"COBOLソース解析ツール"はCOBOLで記述されたソースコードを静的に解析します。
COBOLソースファイルを手動で解析する前に実行することで、コードの目的、処理内容などの全体感を掴むことを目的としています。
解析結果はExcelに記載されます。
以下の解析結果を出力することができます。
- COPY句で読み込んでいる定義ファイル名の一覧
- CALL句による呼出モジュール名の一覧
- カーソル一覧
- 使用DB一覧 ※カラム一覧.csvを配置することで、論理名も取得可能
- 使用DBのSELECT, UPDATEなどCRUDの一覧
- 関数の一覧
- 各関数内でのDB操作、および呼出カーソルの一覧
- 各関数から呼び出されている関数の一覧
- 上記呼出関数の内、別モジュールを呼び出している場合はピンク字にて表示
- 到達できない関数はグレーアウトで表示
- 最初に呼び出される関数を起点に、関数の呼出構造を表示
※IF文、EVALUATE文による条件分岐のみ対応 - 構造図内の各ハイパーリンクから対応する関数情報シート内の項目へ遷移可能
- Releaseより、cobolAnalysis.zipファイルをReleasesからダウンロード
- Cドライブ直下に解凍した「cobolAnalysis」フォルダを配置
⇒「C:\cobolAnalysis」
※vscodeへの拡張機能追加を行わない場合、ここまでで完了。 - vscodeから使用する場合、拡張機能メニューを開き、メニュー右上の「…」をクリックし、「VSIXからのインストール」を選択
- 解凍したフォルダ内にあるvsix拡張子のファイルを選択してインストール
以下、A, Bのどちらかで実行可能です。
※特定のソースファイルを解析したい場合に使用
- 右クリックメニューから「COBOLソース解析」を選んで実行
※複数のソースファイルをまとめて解析したい場合に使用
- 「C:\cobolAnalysis\Cobol_SourceAnalysis\Cobol_SourceAnalysis.exe」を実行
- フォームが開いたら「ファイル選択」から解析対象となるファイルを指定
- 「実行」ボタン押下で実行
上記A, B実行後、
「C:\cobolAnalysis」直下に「COBOLソース解析結果.xlsx」が、
「C:\cobolAnalysis\ExecCobolAnalysis」にログファイルが生成されます。
このリポジトリから全ての機能をダウンロード可能ですが、"使い方"に記載しているvscodeの拡張機能部分、windowsフォームアプリ部分のソースは別リポジトリにあります。(※このリポジトリではメイン処理のみを管理しています。)
必要に応じてそれぞれ「hane0707/cobol-sourceanalysisextention」、「hane0707/Cobol_SourceAnalysis」を参照してください。
実装にあたり、クラスライブラリTransact-SQL-Helpersを参照しています。