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急急如律令 edited this page Mar 6, 2024 · 39 revisions

AozoraEpub3の説明

ウェブ小説のEPUB変換

https://www.youtube.com/watch?v=qxcDw5nWd10

青空文庫をEPUBやMOBIファイルなどに変換して、kobo、kindle,などのEPUBリーダーなどで読むことができるソフトウェアです。作成したEPUBは電子書籍販売サイトで販売できるので、電子出版ツールとしても使うことができます。WEB小説から青空文庫に変換してEPUB出力する機能もあるので、WEB小説を電子書籍端末で読める形式に変換することが可能になります。小説家になろうで連載されている本はAozoraEpub3を使えばキンドルで読むことができるようになります。

(+関連サイト)

以外にも、

インストール

動画でのインストール方法の説明

AozoraEpub3のインストール

https://www.youtube.com/watch?v=SHeUvLXaycc

Javaが入っていない人はJavaをインストールする必要がある。また古いJAVAの場合は更新しないと使えない。下記サイトから更新してください。

  • 開発に使っているJAVAはadoptium、x64、Version:21です。

https://adoptium.net/temurin/releases/

Windowsの場合はOperating System:Windows、Architecture:x64、Package Type:JRE、Version:21を選んでインストールしてください。

AozoraEpub3のインストール

AozoraEpub3はZIPファイルを展開しJARファイルを実行することで使えるようになる。 https://github.com/kyukyunyorituryo/AozoraEpub3/releases

kindlegenのインストール

kindlegenはepubをkindleで読める形式に変換するツールです。単体でのkindlegenの配布がなくなりました。Kindle Previewer 3内のkindlegenを取り出してください。

Kindle Previewer 3をインストールする

Kindle Previewer 3

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G202131170

OSにあったKindle Previewerをインストールしてください。kindlegenの単体での配布が終了しました。Windowsの場合はKindle Previewer 3をインストールし、Kindle Previewer 3フォルダー内に「C:\Users\user\AppData\Local\Amazon\Kindle Previewer 3\lib\fc\bin」kindlegenがあります。userはご自分のユーザー名に置き換えてください。

AozoraEpub3の使い方

起動した画面

0001

青空文庫をEPUBに変換

  • 例として青空文庫の「吾輩は猫である」をEPUBに変換する。
  • 下記リンクから、テキストファイルのZIPファイルをダウンロードする

https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card789.html

テキストファイル(ルビあり) zip 789_ruby_5639.zip

 AozoraEpub3を起動後に拡張子でEPUBを選ぶとEPUB、mobiを選ぶとキンドル用に変換します。AozoraEpub3に「ファイルまたはURL文字列をここにドラッグ&ドロップ/ペーストで変換します」の場所にzipファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。そうすると、変換確認画面が表示されるので、表紙を入れるなどして変換する。

WEB小説の変換

次になろうのサイトからAozoraEpub3に一括ダウンロードするそのやり方。個別の小説のアドレスから、chromeでは鍵マークの部分のアイコンを[ファイルまたはURL文字列をここにドラッグ&ドロップ/ペーストで変換します]の部分にドラッグアンドドロップすることで、一括してダウンロードされます。保存場所は任意に指定できる。

自作のテキストからEPUBを作成する

青空文庫形式のテキストからEPUBを作る

 青空文庫形式で、テキストを制作するとEPUBファイルに変換できます。

 青空文庫形式の書き方は下記リンクを参考にしてください。

 https://www.aozora.gr.jp/aozora-manual/index-input.html

青空文庫形式の入力補助ツールなど

https://99nyorituryo.hatenablog.com/entry/2013/10/09/220711

青空文庫エディタ

https://qiita.com/99nyorituryo/items/ff63f8542fe3af869801

AozoraEpub3のQ&A

小説家になろうでへ取得時に「SERIES/TITLE : タイトルがありません」とメッセージが表示される

httpのときに取得したインターネットショートカットのままの場合に発生する。インターネットショートカットを取得しなおすか、エディタでhttpsに変換するといい。

文字コード

文字コードはMS932とutf-8(BOM無し)です。JAVAが基本的にそれしか認識しません。

Apple Silicon M1でAozoraEpub3を動かしたい。

下記記事を参考にAzul Zulu Javaのarm64を入れてください。またはJAVA17以降では標準で対応しているようです。

https://qiita.com/shibukawa/items/797b7cbb7e530842e6f7

GooglePlayブックスでルビがつくと文字が大きくなって、ルビが他の文字と重なる。

スタイル→行の高さ1.8を設定する。

KDPとline-heightの問題

KDPでline-heightを削除しろと言われる。 AozoraEpub3/template/item/style/text.vm の中のline-height: ${lineHeight};をコメントアウトしてください。

http://blog.livedoor.jp/denden_proj/archives/53830177.html

青空文庫形式作成用ツール

https://github.com/kyukyunyorituryo/aozoratool

kindlegenをダウンロード

まず、Kindle Previewer 3をインストールします。

Kindle Previewer 3

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G202131170

OSにあったKindle Previewerをインストールしてください。kindlegenの単体での配布が終了しました。Windowsの場合はKindle Previewer 3をインストールし、Kindle Previewer 3フォルダー内に「C:\Users\user\AppData\Local\Amazon\Kindle Previewer 3\lib\fc\bin」kindlegenがあります。userはご自分のユーザー名に置き換えてください。

