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200
[1] [DFN[非戦]]は、
[[日本の私年号]]の1つです。
* 野本三吉
[5]
[[極左活動家]]の[[野本三吉]] ([[加藤彰彦]])
は、
[[同人誌]]の
[CITE[個人誌『生活者』]]
で[[非戦]]を使っていたようです。
[SRC[>>4, >>9, >>10]]
[7]
[TIME[平成14(2002)年][year:2002]]が[[元年]]に当たります。
[SRC[>>6]]
[12]
「非戦2年~非戦8年」
の範囲のものがあるようです [SRC[>>10]]。
1冊なのか、
継続して発行されたものか不明です。
いずれにしても8年までは継続されたようです。
[13]
それ以後の用例は見つからず、状況は不明です。
[15]
関連して
[CITE[野本三吉 個人誌 生活者 1972‐2002]]
という書籍が
[TIME[2003-08-01]]に発刊されました。
30年間書き続けた55号分が収録されているといいます。
[SRC[>>14]]
「非戦2年~非戦8年」
はその続編に当たるのでしょうか。
本書の題名は[[西暦年]]ですが、
末年は[[非戦]]元年に当たります。
本文中で[[非戦]]が用いられているのかは不明です。
[REFS[
-[14]
[CITE@ja-jp[[[野本三吉]] 個人誌 生活者 1972‐2002 | 野本 三吉 |本 | 通販 | Amazon]], [TIME[2020-08-21 10:28:03 +09:00]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4784501738/wakaba1-22/>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[4] [CITE[コラム/[[野本三吉]]]], [TIME[2010-12-20 23:16:38 +09:00]] <http://www.shinjuku-shobo.co.jp/column/data_old/nomoto-sankichi/nomoto.html>
]FIGCAPTION]
>本文は野本三吉(加藤彰彦)個人誌『生活者』6月号No158、非戦元年6月1日、より転載
]FIG]
[NOTE[
[6] 本文中に一切記載がないが、
[[加藤彰彦]]が[[沖縄大学]]に赴任したとの内容から、
[TIME[平成14(2002)年4月][2002-04]]を描いたものとわかる。
- [8] [CITE@ja[加藤 彰彦 | [[沖縄大学]]]], [TIME[2020-08-21 10:12:43 +09:00]] <http://www.okinawa-u.ac.jp/276>
]NOTE]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[9] [CITE[出会い書評]], [TIME[2010-12-20 23:17:59 +09:00]] <http://www.shinjuku-shobo.co.jp/new5-15/shohyo/shohyo_data/DeaitoWakare.html>
]FIGCAPTION]
>
[BOX[
[B[出会いと別れの原風景]]
[B[--社会福祉ゼミナール・10年の記録]]
野本三吉 著
[BOX(right)[
[『生活者』第162号 非戦2年1月20日]
]BOX]
沖縄大学人文学部福祉文化学科教授
加藤彰彦(野本三吉)
]BOX]
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE[CNICarchive(20140731ver1.0).pdf]], [TIME[2014-09-01 17:42:29 +09:00]] <https://cnic.jp/files/books/CNICarchive(20140731ver1.0).pdf#page=14>
]FIGCAPTION]
>[B[原子力資料情報室 保管書籍・資料一覧(Version.20140731)]]
,*ID番号,== ,*タイトル,*編著名(作成者),*出版社(作成組織),*出版/作成年月日,*キーワード,*キーワード2
,*主番号,*枝番号
,1044,,生活者,個人誌『生活者』,個人誌『生活者』,非戦2年~非戦8年,沖縄・子ども・福祉,
]FIG]
;; [11]
この一覧表ではタイトルに「昭和」「平成」と入っていても[[西暦年]]で[[日付]]が書かれていて、
原表記を保存せず[[西暦]]へ統一する編集方針を採ったものと思われますが、
この1例だけ[[西暦]]ではありません。
編集者の意図によるものか、
それとも原書から[[西暦年]]を特定できず止む無くそのまま書いたのでしょうか。
]REFS]
* 高橋健一
[2]
[[極左活動家]]の[[高橋健一]]は、
自身の
[[Web日記]]で[[私年号]]の[[戦後][戦後暦]]を使っていましたが [SEE[ [[戦後暦]] ]]、
あるときから[[非戦]]を使うようになりました。
[17]
[[自己紹介]]に
「加藤彰彦さん(筆名 野本三吉 前沖縄大学学長)
に出会い、大きな影響を受ける」
とあり [SRC[>>16]]、
[[非戦]]も[[野本三吉]]の影響と思われます。
[73]
「戦後57年(2001年)10月15日」
[WEAK[([TIME[2001-10-15]])]]
記事まで[[戦後][戦後暦]]が使い続けられましたが、
その次の
「非戦元年(2002年)9月11日」
[WEAK[([TIME[2002-09-11]])]]
記事から、
[[非戦]]に[[改元]]されました。
この[[Web日記]]はその次の
[TIME[12月][2002-12]]で終わっており、
以後の状況は不明です。
[SRC[>>65]]
[REFS[
- [65] [CITE[このごろ思うこと(4頁目)]], [TIME[2013-04-25 19:01:01 +09:00]] <http://jinkent.jpn.org/konogoro.html>
- [16] [CITE[生活歴]], [TIME[2020-03-07 23:50:33 +09:00]] <http://jinkent.jpn.org/history.html>
]REFS]
* 暦法
[21]
[CITE[個人誌『生活者』]]
の入手方法が不明で、
[[Web]]
上に用例もほとんどないので、
多くを推測に頼らざるを得ません。
[3]
[[高橋健一]]
の
「非戦元年9月11日」
記事には[[アメリカ同時多発テロ事件]]
[WEAK[([TIME[2011-09-11]])]]
から1年が経過したことが言及されていました [SRC[>>65]]。
[[非戦]]の[[建元]]はそれに因むものとみられます。
[22]
[[高橋健一]]が[[改元]]前に使った[[戦後][戦後暦]]と同じく[[周年]]で数えることを意図し、
事件の1年後を[[元年]]としたものでしょうか。
[23]
[[戦後][戦後暦]]と同じく[[改元]]日に[[年数]]を進める英国式の[[改元]]かもしれませんが、
[[高橋健一]]の翌年の記事がないためはっきりしません。
* 関連
[18]
[[極左活動家]]が使う[[私年号]]には他に[[核時代]]、
[[ヒロシマ紀元]]、
[[戦後暦]]、
[[原爆暦]]、
[[エコ暦]]などが知られています。
[[不戦]]同様に[[戦争]]に関係するものが多く、
強い思想的背景を思わせると同時に、
[[極左活動家]]の[[元号]]とひとくくりにし難い派閥の分断も感じられます。
[19]
こうした活動をする人々は反政府的、反天皇的思考を持ちがちなようで、
それらに関係の深い[[日本の元号]]を嫌う傾向にあるようですが、
これらもまた政治的思想を時代に結び付ける東洋の[[元号]]の伝統を踏襲したものに過ぎず、
一つ穴の狢といったところでしょうか。
[20]
[[極左主義]]と[[時刻]]の結びつきという観点では、
[[世界終末時計]]との類似性も指摘できましょう。
* メモ