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冬木大火災における数少ない生存者のひとりで、切嗣に救い出され一命を取り留めた少年。第四次聖杯戦争においてすべてを喪った切嗣にとって、唯一の救いをもたらした存在でもある。大火災で身寄りを亡くし、切嗣に養子として引き取られた。その後、アイリスフィールの隠れ家として用意された、深山町の日本家屋を改修。この場所で切嗣が息を引き取るまで、二人は5年間を親子としてすごす。まだ40歳にも満たない切嗣を「爺さん」と呼び、この義父に深い憧憬を寄せる。その影響で過剰なまでの自己犠牲精神と正義感を抱くようになり、そのことがこの5年間における切嗣の唯一の後悔となった。かつて切嗣が憧れ、道半ばであきらめた「正義の味方」という理想を受け継ぎ、その生き様は後に勃発する第五次聖杯戦争において体現されることとなる。