kiroro-bot

キロロくんとおしゃべりする Discord Bot です。 Cloudflare Workers 上で作動します。

• 解説記事：スラッシュコマンドでぬいぐるみとおしゃべりする Discord Bot

おしゃべりするには

サーバーに招待し、スラッシュコマンド /kiro <おしゃべりの内容> で呼び出します。

/kiro キロロはお酒飲む？
キロロはお酒は飲めないキロ。

/kiro キロロ6連射
キロロ
キロロ
キロロ
キロロ
キロロ
キロロ

Development

初期設定

$ npm install
$ brew install ngrok

1. Discord App を登録し、以下の API キーを取得します。

   • General Information → Application ID, Public Key
   • Bot → Token

2. Bot → Privileged Gateway Intents より Message Content Intent を有効にします。

3. OpenAI API に登録し、API キーを取得します。

4. Cloudflare D1 に kiroro-bot という名称で DB を追加し、Database ID を取得します。

5. wrangler.example.toml を wrangler.toml としてコピーし、database_id を先ほど取得した ID に置換します。

   cp wrangler.example.toml wrangler.toml
   vi wrangler.toml
   

コマンドの登録

環境変数を登録した上でコマンドを実行し、Slash commands を登録します。

$ export DISCORD_BOT_TOKEN=<DISCORD_BOT_TOKEN>
$ ts-node src/register.ts

ローカル環境で動かす

1. .dev.vars に環境変数を記述した上で、以下のコマンドを実行します。
   KIRORO_ID は、開発者モードを有効にした状態で、右クリック →「ユーザー ID をコピー」から取得できます。

   DISCORD_PUBLIC_KEY = "<DISCORD_PUBLIC_KEY>"
   DISCORD_BOT_TOKEN = "<DISCORD_TOKEN>"
   OPEN_API_KEY = "<OPEN_API_KEY>"
   KIRORO_ID = "<KIRORO_ID>"
   

   $ npm install
   $ npm run dev
   

2. ngrok を用いてローカル環境を公開します。ポート 8787 で起動した場合には、以下のように指定します。

   $ ngrok http 8787
   ngrok
   ...
   Forwarding  https://***.ngrok.io -> http://localhost:8787

3. ngrok によって割り当てられたアドレス（この場合 https://***.ngrok.io）を、Discord App の設定画面の Interactions Endpoint URL に設定します。

Cloudflare Workers へのデプロイ

1. 以下のコマンドを実行し、上記と同じ環境変数を登録した上で、デプロイします。

   $ wrangler secret put DISCORD_PUBLIC_KEY
   ...
   $ npm run deploy

2. npm run deploy の出力結果として表示されたアドレス（例：https://kiroro-bot.<Workersのサブドメイン>.workers.dev/）を、Discord App の設定画面の Interactions Endpoint URL に設定します。

ユーザを BAN する

心無い利用をするユーザから GPT-3.5 へのアクセスを禁止し、やさしいインターネットを目指しましょう。
環境変数 BANNED_USERS に Discord のユーザネームをスペースなしのカンマ（,）区切りで追加します。環境変数が存在しない場合はどのユーザからの応答でも受け付けます。

$ wrangler secret put BANNED_USERS
user1,user2

BAN されているユーザを確認するには、以下の通りにしゃべりかけます。

/kiro BANされてるユーザを教えて
キロロ寿司とusernameが嫌いキロ

ワンピースのネタバレ

ワンピースをいち早く知りたい友人のためにワンピースのネタバレ機能を実装しました。

1. Cloudflare D1 のデータベース上に、以下のテーブルを作成します。

   CREATE TABLE onepiece(
     id INTEGER,
     content TEXT
   );

2. 以下のコマンドを実行して、ワンピースの情報をスクレイピングで取得し、データベースに追加します。

   export OPEN_API_KEY=<OPEN_API_KEY>
   npm run onepiece

ネタバレを教えてもらうには、「ワンピース」を含めてしゃべりかけます。

/kiro キロロ、ワンピースの1087話好き？
キロロがこっそり教えちゃうキロ……

（1087 話のネタバレ）