チャートのカラーについての再考、パターンの提案、アンケート作成を行う #2364
Comments
他にも色覚特性を再現できるツールやテスターなどがあれば教えていただきたいです。 |
新規Issueありがとうございます。議論の前提を整理します。少しお待ち下さい。 |
再現には(一番シェアが大きいChromeの検証ツールで使える)ChromeLensはどうでしょうか。 もしくは、アプリケーションになってしまいますが、以下もあります。 総務省 みんなのアクセシビリティ評価ツール:miChecker (エムアイチェッカー)Ver.2.0 昔は富士通やNTTデータなどのツールがあったのですが、公開終了しちゃってますね |
ありがとうございます!早速インストールしました。 |
グラフのアクセシビリティおよびカラーユニバーサルデザイン要件を整理してみました。 まず、現時点のグラフの確認です。#1172 の決定稿を確認します。 この調整の結果、以前の薄い緑から濃い緑+青になったことで、グラフ自体のコントラストは上昇し、視力が弱い人にとってバーの存在を見落とす可能性は減りました。 今回はこの両者の課題をどちらも解決する必要があります。しかし、これは色の調整のみでは難しいため、他の方法を合わせて考える必要があります。 グラフに求められる、アクセシビリティ基準やカラーユニバーサルデザインの要件と現状は以下となります。上の方が致命的な度合いが高い(出来てないと情報取得できない)と考えられます。
ということで、現在は2と3のコントラスト要件はほぼ満たせているが(※罫線と軸ラベルの色は要改善)、1の色依存回避と、4の色の見分けができていない、という状況です。 これを両立するにはいくつかグラフの前提を変えなければなりません。 1の「凡例とバーが色のみで紐付いている」および「項目同士の判別が色のみで差別化されている」を解決するには、凡例から引出線をつける、凡例とバーを記号で対応させる、凡例とバーを模様で対応させるといった方法があります。 ここでは「模様をつけるモード」を実装して1を満たすという仮定で検討をすすめます。次は通常モードのときは2,3,4を同時に満たす必要がでてきます。 これを解決するそれぞれの対応方法は以下です。
上記2点を調整すると、バーの塗りの色のコントラスト要件が4.5:1以上から3:1以上にできます。こうすることでバーの一番明るい色は3:1にでき、そこからおそらく+2色までは、段階的に暗くすることで、明度差だけで見分けがつくような状況が作れると考えられます。 ただし、ここから更にプラス1色の見分けを可能にしようとすると、明度だけで対応することが難しくなります(9:1と12:1を明度で見分けるのは難しい)。 (03/27 02:20追記)なお、私はできれば明度差で区別を付ける方向をできるだけ模索したほうがよいと考えています。明度差であれば、たとえ全く色がわからない状態の人でも見分けがつくからです。項目が4段階で収まるレベルであれば明度差によるアプローチが維持できます。 以上、私なりに対応についてまとめましたが、間違いや不明点があればぜひコメントください。特に問題なければ、こちらをベースに改善案を検討いただければ幸いです。 |
文字色と背景色の比較(=2つの色)であれば、以前にシミュレーターを作りました。 |
私も1型2色覚の当事者なのですが、シミュレータで判断することには限界もありますので、当事者にお尋ねいただくのが良いと思います。前issueでもお話ししましたが、今回も90名の色覚型が判明している当事者集団にボランティアで評価してもらいました。微調整可能は候補色の範囲を示していただければその中で評価し、良い方向を選択することもできます。 |
@Koiggy アンケートの件はありがとうございました。 |
こちらに関しては現状最大4段階までです。 |
それぞれの評価をした色覚タイプ別の割合についてということでいいでしょうか。P型よりもD型の方が見分けにくいと回答しています。
おっしゃるとおりです。それで最も速い方法についてですが、色弱の人を集めて決めれば短時間で決まります。私たちは常にそうしています。どうしても色弱の人が集まらない場合にのみ慣れた人がシミュレーションなどで検討して決めます。 |
カラーユニバーサルデザイン推奨配色パレットなどのすでにできている配色パレットを使うのも簡単な方法ですが、慣性制御(イメージコントロール)と情報制御の両方を成立させたい、オーダーメイドしたいという場合には、個別に検討しなければなりません。 同一色相で4色ということについてですが、色覚型によって、感じる色差が等歩度ではないため確認が必要です。P型の人は赤は暗く感じるため黒と近くなり、緑は比較的明るく感じるが、逆にD型の人は赤は明るく感じるため白と近くなり、緑は暗くなるため黒と近くなる。と言ったことが起こります。 #1172にてお知らせしましたが、同一色相で4段階とるとするとこれくらいになると思います。 |
