Skip to content

Latest commit

 

History

History
138 lines (78 loc) · 9.98 KB

RTK_TroopEncounter.ja.md

File metadata and controls

138 lines (78 loc) · 9.98 KB

トップページに戻る

RTK_TroopEncounter プラグイン

RPGツクール MV 用に作成した、敵との遭遇(エンカウント)をコントロールするためのするための単独のプラグインです。

ダウンロード: RTK_TroopEncounter.js

インストール

上記の js ファイルを RPGツクールMV プロジェクトフォルダにある js/plugins フォルダに保存し、プラグインマネージャーで ON にしてください。

Screen shot - Pligin Manager

特に前提としている他のプラグインはありません。 基本的に置き換えている関数はありませんので、可能であればなるべく下のほうに配置してください。

概要

RPGツクールMV では、敵との遭遇をマップ画面で設定することができます。

Screen shot - Map edit

このマップ画面では遭遇する敵グループの定義や、遭遇する場所、確率など詳細な設定をすることができます。 ただ欠点として、これらは全て静的な設定で、ゲーム中に柔軟に変更することが難しいです。

例えば私の制作しているゲームには昼と夜の概念があり、昼と夜では遭遇する敵の種類が異なります。 これを標準機能で実現するのはわりと難しいです。

本プラグインはスイッチなどと連動して、遭遇する敵の種類を切り替えることができます。

基本的なエンカウント制御

本プラグインには "encount switch" というプラグインパラメータがあり、初期値として 0 が指定されています。 ここでスイッチの番号を指定すれば、そのスイッチで敵との遭遇をコントロールすることができるようになります。

Screen shot - Plugin parameter

上記の設定では、スイッチ12 が敵との遭遇用のスイッチとなります。 このスイッチが ON の間は、これまで通りマップ上で敵グループとエンカウントします。 しかしこのスイッチが OFF の間は、マップ上を歩いても敵にはエンカウントしません。

例えばある平和な村があり、そのマップでは敵にエンカウントしないとします。しかしある出来事があり、村は荒れ果てしまい、その後は敵にエンカウントするようになってしまいました… といったシナリオを、この機能で実現することができます。

敵ごとのエンカウント制御

RPGツクールMVには敵グループ(Troop)という概念があり、データベースで定義することができます。

Screen shot - Database troops

本当はこのレベルでエンカウントを制御したいのですが、残念ながら敵グループ設定にはメモ欄(Note)がありません。 そこで本プラグインでは、敵の設定画面にあるメモ欄を使用します。

敵のメモ欄に <encount_sw:8> と記載すると、この敵を含んだ敵グループはこのスイッチがONの時にしかエンカウントしなくなります。

Screen shot - Database enemy

この敵を含んだ敵グループをマップで指定した場合、「敵グループにエンカウントするが、この敵は含まれない」 のではなく 「この敵を含んだ敵グループとはエンカウントしない」 という仕様になっています。 間違いやすい部分なので注意してください。

さて、今回の例ではスイッチ8を指定しました。 この制作中のゲームには昼と夜の概念があり、スイッチ8 が ON の時は昼です。 夜にエンカウントする敵も設定してみましょう。

Screen shot - Database enemy

敵のメモ欄に <encount_!sw:8> と記載すると、この敵を含んだ敵グループはこのスイッチがOFFの時にしかエンカウントしなくなります。 さきほどとは逆ですね。

さてゲーム上では、こうもり(Bat)と吸血鬼(Vampire)を含んだ敵グループとの遭遇をマップに定義しておきましょう。 すると昼(スイッチ8がON)にはわりと安全でこうもりとエンカウントするマップが、夜(スイッチ8がOFF)には危険な吸血鬼とエンカウントするマップになります。夜は危険なので出歩くな、ってわけですね。

