W11発生時のファイル再読み込みでモードラインが無視される

[k-takata]

7.3.762 で以下の手順で確認しました。(os_win32.c は Vim のソース内のファイル)

$ vim -u NONE -N
:autocmd BufRead *.c setlocal ts=4
:e os_win32.c

この時点では、:autocmd よりも os_win32.c のモードラインが優先されて ts=8 となっています。
別のソフトで os_win32.c を編集してから :checktime を実行すると以下のように表示されるので、

W11: 警告: ファイル "os_win32.c" は編集開始後に変更されました
詳細は ":help W11" を参照してください
[O]K, ファイル読込((L)):

L を選択すると、モードラインではなく :autocmd の方が有効になり ts=4 になってしまいます。
これは仕様でしょうか。

[koron]

たぶん未定義動作と推測。Vimはこういうの多いですからね。

マニュアルに「どっちが優先される」と書いてあった場合は、それを盾に修正する。
書いてない場合は問題提起して、マニュアルの追記と合わせてパッチを叩きつけるのが良さげ。

[k-takata]

直すとしたら、fileio.c 内で buf_reload() を呼んだ後に do_modelines() を呼ぶか、buf_reload() の末尾で do_modelines() を呼ぶのが良いのでしょうか。まだよく分かっていません。

[koron]

buf_reload() の末尾で do_modelines() を呼ぶ

ならば buf_reload() を読んでる箇所を、一応全部チェックしておいたほうが良いですね。
(あるかはわかりませんが)

あとは :checktime の時に do_modelines() が呼ばれるケースと
形を揃えるようにできればというところでしょうか。

[k-takata]

spell.c のspell_add_word()の中からbuf_reload()を呼んでいますが、モードラインの処理が必要かどうかがまだ分かりません。

[k-takata]

spell.c の方がさっぱり分からないので、とりあえず、こんなパッチを投げて様子を見ようかと考えています。

--- a/src/fileio.c
+++ b/src/fileio.c
@@ -7073,6 +7073,7 @@
     {
    /* Reload the buffer. */
    buf_reload(buf, orig_mode);
+   do_modelines(0);
 #ifdef FEAT_PERSISTENT_UNDO
    if (buf->b_p_udf && buf->b_ffname != NULL)
    {

[k-takata]

投げました。
https://groups.google.com/d/topic/vim_dev/kfyouVx5aMY/discussion

[k-takata]

修正されて 7.3.790 として取り込まれました。
https://groups.google.com/d/topic/vim_dev/YEgBd0eF_So/discussion

結局 buf_reload() の中に do_modelines() が追加されました。