はじめまして。CUDについての議論がかなり炎上しており、ひとつひとつの意見を追えてはいないのですが、私なりの意見を述べさせていただきます。 まず、現状の緑濃色・緑色・青色の塗分けは青色が変に目立っており、悪い配色だと思います。 私の主張はただひとつで、 真にCUDのことを考えるならば、https://github.com/ashiguruma/patternomaly を使用しすべてのグラフに模様をつけることが最善かと思います。 また、サイトデザイン上使用できる色が緑のみということですが、これはデザイン的な制約が大きくあまりよくないと思います。ほかに数色は定義するのが無難かと思います。(たとえば、flowページのsvgでは黄色が使用されています。) |
色数を増やす、濃淡のパターン数、模様の追加、など提案が挙がっていると思いますが、 |
個人的には模様パターンは現状の幅が細いグラフ対して適用した時に効果が薄いように思えます。 @Koiggy さんと@magi1125 さんの意見の中から配色を選択していくのが良いかと思います。 |
検証ツールやシミュレーターが限定的であるということは確かですが、 Color Oracle
Sim Daltonism
Photoshop
Stark
Colour Contrast Analyser
Contrast
ColorTester
ユーザー補助検証ツール
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その上で私見ではありますがご意見を。 模様について@mikkame さんのご指摘のように現在の棒グラフは全体の流れを把握するため一つ一つはとても細いものもあります。 また太めのグラフに関しては今のところそれほど多くの色パターンを要しないものですので、そこは模様をご提案頂いた @tamaina さんも書かれているように色や明暗での差で現状は大丈夫だと思います。 色のパターンと明暗についてこちらについては @tamaina さん、@Koiggyさんのお二人が明暗によって差をつけるのが良いのではという案に達しておられるので実際に #2364 (comment) でお出し頂いた色でグラフを作ってみました。いかがでしょう? |
蛇足ではありますが、私自身が本当にやりたかったのは「極力凡例を用いず、グラフのそれぞれの横ないし上に文字として配置する」という方法でした。 凡例がグラフから離れていると、健常者の方であろうと色弱の方であろうと、グラフの棒だけ見ては意味がわからず凡例とグラフで目線を行き来しなければなりません。 できればそのような方法を取りたかったのですが、magi1125 さんのご指摘のようにChart.jsでは再現できないとのことで断念しました。。 |
P型(1型2色覚)の私には相当分かりやすくなりました。D型(2型2色覚)の人にも聞いて見ます。 |
かつて多数発表されていた色覚シミュレータの元となる理論そのものがどうなのか。また理論通りにプログラムできているか。その精度や被験者テストは実施されてないままであったりするため、混乱が起きていました。 ここでご紹介頂いた、アドビシステムズのphotoshop illustrator CS3以降に標準搭載されている「色覚シミュレータ」は元となったシミュレーション理論そのままでなく、2007-8年に実際に色評価用のディスプレイを調整して、色弱者による調整・微調整を繰り返して、可能な限り実際に感じている色の差に近づけるという作業をいたしました。他にはナナオ、NECのハードウェア色覚シミュレータも同様の調整をした物です。RGBモードで調整しているので、ディスプレイで見るコンテンツのテストには良いと思います。紹介頂いた他のシミュレータ系は検証しておりませんので精度などは不明です。(アドビ社のものはP型D型しか積んでいませんが、10万人に1人居ると言われた先天性のT型色覚の人が被験者として見つからなかったためです) |
@saladdays ありがとうございます。個人の感覚ではとても見やすくなったと感じます。
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【保留】パターンの再提案2@magi1125 さんありがとうございます。フィードバックを受け、改善した案を用意しました。 案saladdays氏の案との違い囲み線(罫線)を濃くしました
上記のフィードバックから、明るい緑が白と同じに見えているということで、囲み線(罫線)の明度を下げ、 パターン解説A: 相談チャート内での識別する系統数別の組み合わせですが、@saladdays さんの案を読み解くと、「二系統の場合はBとC、一系統の場合はB(以下、案1)」にすることになると思います。 より多くの場面においての視認性の高さをと考えると、「二系統の場合はAとB、一系統の場合はA(以下、案2)」にするという考え方もあると思いますが、今回は、サイトのトンマナとの親和性を考え、できるだけ暗い印象を与えたくないという当初デザインの意図を汲み、案1で行くというのでどうでしょうか? |
