事前準備

1. Node.js(10.13.0以降)、npm がインストールされていることを確認。

   node --version
   npm --version
   

2. AWS CDK CLI をインストール。

   npm install -g aws-cdk
   

3. TypeScriptをインストール。

   npm install -g typescript
   

CDKプロジェクトの構築

1. 任意のディレクトリ配下でCDKプロジェクトを作成。

   mkdir cdk-demo
   cd cdk-demo
   cdk init --language typescript
   

2. 追加モジュールがある場合、以下のコマンドを実行。

   例：kinesisfirehose-destinations-alphaのインストールする場合

   npm i @aws-cdk/aws-kinesisfirehose-destinations-alpha@2.67.0-alpha.0
   

フォルダ構成

cdk_typescript
├── bin
│   └── app.ts    # アプリケーションのエントリポイント
├── cdk.out              # CFn変換後のファイル
├── lib                  # 各種 CDK で記載されたテンプレートファイル
│   └── codecommit_stack.ts
│   ├── fe_pipeline_stack.ts
│   ├── static_hosting_stack.ts
│   └── ・・・
├── front-sample-project # 作成した CodeCommit にプッシュするサンプルプロジェクト
│       ├── build
│       │   ├── dev_buildspec_build.yml     # ビルドプロジェクトを定義するbuildspec
│       │   └── dev_buildspec_clean.yml
│       ├── dist
│       │   └── index.html
│       ├── src
│       │   ├── index.ts
│       │   └── saySomething.ts
├── test                 # jestによるインフラテスト用
│   └── app.test.ts
├── .gitignore
├── .npmignore
├── cdk.json             # CDKの構成ファイル
├── jest.config.js       # jestによるインフラテスト用
├── package.json
├── package-lock.json
├── README.md
└── tsconfig.json        # TypeScriptのコンパイル設定

作成されるリソースについて

フロントエンドパイプライン

各スタックについて

CI/CD スタック

• CodePipeline を作成するテンプレート
  上記で作成されたリポジトリの develop ブランチに プッシュ か マージされた場合に実行されます。

  • codecommit_stack.ts
  • fe_pipeline_stack.ts
  • static_hosting_stack.ts

Cfn テンプレート生成

cdk synth -c attrphase={ STAGE } -c target={ TARGET }

• AWS CDK のコードを合成し、 CloudFormationテンプレートとして書き出す

• 書き出された CFn テンプレートは cdk.out ディレクトリに出力される。

  • この時、引数として以下の２点を指定する
    • attrphase：デプロイ環境 dev, stg, prd の内いずれかを指定（リソースのプレフィックスとなる）
    • target：デプロイするリソースの種類を指定
      それぞれの引数は以下の通り

  引数	内容	主な対象リソース
  cicd-fe	フロントエンドパイプラインのためのリソース	CodePipeline, CodeBuild, CloudFront, S3

スタックの差分比較

cdk diff --profile { プロファイル名 } -c attrphase={ STAGE } -c target={ TARGET }

• デプロイされているスタックと、ローカルを比較します
• 対象のアカウントのプロファイルを指定する必要があります

スタックのデプロイ

cdk deploy --profile { プロファイル名 } --require-approval never -c attrphase={ STAGE } -c target={ target } --all

• 作成されたスタックをデプロイします。
• --require-approval neverオプションを指定することで承認確認をスキップできます。
• --allオプションは、デプロイ対象スタックが複数ある際に指定します。（単一スタックの場合は指定不要）