Symfony2を利用する上で、日本語環境における不具合の解消や機能拡張を行うためのパッケージです。
現時点ではSwiftMailerによる日本語JISメール送信不具合を解消するクラスを提供します。

ライセンス：MITライセンス
但し、以下のブログ記事に掲載されているsymfony1.4向けのコードを一部引用しています。
http://www.kuzilla.co.jp/article.php/20100301symfony
ライセンスについての表記がなかったので、問題があればご連絡ください。

利用条件：動作不具合等、作者及びコード引用元の作者は一切責任を負いません。

動作環境：Symfony 2.0.0 Standard Edition


１．vendor/limu110u/src/Limu110u/SwiftMailer

SwiftMailerで日本語JISメールを送信できるようになります。


(1) インストール
インストールはvendor以下にファイルを配置、app/autoload.phpの
$loader->registerNamespaces()のパラメータ末尾に
'Firstmedia'=>__DIR__.'/../vendor/firstmedia/src'を追記します。

app/autoload.php
 7 $loader->registerNamespaces(array(
 8     'Symfony'          => array(__DIR__.'/../vendor/symfony/src', __DIR__.'/../vendor/bundles'),
 9     'Sensio'           => __DIR__.'/../vendor/bundles',
10     'JMS'              => __DIR__.'/../vendor/bundles',
11     'Doctrine\\Common' => __DIR__.'/../vendor/doctrine-common/lib',
12     'Doctrine\\DBAL'   => __DIR__.'/../vendor/doctrine-dbal/lib',
13     'Doctrine'         => __DIR__.'/../vendor/doctrine/lib',
14     'Monolog'          => __DIR__.'/../vendor/monolog/src',
15     'Assetic'          => __DIR__.'/../vendor/assetic/src',
16     'Metadata'         => __DIR__.'/../vendor/metadata/src',
17     'Limu110u'         => __DIR__.'/../vendor/limu110u/src',
18 ));

app/config/parameters.iniでメール送信環境（mailer_接頭辞が付いている部分）を設定しておきます。
（参考）http://symfony.com/doc/current/cookbook/email.html


(2) メール送信
送信機能を実装するControllerの先頭に次の行を追加して、名前空間をインポートします。

use Limu110u\SwiftMailer\Localize\Japanese\Message;

送信機能を実装するアクション内で以下の例に習ってコードを記述します。

$message = Message::newInstance()
  ->setSubject('メールの表題')
  ->setFrom('送信元メールアドレス', '送信元の名前（オプション）')
  ->setTo('送信先メールアドレス', '送信先の名前（オプション）')
  ->setBody('メールの本文');
$this->get('mailer')->send($message);