https://massa4649.booth.pm/items/5559415 の製品説明となります。
モジュールを制御するマイコンとのインターフェース用の端子配列は、M5StickC-PLUSのコネクタに直刺しで動作させることを考慮した設計にしています。 また、FM受信アンテナは、Φ3.5mmステレオミニジャックに接続するイアホンやオーディオケーブルのGNDラインを利用する仕様となっています。
受信チャンネルの選局方法については、モジュールの4番端子をLowまたはHighにすることで周波数を上下に可変して行います。
音量の調節については、可変抵抗器などの物理的なボリュームは実装していませんが、I2C制御でICの音量に関するレジスタ設定値を変更することで可変できます。
//smute gain: set to -36dB
Wire.beginTransmission(DEVICE_ADDRESS);
Wire.write(0xE3); // Volume control
Wire.write(0x02); // 0x00 Mute 0x01-0x80 20log(SMUTE_GAIN/128)
Wire.endTransmission();
delay(100);
024年3月現在においては、KT0937-D8は電子部品ショップの秋月電子さんでも販売されていますので、そちらのWEBサイトにデータシートがありますのでご参照下さい。
モジュールに実装されている水晶振動子は、デフォルトのレジスタ設定で動作するように32.768KHzを使用しています。
Pin | Pin Name | I/O | Function |
---|---|---|---|
1 | GND | Ground | Ground |
2 | NC | - | Non Connection |
3 | SCL | Digital I/O | SCL of 2-wire interface |
4 | INT | Analog Input | INput tuning Trigger (※connected to pin8 of KT0937-D8) |
5 | SDA | Digital I/O | SDA of 2-wire interface |
6 | NC | - | Non Connection |
7 | +3.3V | Power | Power supply (※2.1~3.6V) |
8 | NC | - | Non Connection |
電源電圧に接続されたタクトスイッチを押して4番端子をHighにする事で100KHz周波数がダウンし同様にGNDに接続されたタクトスイッチを押して4番端子をLowにする事で100KHz周波数がアップします。 可変周波数範囲はICのレジスタ設定で決定します。(ICの機能としては32MHz~110MHzの受信が可能)
プログラミング次第ですが、周波数変更の手段としてM5stickのボタンAとボタンBを使用できます。 あらかじめ受信可能なラジオ曲の周波数をプリセットとしてプログラムに配列で定義すれば、ボタンAを押すとプリセットされた次の局へ進み、ボタンBで前の局へ戻るようなプログラムの実装が可能です。
const unsigned int FM[]=
{
0xE4,0x06, // HF, 78.9MHz
0xE5,0x2A, // LF, 78.9MHz
0xE4,0x06, // HF, 80.0MHz
0xE5,0x40, // LF, 80.0MHz
0xE4,0x06, // HF, 80.7MHz
0xE5,0x4e, // LF, 80.7MHz
0xE4,0x06, // HF, 81.3MHz
0xE5,0x5A, // LF, 81.3MHz
0xE4,0x06, // HF, 82.5MHz
0xE5,0x72, // LF, 82.5MHz
};
https://massa4649.com/kt0937_2/
以上です。