このページは,書籍「真空管アンプ製作 LTspiceでシミュレーション」のサポートページです.
本書では,12Vという電圧の制限を課して真空管アンプを製作します.通常使われる200Vから400Vという高い電圧を使用した真空管アンプと比べ,部品を安価に抑えられ,感電の危険をなくし,配線を間違えたときの部品の損傷もある程度防げます.
本書では,20〜30V程度で真空管の特性を実測したデータを基に作成したSPICEモデルを用いて,回路設計を行なっています.実測したモデルに基づいたEp-Ip特性とSPICEモデルを,このサイトで公開しています.
右上にある緑色の「Code」というボタンをマウスでクリックすると,メニューが開きます.一番下にある「Download ZIP」をクリックすると,全てのファイルがzipファイルにアーカイブされて手元のパソコンにダウンロードされます.
各ディレクトリの中には以下のようなファイルが入っています.
- Ep-Ip_characteristic/: 真空管のEp-Ip特性のグラフ
いろいろな真空管について,低い電圧(プレート電圧最大30V)で計測した特性をグラフに描画したものです.
- LTspice/: LTspiceのモデルファイルと回路ファイル
いろいろな真空管について,実測したデータを元にして作成したLTspiceのモデルファイルと,シミュレーション用の回路ファイルを入れてあります.
- LTspice/lib: LTspiceのモデルファイル
コンピューターにインストールされているLTspiceのライブラリフォルダlib/subとlib/symの中に,フォルダlib/subの中のMyTubeModelと,フォルダlib/symの中のMyTubeModelをそれぞれコピーすると,上記のシミュレーション用回路ファイルから読み込むことができます.
- Program/: 真空管で実測したEp,IpからLTspiceのモデルファイルを作成するプログラム
実際に自分で真空管の特性を計測して,LTspiceのモデルを作成するプログラムです.CSVデータを読み込んで,三極管のEp-Ipモデルを出力します.サンプルデータが一緒に置いてあります.
- 有村光晴
- "Program/CSVtoModel_Cohen_Helie.py" is under MIT license.