色々とご意見いただいている中、恐縮です🙇♂️ 私からも、以下ご提案になります。 *多色展開用、sassのソースコードを記載しています。 A:
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@saladdays さん、制作いただいていた案を元に色展開をさせていただきましたが、制作いただいていた案で使用されていた囲み線(枠線)を含む4色について数値をいただけますでしょうか? |
@96KuRo 再提案ありがとうございます!これなら行けそうな感じがしますね。
こちらですが、例えば「二系統の場合はAとB、一系統の場合はB」というのはどうでしょうか。一系統だけのグラフもけっこうあるので、ページ全体の色面でいうとBが多くなり、結果トンマナとの親和性も維持できるように思います。 @forestgtree ご提案ありがとうございます!多色展開まで。すごい。 ちなみに
とのことですが、96さん案より各色の明度差が少ないように感じます。
明度差が大きいほうが見分けやすく、WCAGではコントラスト差で見分けさせる場合は3:1以上という数字があります(ただしこれは境界のコントラストの話なので色面差の話ではないです、あくまで参考値として)。差を減らしたことに何か理由などありますでしょうか?(囲み線はほぼ同じでした)。 |
あと、どの案でも共通ですが、WCAG 2.1 1.4.11では系列同士の区切り(か、色面同士の色の差)は3:1以上になっている必要があります。縦積みのバー内での区切り線は、上下にくる色によって白系か濃い緑系かで使い分けが要るかもしれません。 |
@96KuRo カラーコードこちらになります! Koiggyさんのコメント の図からスポイトしただけのものなので、きちんとしたカラーになっていないかもしれませんが。。 ご参考までにどうぞ!
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ところで、#2364 (comment) で書いていただいたとおり、この議論を開始してから5日が経過しており、ほぼ行けそうな案が #2364 (comment) で出ていることから、いったんこちら(ないし、#2364 (comment) を踏まえた最終調整版)を反映する形で進めたいと考えていますが、いかがでしょうか。 |
みなさまありがとうございます。 |
LGTM ありがとうございます。ベースとなっていた @Koiggy さん案の数値を確認せず進めてしまいすみませんでした。今回はこれで公開し、別issueにて更により良くできるようにまた提案させていただきます! |
@96KuRo ありがとうございます!
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皆様,有難うございます. 3月27日に公開された「How to tell if We're Beating COVID-19」のグラフ表示法が非常に効果的です.このグラフを追加できないでしょうか. よろしくお願い申し上げます. |
当サイトは東京都の公式サイトです。東京都のデータ以外のグラフを載せるのは難しいです。 |
色をアップデートしてプルリク作成しました。 関係者さま、プルリクがマージされるとこのIssueが閉じられますので、残存課題の切り出し作業をお願いします。 |
有難うございます. 表示は東京都のデータだけでもよいと思いますので,東京都のデータを加工して,以下のグラフを更新していくプログラムを作れないでしょうか. こうすれば,流行が拡大していっているのか,縮小に向かっているのかが明らかとなります.tと件数の一般的なグラフではみえない傾向が明らかになります. よろしくご検討頂けたら幸いです. |
@akiyama708 関係各所の確認が必要になりますが、いずれにせよ、こちらのissueとは話題が外れますので、よろしければ新たにissueを立てて提案されることをおすすめします。 |
@tsmd
はいー別途立てますね。 |
…feature/Tokyo-Metro-Gov#316-graph-scroll-draft * 673e4e9 を「検査実施件数」のチャート外ラベルへ横展開 Tokyo-Metro-Gov#2364 Tokyo-Metro-Gov#2705
こちらに新Issue立てましたので、以降はこちらで。 |
改善詳細 / Details of Improvement
スクリーンショット / Screenshot
参考までに現状のグラフです。
期待する見せ方・挙動 / Expected behavior
動作環境・ブラウザ / Environment
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