天一国憲法]]を定め[[国家]]風の組織と制度を運用しています。
世界各国の首脳の誰々から支援のコメントを受け取っただとか、
世界の何箇国に信者がどれだけいてイベントに参加しただとかのような宣伝をしていますから、
(少なくても短期的には)
既存の国際秩序と共存する方針のようです。
この体制は世界的に活動する[[マイクロネーション]]のようにも見えます。
]EG]
[73]
[DFN[政治系マイクロ国家]]は、
[[マイクロ国家]]型の活動を行う[[政治団体]]です。
特定の地域や民族の[[亡命政府]]、新政府を称し、
当該地域を統治する国家からの政治的な独立を目指している (がその実態がない)
ものをいいます。
;; [74] 政治活動が目的ではない、
主張する[[領土]]全体を ([[所有権]]レベルにせよ) [[実効統治]]できているものは含みません。
* 実例
[2] [CITE@ja[ヘイ・オン・ワイ - Wikipedia]]
([TIME[2017-11-14 18:53:46 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4>
[3] [CITE@ja[ソジェー共和国 - Wikipedia]]
([TIME[2017-11-05 10:03:58 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD>
[FIG(short list)[ [11] [[マイクロネーション]]と[[ミニ独立国]]の類
- [[ラウル共和国]]
- [[満洲国臨時政府]]
- [[大清帝國論壇]]
- [[司王国]]
- [[Empire of Taihan]]
- [[新邪馬台国]]
- [[ニコニコ共和国]]
- [[そやんか合衆国]]
- [[とんでるカントリー]]
- [[全国かえる奉賛会]]
- [[アルコール共和国]]
- [[ジパング国会津芦󠄀ノ牧藩]]
- [[対馬ヒオウギ王国]]
- [[Templar Kingdom]]
- [[下北山ツチノコ共和国]]
- [[大金いかんべ共和国]]
- [[ぺんた共和国]]
- [[銀河連邦]]
- [[Empire of Atlantium]]
- [[大明国][朱亨朝]]
- [[シーランド公国]]
- [[スロージャマスタン共和国]]
- [[Ladonia]]
- [[자미국]]
- [[大韓民国臨時政府]]
- [[天一国]]
- [[台湾民政府]]
- [[満洲帝国流亡政府]]
- [[The Seasteading Institute]]
- [[BlueSea Frontier Compute Cluster]]
- [[カイラサ合衆国]]
]FIG]
[22] 厳密な定義がよくわからないので、当てはまりそうなもの、当てはまるものと似たようなものはリストに載せている。
[23]
[[会社統治領]]はその会社に独立の意思がないなら[[マイクロネーション]]ではないとするべきだろう。
[5] [CITE@en[Micronations Wikia | FANDOM powered by [[Wikia]]]]
([TIME[2017-01-03 08:02:43 +09:00]])
<http://micronations-encyclopedia.wikia.com/wiki/Micronations_Wikia>
[24] >>5 既存[[マイクロネーション]]の紹介の記事もあるのですが、
他のサイトに情報がなく、
もしかするとここが唯一の活動の場となっているかもしれないような新興[[マイクロネーション]]が何個もあります。
-
[4] [CITE@ja[ナミナラ共和国 - Wikipedia]]
([TIME[2017-11-05 10:59:16 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%A9%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD>
-
[58] [CITE[地域学論集.indd - rs11(1)_77.pdf]], [TIME[2022-01-17T01:21:18.000Z]], [TIME[2022-07-20T09:01:35.528Z]] <https://repository.lib.tottori-u.ac.jp/files/public/0/4872/20180622150922449184/rs11(1)_77.pdf#page=5>
[57] >>4 [[大韓民国]]。[[日本]]ではこれも[[ミニ独立国]]と扱われている。
[63] [CITE[松山藩の概要 | 大隅の國 やっちく松山藩]], [TIME[2016-10-28T00:27:40.000Z]], [TIME[2022-09-02T07:04:29.236Z]] <https://yattiku.net/summary.html>
* 制度
[12]
[[マイクロネーションの日時]]
** 国家承認
[25]
多くの[[マイクロ国家]]は友好関係にある他の[[マイクロ国家]]と互いに[[国家承認]]しています。
[26]
