J言語

J言語とは

J言語はプログラミング言語であり、正式名称は「J」だがC言語と同じように「J言語」と呼ばれている。

J言語はAPLの後継として提案されたプログラミング言語で、APLと同じ処理をASCIIコードのみで記述することができる。 さらに、APLにはない機能や文法が追加され、現在も更新が続いている。

• APL

4×-/÷¯1+2×⍳1e5  ⍝ コメント

• J

4*-/%1+2*i.1e5  NB. コメント

また、数式を短く単純に記述することに特化していて、計算途中に変数や制御構文をほとんど使わずに書くことができる。 とくに配列の処理に優れていて、九九の計算ならたった8バイトのプログラムでできる。

   */~1+i.9
1  2  3  4  5  6  7  8  9
2  4  6  8 10 12 14 16 18
3  6  9 12 15 18 21 24 27
4  8 12 16 20 24 28 32 36
5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 18 27 36 45 54 63 72 81
   

J言語は、計算が右から左に進むことや、ASCIIコードのほとんどが演算子として割り当てられていること（J言語ではダブルクォーテーションすらも演算子である。）など、くせの多いプログラミング言語であるが、驚くほど短く書くことができる文法や、強力な配列演算など、魅力も多く持っている言語である。

J言語はすばらしいプログラミング言語だ！

インストール方法

※ iOS版はApp Storeからダウンロードできるが、バージョン 7.01 から更新されていない。

1. 公式サイトのインストールページから最新バージョンのリンクを選択する。

2. プラットフォームにあったインストール方法を選択し、リンク先のページの指示に従ってダウンロード、インストールする。

3. Android以外の場合は、Jのインストールが完了したらjconsoleを起動し、次のように入力してパッケージをインストールする。

load 'pacman'
'install' jpkg '*'

パッケージのインストールが完了したら、 exit 0 と入力してjconsoleを終了する。

Androidの場合は、JAndroidを起動してメニューの「Tools」から「Package Manager」を選択し、「Select All」ですべてにチェックを入れてから「Install」を押してインストールする。

ウェブサイト

• Jsoftware （公式サイト）
• J Wiki （Wiki）
• J (プログラミング言語) （ウィキペディア）