マイク音声認識を使用したPCの音声操作ツール
author: @akatubame / date: 2015/02/05 / version: 0.0.2 / 使用言語: AutoHotkey
![screenshot] [screenshot]: https://github.com/akatubame/SpeechRecognizer/blob/master/Screenshot.jpg "スクリーンショット"
##■本ソフトの説明
Windowsの音声認識API、「SAPI」を用いた音声操作アプリです。
Windows7で動作確認済み。
マウスやキーボードで手が塞がっている時に、どうしても別の操作を行いたい人向けのアプリです。
「声で」Windowsを操作できるので、手を離さなくて済むメリットがあります。
主な機能は以下のとおり。
- マイクから拾った音声を日本語の文章に変換
- さらに、文章に応じてそれぞれ対応する操作を実行
- (例:音声認識の項参照)
- さらに、文章に応じてそれぞれ対応する操作を実行
- 操作に紐づけられていない文章をキャッチした場合、すでに登録されている操作にGUIで割当て可能
- 同一の操作に複数の文章を割当てることも可能
マイクが接続されていない、音声認識APIが使用できない環境である場合は起動が失敗します。
(※「インスタンスが作られませんでした」と英文でエラーが表示されます)
##■使い方
###音声認識「SpeechRecognizer.exe」を起動すると、音声認識待ちの状態でアプリが起動します。
この状態でマイクに向かって喋ると、音声の文章化処理が自動で始まります。
このとき話した言葉があらかじめ登録されたものであれば、対応する処理を行う仕組みです。
デフォルトでは以下の語句に対応しています。
- 「クローズ」
- アクティブウィンドウを閉じる
- 「最小化」
- アクティブウィンドウを最小化
- 「最大化」
- アクティブウィンドウを最大化
- 「リストア」
- アクティブウィンドウを元の大きさに戻す
- 「オフ」
- モニターのON/OFF
- 「シャットダウン」
- PCをシャットダウン
- 「再起動」 or 「リブート」
- PCを再起動
- 「スリープ」
- PCをスリープ状態に
- 「検索」
- ダイアログを呼び出してWeb検索
これらの語句以外の言葉を認識した場合は、操作は行われずに語句を登録するウィンドウが表示されます。
登録ウィンドウについては次項を参照してください。
###未登録語句の登録
音声認識に失敗した場合、登録されていない語句を認識すると登録ウィンドウが出現します。
ここで認識した語句を任意の操作に割り当てることができます。
語句を操作に紐付けたい場合は、一覧から対象となる操作を選択して下さい。
登録はすぐに完了します。(ウィンドウは自動で閉じます)
これで次回以降は、登録した語句を発声すると選択した操作が常に呼び出されるようになります。
また、紐付けたい操作がない場合はウィンドウを無視して下さい。別ウィンドウをクリックすると登録ウィンドウは自動で閉じる仕様です。
##■終わりに
その他実行したい関数をAutoHotkey言語で記述するなどすれば任意の操作が音声で行えるようになります。
登録された語句や関数は「SpeechList.ini」に保存されているので、コードの書ける方はエディタなどで直接編集して下さい。
その他、質問や機能の追加要望、バグ報告等は以下へどうぞ。
Author: akatubame
Email: kurotubame5@gmail.com