#aviutl-waifu2x-w2xc waifu2xの処理を行うためのDLLである「w2xc.dll」を利用した、AviUtlのフィルタプラグインです。 当該DLLは、tanakmura(@tanakmura)氏によって作成されました。 なお、DLLが更新されたので、RGB全成分を処理可能です。
##インストール
- pluginsフォルダ以下を、aviutl.exeと同じフォルダにあるpluginsフォルダにコピーしてください。また、w2xc.dllは、AviUtlと同じフォルダに置いてください。
- aufファイル、およびmodelsフォルダをaviutl.exeと同フォルダに置くと正常に動作しません。
- 動作にはVisual Studio 2013 の Visual C++ 再頒布可能パッケージが必要です。
##使用方法 設定画面は次の通り。デフォルトでは0・0・128・チェックあり・チェックなしにセットされています。
- noiseトラックバー……デノイズレベル(0でデノイズしない)
- scaleトラックバー……拡大するか否か(0だと拡大しない)
- blockトラックバー……ブロックサイズ(縦横のサイズの公約数にすれば効率がいい……かと思いましたが、どうやら自動調整らしい?)
- use GPUチェックボックス……未チェックでCPU・チェックでGPU計算です。
- photographyチェックボックス……チェックを入れると、拡大の際のモデルデータが実写用になります。 なお、設定画面のタイトルバーに演算時間がミリ秒単位で表示されます。 noiseとscaleを0にすれば、フィルタ処理が無効化され最初の表示に戻ります。
##注意事項 use GPUにチェックを入れない場合、CPUのみで計算されます。 しかしチェックを入れた場合、次の順番で使用可能かチェックされ、最初にOKだったもので計算されます。
- CUDAが利用できる環境ではCUDAを使用する
- OpenCLが利用できる環境ではOpenCLを使用する。ただしIntel GPUはFMAを使用した方が速いので無視される
- FMAが利用できる環境ではFMAを使用する
- AVXが利用できる環境ではAVXを使用する
- どれもない環境ではOpenCVのfilter2Dを使用する この仕様についての詳細は、次のtanakmura氏のブログの1ページを参照してください。 waifu2x 高速化版更新 03:27 それと、RGB版のデノイズ用モデルデータはまだ公開されていませんので、実写モードでのデノイズは暫定的に二次元用を使用します。
##コンパイル Microsoft Visual Studio 2013でコンパイルしました。 AviUtlなので32bitバイナリを作成してください。
##更新履歴 Ver.1.4.3 モデルデータを最新版にした。
Ver.1.4.2 w2xc.dllを差し替えた。
Ver.1.4.1 事前にクリッピング処理を行い、色化けが発生しないようにした。
Ver.1.4 DLLを差し替えたので、RGB処理可能になった。 ブロックサイズの上限を増やしたが、実は無意味かも?
Ver.1.3 ブロックサイズを設定できるようになった。
Ver.1.2 GPU計算も使えるようになった。
Ver.1.1 拡大した際正常に拡大されない不具合を修正。 サイズチェックを強化、AviUtlの最大サイズをはみ出た拡大はできないようにした。 ライセンス条項を修正。
Ver.1.0 初版。
##著作権表記 このソフトウェアはMITライセンスを適用しています。 また、MITライセンスに則り、w2xc.dllおよびw2xc.libの作者であるtanakmura氏の著作権表記、およびMITライセンスの全文を記したURLを記します。
w2xc.dll Copyright (c) 2015 tanakmura Released under the MIT license http://opensource.org/licenses/mit-license.php