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かんしょう・ばくや。 アーチャーが好んで使う陰陽の夫婦剣。 中国は春愁時代、呉に名を馳せた刀匠・干将が作り上げた剣。 呉王に王の剣の鋳造を命じられた干将だが、思うように剣が打てず、焦燥しきってしまう。 それを見かねた妻の莫耶は一命を賭した。 神域の業物を作るには、人身御供が必要となる。 莫耶は愛する夫の前で炉心に身を吹け、その命を以っ て五山精、六英金を溶け合わせたのだ。 干将は悲しみの中二振りの剣を作り上げる。 それが干将莫耶、陰陽を体現した一対の夫婦剣である。 最高の素材と人命で打たれた為、剣としての性能も高いが、亙術、式典用の魔術兵装としての側面も持つ。 アーチャー本人の如何なる趣向か、万身には魔よけと思われる言葉が刻まれている。