[[マイクロネーション]]間の同盟のような組織もいくつかあるようです。
[27]
[[マイクロネーション]]の中には、
通常[[マイクロネーション]]とみなされない反政府勢力等を[[国家承認]]したり、
イデオロギー的に敵対する一般の[[国家]]を「断交」したりと、
国際政治に絡んでいってるところもあります。
(実効性がないので一般の[[国家]]等からは相手にされないわけですが。)
[28]
一般の[[国家]]に対して[[国書]]を送ったり、
[[国家承認]]したり、
[[国家承認]]を求めたりするものもあります。
[[日本]]の[[ミニ独立国]]のような観光事業タイプだと、
一般の[[国家]]の側も [WEAK[(本当の[[外交]]としてではないですが)]]
それに応じることもあるようです。
* 書籍
-
[40]
[DFN[[CITE[[L[にっぽん「独立国」事典]]]]]],
[L[編者 [[三省堂]]]],
[L[1985年3月30日 初版発行]],
[L[1985年3月30日 第1刷発行]]
--
[29]
[CITE@en-us[Amazon.co.jp: [[にっぽん「独立国」事典―ユーモアとパロディでつくる]] (サン・レキシカ 22) : 三省堂: Japanese Books]], [TIME[2022-07-18T02:47:17.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4385155429/wakaba1-22/>
[37]
[[古書店]]で安価で流通していて、潤沢ではないですが、入手に苦労はしないみたいです。
[38]
大きな[[図書館]]なら所蔵しているところも多いですが、
さすがに[[書庫]]に入っているようです。
- [42]
[CSECTION[[V[はじめに]]]],
[[[V[三省堂]]]],
[TIME[[V[一九八󠄃五年二月]]][1985-02]],
p.3
[43]
本書は[[三省堂]]編となっていて、制作者の個人名は出てきません。
全国に散らばる[[ミニ独立国]]の情報を集めるのは、
当時の交通・通信の事情ではとても大変だったはずです。
多人数で分担して取材・編集したのでしょう。
;; [44] すべての[[国]]で現地取材したのかどうかはよくわかりません。
-*-*-
[30]
この本は当時[[日本]]各地にあった[[ミニ独立国]]を数ページずつ紹介しています。
[31]
[[国]]によって分量は違っているのですが、
[[文庫本]]1冊に収めるためか活発な[[国]]でも事細かにとまではいかないのは残念なところです。
写真も点数は多いですが白黒で小さなサイズで、雰囲気くらいしかわからないのが残念。
[32]
[[ミニ独立国]]としての制度や経緯等から離れた地域の沿革や観光案内的な説明に紙面が割かれてる[[国]]もいくつかあります。
でも[[町おこし]]目的で[[独立]]した[[国]]にとってはそれも重要なのでしょうし、
他に書くことがなかったところもあるのでしょうから、致し方ないですね。
[33]
という不満点がないでもないのですが、この時代の[[日本全国]]の[[ミニ独立国]]を総覧できる、
今となっては貴重な資料です。[[ウェブ]]で探してもほとんど情報が出てこないところばかりですから。
[[著者]]らが各国の活動をどう見ていたのかも所々にうっすら見え隠れしてます。たまに辛辣。
第3者視点の資料という意味でも重要です。
[34]
ただ採録基準が何も書かれていないのはちょっと気になります。
巻末に[[年表]]等の資料が十数ページくらいありますが、
そこには本文に載っていない[[国]]がいくつか出てきます。
本文への掲載は断られたのでしょうか。それとも既に閉国していたのでしょうか。
[35]
逆に[[国]]でないものもいくつか本文に掲載されています。
[[村]]を称しているけど実態が[[国]]だ、と説明があるものもありますが、
何の説明がないところも。
[[ミニ独立国]]同士の外交関係等で事実上の[[国]]相当の組織という認識があったのですかね。
[36]
巻末の一覧には[[ムツゴロウ王国]]も掲載されてます (本文にはなし)。
今でも有名ですが、「国」という名前の[[テーマパーク]]くらいにあまり深く考えずに認識されてるのではないでしょうか
([[ディズニーランド]]を[[夢の国]]と言ったりもしますし)。
当時の一般の人や当事者はどう思っていたのですかね。
「建国」はちょうど[[ミニ独立国]]ブームの時代なので、
影響はあったのでしょうが。
;; [48]
[[テーマパーク]]という概念が広まったのは[[ミニ独立国]]ブームの次の時代なのだそうです。
[[ミニ独立国]]ブームのあとも続いた[[ムツゴロウ王国]]や[[芝政]] (こちらは本編にも紹介されてます。)
は[[テーマパーク]]に吸収されていったということなのでしょう。
(なお[[ムツゴロウ王国]]は当時は非公開だったそうで。)
[41]
当然ながら本書が編集された時点の情報しか掲載されていません。
どの国も、苦労もありつつ建国してこれからがんばっていくぜ、
将来は明るい、という感じになっています。
ブームの上り坂のところだけしか書かれていないので、
その後の下り坂のことは何も教えてくれません。
-*-*-
[39] 関連:
