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[2] [TIME[1884年10月][1884-10]]に[[米国]][[ワシントンD.C.]]で行われた[DFN[本初子午線並計時法万国公会]] ([DFN[国際子午線会議]]) は、
[[本初子午線]]・[[グリニッジ標準時]]を制定した[[国際会議]]でした。
[12] 決議と参加者一覧は >>11 にあります。
* 本初子午線
[7] 当時世界各国ではそれぞれの国の中心地等に基準点を定めて[[本初子午線]] (経度0度)
としていましたが、本会議により[[グリニッジ子午線]]を[[本初子午線]]とすることが定められました。
* 時間帯
[3] [[経度]]15度ごとに1時間の[[時差]]を持つ[[時間帯]]に世界を分割することも提案されましたが、
会議の議題の範囲外として却下されました。しかしその後各国は順次その提案に基づく[[標準時]]を国内法により採択しています。
(数十年かけて世界に広がりました。)
そのためか、本会議で[[時間帯]]による分割が決定されたと説明されることがよくあります。
* 国内法
[4] [[日本]]では、本会議の結果を受けて[[中央標準時]]が制定されました。
;; [[日本]]国内の事前検討や事後対応については、[[中央標準時]]参照。
[14] [[英印]]では、本会議中に[[カルカッタ時間]]と[[ボンベイ時間]]が制定されました。
;; [[印度の標準時]]を参照。
* 関連
[1] [[標準時]]、[[グリニッジ標準時]]、[[本初子午線]]も参照。
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[5] [CITE@en[Why is Singapore in the “Wrong” Time Zone?]]
( ([[Helmer Aslaksen]]著, [TIME[2012-06-28 12:38:12 +09:00]]))
<http://www.math.nus.edu.sg/aslaksen/teaching/timezone.html>
]FIGCAPTION]
> Back in 1884, 25 governments of the world got together in Washington, DC for the International Meridian Conference and decided upon the adoption of time zones around the world as we know it today. 22 approved, 1 objected and 2 abstained. The longitude passing through Greenwich's Royal Observatory was chosen to be the Prime Meridian, the 0 or starting point for global longitude and time determination. The world was divided into 24 time zones, each 15 deg wide and covers 1 hour of time. Each zone's Standard Time is based on the central meridian of the zone being multiples of 15 deg (= no. of hours) away from the Prime Meridian.
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[6] [CITE@ja[標準時 - Wikipedia]]
([TIME[2016-06-02 21:13:54 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%99%82>
]FIGCAPTION]
> 1884年の国際子午線会議 (International Meridian Conference) において、グリニッジ子午線が本初子午線として国際的に採用され、従ってグリニッジ平均時が世界の各地域の時計を合わせる時刻の基準の地位を獲得した。
> この会議ではサンドフォード・フレミング卿が時刻帯の仕組みを提案したが、本初子午線を決定するという会議の目的から外れるという理由で採用は見送られた。しかし実際には1929年までには主要な国のほとんどが時刻帯を採用した。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[8] [CITE[標準時報局(13)〜LOL]]
([TIME[2016-08-21 20:39:47 +09:00]])
<https://web.archive.org/web/20070827000954/http://homepage3.nifty.com/Ogino/bcl/lol.htm>
]FIGCAPTION]
> 蛇足ですが、グリニッジ天文台が世界標準時の基点となったのは、1884年のアメリカで行われた「本初子午線及び計時万国公会」の席上で、「�@英国グリニッジ天文台の子午線を世界の軽度の基準(本初子午線)に採用する、�A一日は本初子午線での平均太陽時の正午(零時)から始まる平均太陽日とする、�B世界の時刻は本初子午線の時で二四時間制をとること」が決議されたことによります。
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[9] [CITE@ja[国際子午線会議(こくさいしごせんかいぎ)とは - コトバンク]]
([[,世界大百科事典内言及]]著, [TIME[2016-08-21 20:42:59 +09:00]])
<https://kotobank.jp/word/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%AD%90%E5%8D%88%E7%B7%9A%E4%BC%9A%E8%AD%B0-1316631>
]FIGCAPTION]
> 85年10月1日,ワシントンで国際子午線会議が開かれ,日本を含めて世界の27ヵ国の代表がこれに参加した。採択されたおもな決議は,(1)グリニジ天文台(当時)の大子午儀の中心を通る子午線を,経度および時刻計測のための本初子午線とする,(2)経度はこの本初子午線から東西両方向へ180゜を数え,東経を正とし西経を負とする,(3)国際的便宜のため,世界日を導入する。…
]FIG]
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE[時の質問|よくあるご質問|明石市立天文科学館]]
([TIME[2016-08-21 20:44:46 +09:00]])
<http://www.am12.jp/faq/toki.html>
]FIGCAPTION]
> 日本標準時が制定されたのは、明治19(1886)年のことです。それは、その2年前の明治17(1884)年にアメリカのワシントンで開催された「本初子午線並計時法万国公会」(以下、国際子午線会議と呼ぶ)の決議にもとづいたものです。
> 国際子午線会議では、イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線を、世界中の経度と時刻の基準とする本初子午線(Prime meridian)として、そこから経度が15度へだたるごとに1時間ずつ時差を持つ時刻を、世界の各国が使用することを決議したのです。これを経帯時といい、世界中に24の経帯時ができることになりました。
]FIG]
[11] [CITE@en[International Meridian Conference - Wikipedia, the free encyclopedia]]
([TIME[2016-08-18 17:08:07 +09:00]])
<https://en.wikipedia.org/wiki/International_Meridian_Conference>
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[13] ([TIME[2013-11-22 13:09:43 +09:00]])
<http://www.nict.go.jp/publication/shuppan/kihou-journal/kihou-vol49no1.2/02-01.pdf>
]FIGCAPTION]
> 1884年10月に米国ワシントンで世界の標準時を協議する「万国子午線会議International Meridian Conference」が開催され、以下の項目が決議された[3][4]。
> ① それまでの多種多様な本初子午線に代わり、唯一の本初子午線を採用すること。
> ② この本初子午線としてグリニッジ子午儀を通過するものを採用するよう参加国政府に提案する。
> ③ この子午線から東西両方向に180度まで測り、東経を正、西経を負とする。
> ④ 世界日(universal day)を採用する。ただし地方時の使用を妨げるものではない。
> ⑤ この世界日は平均太陽日であり、本初子午線の正子から始まるものとし、24時間制とする。
> ⑥ 天文時及び航海日は正子から始まるようにすることを希望する。
> ⑦ 角度や時間に10進法を採用することを希望する。
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