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robocopy-wrapper - robocopyを使ったバラマキ型バックアップツール
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動作確認
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- Windows XP SP3 or higher
- robocopy.exe XP026 or higher (Included Robocopy GUI)
特徴
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- バラマキ型バックアップ
- バックアップしたいフォルダをrc.iniに書く
- バックアップ先は候補フォルダから自動的に選択される
- 実体はrobocopyを使ったフォルダ同期・差分バックアップ
- rc.iniを使わずに単独フォルダのバックアップも可能
- バックアップ先のスナップショット作成をサポート
バラマキ型バックアップとは
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robocopy-wrapperの特徴は、フォルダを複数のHDDに「ばらまきコ
ピー」することにあります。通常のバックアップツールはバックアッ
プ先が固定ですが、robocopy-wrapperは実行するたびにデバイス構
成によってコピー先フォルダが変化します。デフォルトではG:ドラ
イブからC:ドライブまでのルート直下の「rc」フォルダがバックアッ
プ先となります。
例えばもしG:\rcというフォルダがあればそこにバックアップします。
なくてもF:\rcがあればそこにバックアップします。バックアップ先
が決まるまでこれをC:ドライブまで続けます。バックアップ先が決
まればコピーして終了します。一度に複数のバックアップ先にコピー
はしません。複数のリムーバブルHDD等を運用することでバックアッ
プ先を増やし、大事なデータを冗長化することをねらっています。
もちろんバックアップ先候補を1つにすることで固定化は可能ですし、
カスタマイズすることで候補フォルダは任意に設定できます。
基本的な使い方
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C:\rc> copy rc.ini.sample rc.ini
C:\rc> notepad rc.ini (Edit source folders)
C:\rc> notepad rc.bat (Edit "BackupDirs")
C:\rc> rc
まずrc.iniにバックアップしたいフォルダを記述したのち、rc.bat
内のBackupDirs変数を確認して任意のドライブのルートにrcフォル
ダを作ります。これはHDDなどをバックアップメディアとして認識さ
せるために手動で作る必要があります。そしてrc.batを実行すると、
rcフォルダの下にマシン名のフォルダが作成されてバックアップが
始まります。デフォルトはミラーリングです。タスクスケジュール
などに登録すれば完了です。細かい動作を変更する場合は「rc.bat
のカスタマイズ」を参照してください。
書式
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- rc.bat [SrcDir [DstDir] | /new]
実行例
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* rc.iniにしたがってバックアップ
* rc.bat
* フォルダをバックアップ
* rc.bat "C:\Documents and Settings\user\My Documents"
* フォルダを場所指定してバックアップ
* rc.bat "C:\Documents and Settings\user\My Documents" "D:\My Documents"
* バックアップ先にスナップショットを作成
* rc.bat /new
rc.iniにバックアップしたいフォルダを書く
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* 1行1フォルダ
* 1行に2つフォルダを書くと2つ目はバックアップ先になる
* カンマ区切り
* C:\Windows\temp,D:\temp
* 上記のように書くと必ずD:\tempにバックアップされる
* もしrc_COMPUTERNAME.iniが存在する場合はそちら優先
* COMPUTERNAMEはマシン名の環境変数
* 漢字コードはShift_JIS (cp932)
rc.batのカスタマイズ
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* BackupDirs
* 列挙されたrcフォルダのうち1つがバックアップ先になる
* 列挙されたrcフォルダがいずれも存在しなければ何もしない
* 実行時に存在しないドライブレターやrcフォルダは無視される
* 末尾にかかれたrcフォルダほど優先される
* RobocopyOptions
* robocopyにつけるオプション。デフォルトは以下のとおり。
* ミラーリングモード
* 古いファイルはコピーしない
* パーセンテージを表示しない
* メッセージは冗長
* コピー失敗時のリトライは1回
* リトライウエイトは3秒
* ファイルタイムスタンプ精度を2秒とする
* ディレクトリのタイムスタンプもコピーする
* EnableExclude
* yesならばExcludeFilesおよびExcludeDirsをコピーしない
* EnableVerbose
* yesならば冗長モードだがほぼデバッグのためなので使い道なし
* EnableLog
* yesならばログファイル rc-YYYY-MM-DD-HH-MM.log を作成する
* EnableDebug
* yesならばrobocopyのオプションを表示する
スナップショット作成
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rc.bat /new を実行するとスナップショットを作成します。このオ
プションは単独で使用します。具体的にはバックアップ先のマシン
名フォルダが「マシン名-YYYY-MM-DD-HH-MM」という名前にリネーム
されます。データの冗長化をさらにすすめるためのオプションで、
週一回〜月一回程度実行することを想定しています。
タスクスケジュール化
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* 1日1回 23時にc:\rc\rc.batを実行するようにタスク登録する例
* C:\> schtasks.exe /create /ru system /tn "rc" /tr "c:\rc\rc.bat" /sc daily /st 23:00:00
著作権
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robocopy-warapper はフリーソフトウェアです。特に言及される場
合を除き、Perlと同じ条件において再配布および修正が可能です。
Except where otherwise noted, robocopy-warapper is free
software; you can redistribute it and/or modify it under the
same terms as Perl itself.
mofigan@gmail.com
以上