[SEE[ [[マイクロネーションの日時]] ]]
* 学術研究
[79]
日本の[[ミニ独立国]]は観光研究や地域研究の分野で (あまり豊富ではありませんが)
いくらか学術的な研究対象にもなっています。
[80] ただ、
[[ウェブ]]上で見られる論文しか調べていませんが、
全体を俯瞰する研究や特定の[[マイクロ国家]]に焦点を当てた詳細な研究はほとんどされなかったようです。
[45] [CITE@ja[つくばリポジトリ]], [TIME[2022-07-18T05:52:44.000Z]] <https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/33337>
#page=36
[51] [CITE[untitled - 111-124shiraishi.pdf]], [TIME[2022-07-19T12:59:10.000Z]] <https://ryuka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=150&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1>
[52] [CITE[Microsoft Word - 000-000白石太良.docx - 001-023shiraishitarosensei.pdf]], [TIME[2022-07-19T13:02:32.000Z]] <https://ryuka.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1443&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1>
[53] [CITE[90006043.pdf]], [TIME[2022-07-19T13:03:56.000Z]] <http://www.lib.kobe-u.ac.jp/repository/90006043.pdf>
[54] [CITE[33_145.pdf]], [TIME[2022-07-19T13:05:31.000Z]] <https://www.jstage.jst.go.jp/article/jitr/33/3/33_145/_pdf>
[56] [CITE[61_KJ00004221789.pdf]], [TIME[2022-07-19T13:17:41.000Z]] <https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/61/488/61_KJ00004221789/_pdf>
[49] [CITE@ja[ノート:ミニ独立国 - Wikipedia]], [TIME[2022-07-05T12:51:04.000Z]], [TIME[2022-07-19T12:51:28.789Z]] <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E3%83%9F%E3%83%8B%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E5%9B%BD>
[67] [CITE@ja-JP[観光研究 : 日本観光研究学会機関誌 = The tourism studies : the journal of Japan Institute of Tourism Research 8(2)]], [[日本観光研究学会]], [TIME[1997-03]], [TIME[2023-01-04T09:54:44.000Z]], [TIME[2023-01-05T10:18:07.845Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2890740/1/7> (要登録)
* 関連
[10] [[サンマリノ]]のことをミニ[[独立国]]ということがありますが、
本項の[[ミニ独立国]]とは異なる真の[[独立国]]です。
[68] [[架空国家]], [[空想世界]]
* メモ
[6] [CITE@ja[[[ミクロネーション]] - [[Wikipedia]]]]
([TIME[2017-11-05 02:50:57 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3>
[21] [CITE@en[[[Micronation]] - Wikipedia]], [TIME[2022-07-17T06:30:43.000Z]], [TIME[2022-07-17T12:26:27.195Z]] <https://en.wikipedia.org/wiki/Micronation>
[1] [CITE@ja[[[ミニ独立国]] - Wikipedia]]
([TIME[2017-11-13 23:50:23 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E5%9B%BD>