アイテム所持によるエンカウント制御

本プラグインには "amulet items" というプラグインパラメータがあり、初期値として 0 が指定されています。

Screen shot - Plugin parameter

"amulet items" は 「魔除けのアイテム」 という意味で、ここで指定されたアイテムを所持している間、マップ上を歩いても敵とエンカウントしません。 指定する値はアイテムの ID で、カンマ(,)で区切って複数のアイテムを指定することができます。

またゲーム中に以下のプラグインコマンドを使用して、魔除けのアイテムの設定を変更することができます。 変更した値はセーブファイルに保存されますので、ゲームをセーブして中断しても維持されます。

RTK_TroopEncounter items #IDs

以下のプラグインコマンドは、上記のコマンドによる設定をクリアして、初期状態に戻します。

RTK_TroopEncounter items reset

アイテムと同様に "amulet weapons" や "amulet armors" プラグインパラメータで、武器や防具によるエンカウント制御もできます。 これらは装備していても有効です。 プラグインコマンドもアイテム同様に用意されています。

RTK_TroopEncounter weapons #IDs
RTK_TroopEncounter weapons reset
RTK_TroopEncounter armors #IDs
RTK_TroopEncounter armors reset

ステートによるエンカウント制御

本プラグインには "amulet states" というプラグインパラメータがあり、初期値として 0 が指定されています。

Screen shot - Plugin parameter

これは 「魔除けのアイテム」 のステート(状態)版で、パーティの中で誰かが指定したステートになっていれば、マップ上を歩いても敵とエンカウントしません。 指定する値はアイテムの ID で、カンマ(,)で区切って複数のアイテムを指定することができます。

例えば 「聖なるバリア」 というステートを作成し、「聖水」というアイテムを自身に使うとこのステートになるとします。 この 「聖なるバリア」 ステートの ID を上記のプラグインパラメーターに指定してあれば、ステートが付与されている間はずっと敵とエンカウントしなくなります。

ステートは歩数で外れるように設定できますので、この機能と併用すると、ドラクエの聖水やトヘロスの呪文に近い機能が実現できそうですね。

amulet states も amulet items と同様に、プラグインコマンドで対象を変更することが可能です。

RTK_TroopEncounter states #IDs
RTK_TroopEncounter states reset

レベルによるエンカウント制御

パーティの最大レベル (メンバーのうち、最もレベルの高いメンバーのレベル) をもとにエンカウントを制御することもできます。

敵のメモ欄に <encount_lv:10> と記載すると、この敵を含んだ敵グループは、パーティにレベル10以上のメンバーが居るときだけエンカウントします。

敵のメモ欄に <encount_!lv:10> と記載するとその逆で、この敵を含んだ敵グループは、パーティにレベル10以上のメンバーが居るとエンカウントしなくなります。

これらは組み合わせて使用することもできます。 敵のメモ欄に <encount_lv:10><encount_!lv:20> と記載すると、この敵を含んだ敵グループは、パーティにレベル10以上のメンバーが居るとエンカウントするようになります。 しかしパーティが成長し、メンバーがレベル20以上になるとエンカウントしなくなります。

もうひとつ珍しい制御方法として、レベルの倍数指定があります。 敵のメモ欄に <encount_%lv:5> と記載すると、この敵を含んだ敵グループは、パーティメンバーの最高レベルが 5の倍数 のときだけエンカウントします。 隠し敵キャラ的に利用してみてください。

これら制御をうまく使って、レベルが低いときには弱い敵に、レベルが高くなると強い敵に、など敵とのエンカウントを工夫してみてください。

更新履歴

バージョン 公開日 必須ライブラリ 更新内容
ver1.03 2016/07/21 なし amulet weapons 機能の追加
amulet armors 機能の追加
レベルによる制御の追加
ver1.02 2016/07/18 なし amulet item 機能の追加
amulet states 機能の追加
ver1.01 2016/07/16 なし encount switch パラメータ追加
!sw モードの追加
ver1.00 2016/06/26 なし 公開

ライセンス

The MIT License (MIT) です。

提供されるjsファイルからコメント等を削除しないのであれば、著作権表示は不要です。 むろん表示いただくのは歓迎します!

トップページに戻る