Ubuntu 14.04 の日本語デスクトップ環境を作るための Vagrantfile です。
動作確認は Vagrant 1.9.3 と VirtualBox 5.1.18 で行っています。 バージョンの組み合わせがシビアで、 相性が悪いと上手く起動できないことがあるためご注意下さい。
リポジトリをクローンした後 Vagrantfile
と ansible
ディレクトリを適当なところに置いてください。
$HOME
(Windows であれば %USERPROFILE%
) に置くのがおすすめです。
$ git clone https://github.com/rinatz/ubuntu-desktop-ja
$ cp -rp ubuntu-desktop-ja/{Vagrantfile,ansible} $HOME
必要に応じて Vagrantfile
を編集します。
デフォルトのままでいい場合は何もしてくていいです。
プライベートネットワークとして IP アドレスを DHCP で割り当てています。
固定 IP アドレスにしたい場合は Vagrantfile
の
config.vm.network "private_network", type: "dhcp"
の箇所を変更してください。
メモリは 4096 MB 割り当てています。また CPU は 2 つに設定しています。
変更したい場合は Vagrantfile
の
config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
# Display the VirtualBox GUI when booting the machine
# vb.gui = true
# Customize the amount of memory on the VM:
vb.memory = "4096"
vb.cpus = 2
の vb.memory, vb.cpus
を適宜変更してください。
プロビジョニング時に下記の Playbook を Ansible で実行するようにしています。 Ansible をあらかじめインストールしておく必要はありません。
インストールするパッケージの詳細は ansible ディレクトリ配下を見てください。 インストールが不要のライブラリがあれば、好みに合わせて使用する Playbook や role を編集してください。
Ubuntu Japanese Team が推奨するパッケージをインストールします。 その他下記の変更を行っています。
- タイムゾーンを
Asia/Tokyo
に設定 - 起動時に
System program problem detected
というダイアログが出ないようにする(初回起動時は出てしまう)
開発でよく使用されるライブラリと docker をインストールします。
develop
でインストールされるパッケージに加えて各種言語のライブラリなどをインストールします。
Eclipse などの IDE をインストールします。
Vagrantfile
の置かれたところ(ここでは $HOME
としています)で
vagrant up
と打てばプロビジョニングが始まります。
$ cd $HOME
$ vagrant up
Ubuntu が起動したら右上の歯車のアイコンから
System settings...
> Language Support
とたどります。ダイアログが表示されるので install
を選択し
言語パッケージをインストールします。
パスワードを聞かれるので vagrant
と入力します。
Language
タブで 日本語
をドラッグして一番上に持って行き、 Apply System-Wide
ボタンを押します。
Regional Formats
でも 日本語
を選択し、 Apply System-Wide
ボタンを押します。
再ログインすれば日本語化されます。
デスクトップ右上のキーボードのアイコンから 設定
を選択し
入力メソッド
の項目に
- キーボード - 日本語 - 日本語(かな 86)
- Mozc
という入力メソッドがこの順に並ぶように設定してください。 英語キーボードは削除していいです。
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