ChatVRMは、バーチャルリアリティ内でのチャット体験を提供するプロジェクトです。このREADMEでは、Dockerとdocker-composeを使用してChatVRMを簡単に起動する方法を案内します。Dockerを利用することで、環境構築を簡略化し、異なるシステム間で一貫したデプロイメントを実現できます。
- Dockerがシステムにインストールされていることを確認してください。
以下の内容で Dockerfile
を作成し、ChatVRMを実行するためのDockerイメージを構築します。
# 最新安定バージョンのNode.jsが含まれているベースイメージを指定します。
FROM node:21-bullseye
# コンテナ内での作業ディレクトリを設定します。アプリケーションファイルはここに配置されます。
WORKDIR /home
# システムパッケージを更新し、必要な依存関係をインストールします。
RUN apt-get update && apt-get install -y \
build-essential \
curl \
git \
&& apt-get clean \
&& rm -rf /var/lib/apt/lists/*
# GitHubからプロジェクトをクローンします。
RUN git clone https://github.com/pixiv/ChatVRM
# プロジェクトのディレクトリに作業ディレクトリを変更します。
WORKDIR /home/ChatVRM
# browserslistデータベースを最新のバージョンに更新します。
RUN npx -y update-browserslist-db@latest
# アプリケーションに必要なNode.jsモジュールをインストールします。
RUN npm install
# コンテナがポート3000をリッスンすることを示します。これは文書の目的であり、実際にポートを公開するわけではありません。
EXPOSE 3000
次に、以下の内容で docker-compose.yml
ファイルを作成します。
# docker-compose.ymlファイルのバージョンを指定します。使用する機能によって異なります。
version: '3.7'
# 'services' キーの下に、管理するサービス(コンテナ)を列挙します。
services:
# 'app' はここで定義するサービス(コンテナ)の名前です。
app:
# 現在のディレクトリにあるDockerfileを使用して、コンテナのイメージをビルドします。
build: ./
# コンテナが起動したら実行されるコマンド。ここでは開発サーバーを起動します。
command: npm run dev
# ボリュームのマウント設定。ホストマシンの現在のディレクトリをコンテナの '/root' ディレクトリにマウントします。
# これにより、ホストマシン上のファイルの変更がコンテナにリアルタイムで反映されます。
volumes:
- ./:/root
# ホストとコンテナのポートマッピング設定。
# ホストマシンのポート3000をコンテナ内のポート3000にマッピングします。
ports:
- 3000:3000
# コンテナに仮想ターミナル(tty)を割り当てます。これは、コンテナをバックグラウンドではなくフォアグラウンドで実行するために使用されます。
tty: true
以下のコマンドでDockerイメージをビルドし、コンテナを起動します。
docker-compose up --build
ブラウザを開き、http://localhost:3000
にアクセスして、ChatVRMが実行されていることを確認します。
使用後は以下のコマンドでコンテナを停止し、削除します。
docker-compose down
Dockerを使用してChatVRMのセットアップと起動に成功しました。Dockerの強力な機能を活用して、環境設定の複雑さを避け、一貫した開発環境を提供できました。Dockerを使用してさまざまなアプリケーションの構築と配布を続けて探求しましょう。