mujin

whats this?

• Raspberry Pi Zero 2 W をキーボードデバイスとして認識させ、人間が与えたテーマの文章をAI生成し、その文章を人間が入力しているかのように見せかける仕組み

• 在宅ワークでキーボードのタイプ数やその内容を監視されている人向けの提案

• キーロガーにある程度意味のある文字列を自動入力する

• 入力文字数でサボっているか判別するのは無理がある

• 職業や立場にもよるが、手を止めた思考労働も必要

注意

• これはPoCなので完璧な動作は保証しません。

使い方

1. デバイスの準備

   • Raspberry Pi Zero 2 W で Raspberry Pi OS Lite が動く状態であること(OSインストールはweb上に色々あるので割愛)

   • Wi-Fi(2.4GHz帯)経由でRaspberry PiにSSHログインできること

   • Raspberry Piのアップデート(sudo apt updateなど)が済んでいること

   • Raspberry Pi基盤の2番目(HDMI端子に近い方)のUSB Type-BとPCのUSB Type-Aをつなぐ

   • Raspberry Piの電源を入れる

2. HID設定

   • 下記URL内容を実施する

     https://randomnerdtutorials.com/raspberry-pi-zero-usb-keyboard-hid/

     USBのType変換やUSBハブを経由するとうまく動かない

     (自分が試した中ではRaspberry PiのUSB Type-BとPCのUSB Type-Aの直接接続でのみうまく動いた)

   • この後作るプログラムが一般ユーザ権限で動くよう下記修正を加える

     sudo nano /etc/rc.local
     
     # nanoエディタ内「exit 0」の前に下記コマンドを加える
     
     chmod 777 /dev/hidg0
     

   • 修正したら再起動する

3. pipアップデート

   pip3 install --upgrade pip
   

4. Pythonライブラリのインストール

   pip3 install openai
   pip3 install Py-Keyboard
   pip3 install python3-evdev python3-uinput
   

5. OpenAI API Keyの入手

   たくさん記事があるので割愛

6. プログラム

   • mujin.pyをRaspberry Piにコピペ保存

   • APIキーは自分のものを入力すること

7. 実行方法

   • 文字を入力させたいPCでテキストエディタなどを開き、日本語入力可能な状態にする

   • 下記コマンドを実行

   python3 mujin.py 書かせたいテーマ 日本語での文字数
   
   例 python3 mujin.py デジタルセキュリティ 100
   

8. 期待される結果

   • Raspberry Piのプロンプト上には日本語の文章とASCII変換した文字列が表示される

   • USB接続先のPCには誤字脱字はありつつもそれっぽい文章が入力される