WahooTest

Wahoo SDK Test

実行する前に

WFConnector.frameworkがGitHubに上げられないため、プロジェクト内のFrameworksディレクトリに配置する必要あり。 Wahooの公式ページからSDKをダウンロード後、ターミナルから以下unzipコマンドを利用してBitcode版を展開、Frameworksフォルダに入れたらXcodeで認識されているか確認。 unzip -d WFConnector.framework WFConnector.framework-v4.0.2.1-BITCODE.zip

Environment

Xcode 11.4

SDKセットアップ方法

必要なライブラリ

TargetsのGeneralから追加するとtbdがEmbedされずエラーになるので、Build PhasesのLink Binary With Librariesから追加すること

• SystemConfiguration.framework
• libc++.tbd
• libz.tbd
• WFConnector.framework
• CoreBluetooth.framework
• ExternalAccessory.framework

SDKのインポート

ダウンロードしたzipファイルをmacOS標準のアンアーカイバで展開するとライブラリが壊れるため、ターミナルからunzipコマンドを使って解凍すること。AppStoreに提出するならBitcode版を利用した方がいい。

• Project NavigatorのFrameworksグループ内にWFConnector.frameworkをD&D
• Build SettingsのOther linker flagsに-lstdc++、-Objc、-all_loadを追加
• Swiftで使うならBridging Headerに#import <Foundation/Foundation.h>と#import <WFConnector/WFConnector.h>を追加する

バックグラウンド動作の許可

TargetsのSigning & CapabilitiesからBackground Modesの以下3つを有効化する

• External accessory communication
• Uses Bluetooth LE accessories
• Acts as a Bluetooth LE Accessory

Bluetoothを使用する説明を追加

Info.plistにNSBluetoothAlwaysUsageDescription(Privacy - Bluetooth Always Usage Description)をキーとするString値で、Bluetoothを使用するための説明文を記載する

SDKの使い方

デバイスの検出

WFDiscoveryManagerを使う インスタンスを生成し、 - (void)discoverSensorTypes:(NSArray *)sensorTypes onNetwork:(WFNetworkType_t)networkType これを実行するとデバイスの検出を開始する。 - (NSArray *)discoveredDevicesにて検出されたデバイスの情報(WFDeviceInformation)の配列を取得できるので、タイマーで回してチェックしてもいいが、別途WFDiscoveryManagerDelegateがあるので、それを使うといい

詳細は当プロジェクトのDiscoveryTableViewControllerを見るべし

WFHardwareConnector

デバイスとの接続を管理するクラス。最初にenableBTLE(true)を呼ばないと上手く動かない。 +(WFHardwareConnector *)shared 上記のシングルトンが存在するので、これを使うべし。

心拍数の取得

WFDiscoveryManagerを使用して接続したいデバイスの情報(WFDeviceInformation)を取得した後、WFDeviceInformationのインスタンスメソッド -(WFConnectionParams*)connectionParamsForSensorType:(WFSensorType_t)sensorType をsensorTypeにWF_SENSORTYPE_HEARTRATEを渡して接続用のパラメータ(WFConnectionParams)を取得。

WFConnectionParamsをWFHardwareConnectorの - (WFSensorConnection*)requestSensorConnection:(WFConnectionParams *)params に渡すとWFHeartrateConnectionが取得できる。

これに対して定期的にgetHeartrateDataを呼び出して得られるWFHeartrateData内のcomputedHeartrateが実際の心拍数となる。

WFSensorConnectionDelegateにconnection:stateChanged:が存在するが、こちらは心拍数が変動した際に呼ばれるわけではないので、別途Timerを自分で回して取得すべし。