#flowers project manager
##description
リスケしやすさを重視したWebアプリ型のプロジェクト管理ツールです。 こんな職場でのプロジェクト管理を想定しています。
- 1〜3ヶ月程度の期間で複数のプロジェクトが進行している
- 1人が複数のプロジェクトにアサインされる
- 1プロジェクトの参加人数は多くても10人ぐらい
- スケジュール変更がよく起きる
- 他の人が忙しいのか暇なのかよくわからない
プロジェクト内のタスク(1作業)は締め切りと期間を表しており、 動かす(締め切り変わる)と子のタスクが一緒に動くので、 途中の工程が遅れた影響を容易に調整できます(たぶん……)。
Excelなどで作るプロジェクト表に、GitFlowなどのフロー図のイメージを採り入れつつ、機能をシンプルにまとめました。
プロジェクト全体の進行管理をする人以外は、
「自分のタスクだけ見たい時は上のUserViewを押す」
「双葉がついた白いタスクが現在作業中のところ」
「タスクが締め切りに間に合わなそうな時は炎をつけておく」
「プロジェクトがお花でいっぱいになったら完了」
と覚えておけばだいたいOKです。
Issueを立てて問題を解決していくような機能はありません。 誰が忙しくて、誰の手が空いていて、どの工程が遅れていて、 その影響がどこに出るかを見るためのツールです。
一人で使う場合はMacかLinuxにMeteorを導入します。 ※WindowsではMeteorの開発環境が動かないようです。
MacであればまずMeteorをインストールします。
$ curl https://install.meteor.com | /bin/sh
後はこのリポジトリのファイルを適当なフォルダ内にダウンロードし、 そこをカレントディレクトリとしてターミナルを開いて、 「meteor」コマンドを実行します。
これでPC内でサーバが起動するので、ブラウザで「localhost:3000」に接続します。
新しく使うときはNav-barの「SignIn」からユーザー登録してください。
インターネット上に公開して複数ユーザーで利用できるようにするには、 Meteorを実行できるサーバ(Node.jsとMongoDBが動作するサーバ)が必要です(他にもGLIBC_2.7が必要といった、いくつか条件があるようです)。
「meteor deploy (公開アプリ名).meteor.com」というコマンドを使って、 Meteorが提供している無料のホスティングサービスで公開するのが一番簡単です。 (ただし「テスト用」とのことなので、そのまま使い続けられるのか不明です)
クライアント側はモダンブラウザが使えれば、WindowsでもMacでも構いません。 iOSからも機能はひととおり利用できますが(Meteorがサポートしているので)、 大サイズで見る前提の画面設計なのでスマートフォンでは使い物になりません。
- メモ機能(プロジェクトやタスクに簡単なメモを付ける機能)
- 工数タイマー(その作業にどれだけ時間がかかったかを記録しておく機能) いらないかも
- レポート表示機能(会議などで現状の報告・確認するための表示機能)
- バックアップ機能(meteorのホスティングがなくなった時に引っ越すため)
上部のバーです。
- Projects
自分が参加している進行中のプロジェクトが一覧表示されます。 team memberに登録されていないプロジェクトは表示されません。 - UserView
特定のユーザーが担当しているタスクだけを表示します。 自分が近々やらなければいけないタスクを確認したい場合や、 各担当者の混み具合を調べたいときに使います。 - Closed
完了したプロジェクトです。昔の仕事を見返したいときなどに使います。 - Setting
ユーザーの名前や、バーチャルユーザーの登録を行います。 バーチャルユーザーは、flowersに実際のアカウントを持っていない人を タスク管理に含めなければいけないときに使います。 - SignIn
ログイン、ログアウト、ユーザー登録を行います。
日付が表示されている部分がタイムラインです。 仕事は週単位で管理することが多いので、月曜日の日付が表示されるようにしています。
タイムラインをクリックしてタスクが選択されていない状態にすると、 左右のカーソルキーで7日単位でスクロールできます。
サイドバーの「Week Selector」からも移動できます。
標準では約4週間(画面幅によって変動)が表示されていますが、 タイムライン右上の青いボタンをクリックすると約12週表示に切り替わります。
左側のリストエリアにはプロジェクトとタスクが表示されます。
- プロジェクト
1つの仕事。左上にプロジェクト名が表示されます。 - タスク
1つの作業。担当者と締め切り日(deadline)が表示されます。 子のタスクとブランチのタスクを持たせることができます。 - タスクの色
茶色(土)は未着手、緑枠に白地(双葉)は作業中、 緑枠に緑地(花)は完了、 赤枠(炎)はトラブルが起きて期限に間に合わないことを表します。 - タスクの移動
タスクをクリックして選択すると、カーソルキーの左右で締め切り日を移動できます。 [Shift]キー+左右キーでタスクの幅(作業日数)を変更できます。
[alt]キー+左右キーで子タスクを連動させずにそのタスクだけを移動できます。
User Viewでは、[alt]キーを押さなくてもそのタスクだけが移動します。 - スタートタスク
プロジェクト作成時に最初からあるタスクで、削除できません。 - マスターブランチ
一番上の行のタスクはマスターブランチと呼び、特別扱いにしています。 実際の作業ではなく「準備期間」「執筆」「初校」「再校」といった マイルストーンを表すために使うことをおすすめします。 マスターブランチの担当者は適当でOKです。 - ブランチ
並行して作業を進めたいときはブランチ(分岐)のタスクを追加します。 親のタスクの締め切り日と連動して動かすことができます。
[alt]キー+上下キーで、1つの親タスクから分かれたブランチを一番上または一番下に移動できます。
ブランチは同時に並行して進められる作業、 子タスクは親タスクが終わらないと進められない作業を表すのが基本です。
以下の図は3人の著者が並行して共著するパターンで、 親タスクのサンプル作成が終わらないと着手できないことを示しています。
ブランチも親タスクの締め切りと連動するので、 親タスクが終わらないとできないタスクを表すために使っても構いません。
以下は単著のパターンですが、一人の著者の執筆作業をブランチで表しています。 そのおかげで後続する編集・DTP作業を章ごとにわかりやすく表せています。
左のサイドバーのconsole areaでは、選択したタスクやプロジェクトの設定を変更できます。
team memberでプロジェクトを見てもいい人のユーザー名を追加してください。
なお、テキストボックスは値を変更しただけでは反映されず、 フォーカスを別に移動するか、[Enter]キーを押したときに反映されます。