[46] [CITE[日本独立国一覧]], [TIME[2013-12-07T05:43:54.000Z]], [TIME[2022-07-18T07:01:54.220Z]] <http://furusatotabi.com/newsnow/japankuni.htm>
[47] [CITE@ja[9月8日 「ちちぶ乾杯共和国建国宣言DAY」の開催されました! - 埼玉県]], [[埼玉県]], [TIME[2022-06-07T08:42:04.000Z]], [TIME[2022-07-18T07:47:37.777Z]] <https://www.pref.saitama.lg.jp/b0112/sangyouroudou/chichibukanpaikyouwakokukenkoku.html>
[50] [CITE@ja[ミニ独立国はどうなったのか :: デイリーポータルZ]], [TIME[2022-04-28T01:11:52.000Z]], [TIME[2022-07-19T12:52:16.106Z]] <https://dailyportalz.jp/b/2011/01/12/c/>
[55] [CITE@ja[イノブータン王国にカシオペア連邦…日本にある架空"国家"の実態に迫る! | マイナビニュース]], [TIME[2022-07-19T13:12:11.000Z]] <https://news.mynavi.jp/article/20141104-nation/>
[64] [CITE@ja-JP[あけぼの 1(11)(11)]], [[NTT労働組合中央本部]], [TIME[1984-08]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T05:55:13.176Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1859402/1/29> (要登録)
[65] [CITE@ja-JP[財界ふくしま 12(9)]], [[財界21]], [TIME[1983-09]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T06:05:41.368Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2832616/1/45> (要登録)
[66] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1813996> (非公開)
>週刊読売 = The Yomiuri weekly 40(7)(1686);1981・2・15
>雑誌
>(読売新聞社, 1981-02)
>
全 8 件の該当箇所
>4: い」といなないたのが中標津のそれだった。中標津を首都とし、首都にふ
>4: 。だが、今年を共和国元年にすることだけは決まっている。国である以上
>31: 前の1855年(安政元年)に日露歯舞、通好条約が結ばれた日で、2月7日は、1月6日の閣議で、「北方領土の日」まりました。に
>3: の首都、北海道·中標津の官邸に帰ってきた
>6: 動物共和国の領土は、中標津の"首都"と、そこから南へ車で一時間ほど行った、太平
>8: 席·談)「中標津の町で16
>55: 阿弥陀如来坐像鉄正慶元年(一三三二)関東を(県文)が安置される。お椀を訪れた本願寺三世覚如は、親鸞伏せたように丸い肉髻や、
>79: 集中高校が人気復活の元年にしようと私立と競い合い、白熱カ、体力を考慮すれば、明らかした入試戦線となりそう。そこで、本誌は、
[69] [CITE[초소형국민체 - 나무위키]], [TIME[2023-07-11T13:53:06.000Z]] <https://namu.wiki/w/%EC%B4%88%EC%86%8C%ED%98%95%EA%B5%AD%EB%AF%BC%EC%B2%B4>
[70]
>>69 なぜかやたらと充実しています。[[大韓民国]]で特別に[[マイクロネーション]]が流行っているわけでもなさそうなのですが。
でも[CITE[Wikipedia]]でなんかよくわからないけどくだらなそうな論議が起こっている (こともこの記事で解説されてます。) 程度には関心を惹く存在らしいです。
[71]
因果関係はわかりませんけど、 [[YouTube]] の[[広告]]で煙たがられている自称国家、
実質[[スピリチュアル]]系[[新興宗教]]が[[大韓民国]]にはあるみたいで、
それが[[マイクロネーション]]扱いされているようです。
[72]
>>70 世界各地の事例が豊富に紹介されていますが、
[[日本]]の[[ミニ独立国]]は厳密には[[マイクロネーション]]とは違う、
とされてほとんど説明がありません。
でもそれ以外の各地の事例を見ると同じ[[マイクロネーション]]の括りでも本当に様々で、
[[ミニ独立国]]も言うほど違うかなあ、と思っちゃいます。
[81]
[[日本]]でも世界の[[ミクロネーション]]と日本の[[ミニ独立国]]みたいな紹介のされ方をしていることがあるので、
それを情報源に日本の事情を書いてそうなったのかもしれません。
[82]
[[大韓民国]]の[[マイクロ国家]]が[[日本]]で[[ミニ独立国]]と紹介されてる事例
(>>57)
もあるので、やっぱり区別しても仕方ないような。