AozoraEpub3をフォークして自分用に改変する

ビルド

  • AozoraEpub3はJAVAで作られています。JAVAはJVMで動かすためにJDKでJARに変換しています。
  • ビルドはbuild.gradleで実行しています。

ビルド方法はPleiades All in One Eclipseを例にとって説明する。

  • githubでクローンしたフォルダーを
  • eclipseからワークスペースに追加する。 AozoraEpub3が開くとant.xmlを選択し右クリックで[実行][Antビルド]を選ぶとビルドが実行される。そうするとWindowsの場合はC:\Users\user\Desktop\AozoraEpub3-1.1.0bにビルドフォルダーが作成される。build.gradleでJARファイルを生成している。

青空文庫注記

青空文庫注記を基本として利用し、AozoraEpub3独自の拡張表現もあります。 青空文庫注記については以下のリンクから。 https://www.aozora.gr.jp/aozora-manual/index-input.html#markup

ルビ

|漢字《かんじ》 ルビに使われている、|《》が文章中で使いたい場合には、下記のように置き換えてください。 《 → ※[#始め二重山括弧、1-1-52]

》 → ※[#終わり二重山括弧、1-1-53]

| → ※[#縦線、1-1-35]

見出し

見出しの指定には、○○[#「○○」は大見出し]という形式と[#大見出し]○○[#大見出し終わり]という書き方がある。大見出し、中見出し、小見出しがある。見出しはEPUBに変換するときに目次となる。

予約文字

青空文庫形式に使う予約文字はルビなどの注記に使用している記号です。これらの記号を文章内で使用すると。注記として認識されることがあります。そのために変わりに外字の書き方で置き換えています。 青空文庫内での説明 http://kumihan.aozora.gr.jp/extra.html

青空文庫用整形補助マクロでは「予約文字」として用意されています。

《 → ※[#始め二重山括弧、1-1-52]

》 → ※[#終わり二重山括弧、1-1-53]

[ → ※[#始め角括弧、1-1-46]

] → ※[#終わり角括弧、1-1-47]

〔 → ※[#始めきっこう(亀甲)括弧、1-1-44]

〕 → ※[#終わりきっこう(亀甲)括弧、1-1-45]

| → ※[#縦線、1-1-35]

# → ※[#井げた、1-1-84]

※ → ※[#米印、1-2-8]

外字画像を使う

AozoraEpub3では画像注記の頭に、※をつけるだけで外字画像として認識する。

※[#画像(あに濁点.png、横218×縦218)入る]

外字画像の形式は電書協EPUBを参考にして、透過pngで横218×縦218にしている。

文字に色をつける

電書協のスタイルシートに文字の色変更の機能がある。青空文庫の注記にはないが、使えたら面白そうだったのでつけた。注記で囲んだところを色を付ける、一行の場合はspan複数行はdivにそれぞれクラスで色を指定する。

文字色→●(無指定) 文字色→[#黒色]●[#黒色終わり](color-black [#000000])

文字色→[#暗灰色]●[#暗灰色終わり](color-dimgray [#696969])

文字色→[#灰色]●[#灰色終わり](color-gray [#808080])

文字色→[#鼠色]●[#鼠色終わり](color-darkgray [#a9a9a9])

文字色→[#銀色]●[#銀色終わり](color-silver [#c0c0c0])

文字色→[#白鼠色]●[#白鼠色終わり](color-gainsboro [#dcdcdc])

文字色→[#白色]●[#白色終わり](color-white [#ffffff])

文字色→[#黒地白色]●[#黒地白色終わり](inverse ※黒地に白文字)

文字色→[#透明色]●[#透明色終わり](color-transparent [transparent] ※透明)

文字色→[#灰地透明色]●[#灰地透明色終わり](color-transparent & 背景 gray)

#002-b 文字列に指定 ◎基本色

文字色→[#赤色]●[#赤色終わり](color-red [#ff0000])

文字色→[#青色]●[#青色終わり](color-blue [#0000ff])

文字色→[#水色]●[#水色終わり](color-cyan [#00ffff])

文字色→[#赤紫色]●[#赤紫色終わり](color-magenta [#ff00ff])

文字色→[#橙色]●[#橙色終わり](color-orangered [#ff4500])

背景に色を付ける

背景色→あ(無指定) 背景色→[#黒背景]あ[#黒背景終わり](bg-black)

背景色→[#暗灰背景]あ[#暗灰背景終わり](bg-dimgray)

背景色→[#灰背景]あ[#灰背景終わり](bg-gray)

背景色→[#鼠背景]あ[#鼠背景終わり](bg-darkgray)

背景色→[#銀背景]あ[#銀背景終わり](bg-silver)

背景色→[#白鼠背景]あ[#白鼠背景終わり](bg-gainsboro)

背景色→[#白背景]あ[#白背景終わり](bg-white)

背景色→[#透明背景]あ[#透明背景終わり](bg-transparent)

#003-b 文字列に指定 ◎基本色

背景色→[#赤背景]●[#赤背景終わり](bg-red)

背景色→[#青背景]●[#青背景終わり](bg-blue)

背景色→[#水背景]●[#水背景終わり](bg-cyan)

背景色→[#赤紫背景]●[#赤紫背景終わり](bg-magenta)

背景色→[#橙背景]●[#橙背景終わり](bg-orangered)

脚注をつける

脚注を利用したEPUBの作成