WebページをPage Speedで調べるとルールに準拠していないものが提示される。このルールというのは、一般的にあなたが開発段階において取り入れるべきフロントエンドのベストプラクティスだ。あなたがPage Speedを使用しようとしまいと、私たちはこの各ルールについてのドキュメントを提供する(たぶんちょうど新しいサイトを開発中でテストする準備が整ってないだろう)。もちろん、これらのページはいつでも参照することができる。私たちはあなたの開発プロセスに取り入れてもらうために、このベストプラクティスを実装するための明確なティップスと提案を提供する。
Page Speedはクライアント側からの観点でパフォーマンスを評価し、一般的にページの読み込み時間を計測する。これはユーザーがページをリクエストした瞬間からブラウザによって完全にレンダリングされるまでの経過時間のことを指している。我々が紹介するベストプラクティスはページの読み込みにおける様々なステップをカバーしている。例えば、DNSの名前解決、TCPコネクションの確立、HTTPリクエストの伝達、リソースのダウンロード、キャッシュからのリソース読み込み、スクリプトのパースと実行、ページ上のオブジェクトのレンダリングに至るまでだ。基本的にPage SpeedをWebページで使用することで、それらのステップをちゃんとしているかどうか評価し、読み込みが完了するまでの時間を短縮させることができる。ベストプラクティスは異なる面からページ読み込み最適化カバーする6つのカテゴリに分類されている。
- キャッシュの最適化 - アプリケーションのデータとロジックをネットワークから完全に分離させる
- ラウンドトリップ回数を最小にする - リクエスト-レスポンスの一連のサイクルの回数を減らす
- リクエストオーバーヘッドの縮小化 - アップロードサイズを減らす
- ペイロードサイズの縮小化 - レスポンス、ダウンロード、キャッシュ化されたページのサイズを減らす
- ブラウザレンダリングの最適化 - ブラウザのページレイアウト改善
- モバイルのための最適化 - モバイル端末・ネットワーク特有のチューニング
どのようなフィードバックであろうとも送って頂ければ幸いだし、喜んでページに記載されている内容について説明したいと思う。もし、ベストプラクティスをよりよくする提案(もしくはドキュメントの改善)を持っているのであれば、page-speed-discussに投稿してください。
- このサイトに書かれているベストプラクティスについてのさらなる詳細に関してはSteve Soudersの『ハイパフォーマンスWebサイト』と『続・ハイパフォーマンスWebサイト』を参照。
- このサイトのサンプルコードを確認したい場合は、同様に14 Rules for Faster-Loading Web Sitesを参照。
- このサイトの実行可能なテストとブラウザの挙動の比較の指標に関しては Browserscope を参照。
原文:https://developers.google.com/speed/docs/best-practices/rules_intro