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@momdo
momdo committed Mar 12, 2016
1 parent a11775f commit c728a4f
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Expand Up @@ -15,12 +15,12 @@
</HEAD>
<BODY>
<div class="navbar">
<p><a href="selector.html">前章</a> &nbsp; <a href="media.html">次章</a> &nbsp; <a href="cover.html#minitoc">目次</a> &nbsp; <a href="propidx.html">プロパティー</a> &nbsp; <a href="indexlist.html">索引</a> &nbsp;
<p><a href="selector.html">前章</a> &nbsp; <a href="media.html">次章</a> &nbsp; <a href="cover.html#minitoc">目次</a> &nbsp; <a href="propidx.html">プロパティ</a> &nbsp; <a href="indexlist.html">索引</a> &nbsp;
</div>
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<h1><a name="q0">6 プロパティー値とカスケーディング、継承の割り当て</a></h1>
<h1><a name="q0">6 プロパティ値とカスケーディング、継承の割り当て</a></h1>
<div class="subtoc">
<p><strong>目次</strong>
<ul class="toc">
Expand Down Expand Up @@ -50,19 +50,19 @@ <h1><a name="q0">6 プロパティー値とカスケーディング、継承の
<h2>6.1 <a name="value-stages">指定値、算出値、実効値</a></h2>

<p>ユーザーエージェントは文書を解析し、<a
href="conform.html#doctree">文書ツリー</a>を構築した時点で、ツリーのすべての要素に対して、対象の<a href="media.html">メディアタイプ</a>に適用されるすべてのプロパティーに値を割り当てなければならない。
href="conform.html#doctree">文書ツリー</a>を構築した時点で、ツリーのすべての要素に対して、対象の<a href="media.html">メディアタイプ</a>に適用されるすべてのプロパティに値を割り当てなければならない。

<p>プロパティーの最終値は、4段階の計算結果である。値は仕様を通じて決定され（"指定値"）、その後、継承に使用される値（"算出値"）に解決される。さらに、必要に応じて絶対値に変換され（"使用値"）、そして最終的にローカル環境の制限に応じて変換される（"実効値"）。
<p>プロパティの最終値は、4段階の計算結果である。値は仕様を通じて決定され（"指定値"）、その後、継承に使用される値（"算出値"）に解決される。さらに、必要に応じて絶対値に変換され（"使用値"）、そして最終的にローカル環境の制限に応じて変換される（"実効値"）。

<h3>6.1.1 <span class="index-def" title="specified value"><a name="specified-value">指定値</a></span></h3>

<p>ユーザーエージェントは、最初に以下の手順（優先順）に基づいて各プロパティーに指定値を割り当てなければならない：</p>
<p>ユーザーエージェントは、最初に以下の手順（優先順）に基づいて各プロパティに指定値を割り当てなければならない：</p>

<ol>
<li><a href="#cascade">カスケード処理</a>で値を得られる場合、これを使用する。ただし、値が'inherit'である場合、指定値は、下記の<a href="#value-def-inherit" >“'inherit'値”</a>で定義される。

</li><li>そうでなければ、プロパティーが<a href="#inheritance">継承</a>し、かつ要素が<a>文書ツリー</a>のルートではない場合、親要素の算出値を使用する。
</li><li>そうでなければ、プロパティーの<a name="x1"><span class="index-def" title="初期値">初期値</span></a>を使用する。各プロパティーの初期値は、プロパティーの定義で示される。
</li><li>そうでなければ、プロパティが<a href="#inheritance">継承</a>し、かつ要素が<a>文書ツリー</a>のルートではない場合、親要素の算出値を使用する。
</li><li>そうでなければ、プロパティの<a name="x1"><span class="index-def" title="初期値">初期値</span></a>を使用する。各プロパティの初期値は、プロパティの定義で示される。
</li></ol>


Expand All @@ -72,9 +72,9 @@ <h3>6.1.2 <span class="index-def" title="computed value"><a name="computed-value

<p>ユーザーエージェントが絶対URIに解決できないURIの算出値は、指定値である。

<p>プロパティーの算出値は、プロパティーの定義における算出値の行により規定されるものとして決定される。指定値が'inherit'である算出値の定義については、<a href="#inheritance">継承</a>の節を参照のこと。
<p>プロパティの算出値は、プロパティの定義における算出値の行により規定されるものとして決定される。指定値が'inherit'である算出値の定義については、<a href="#inheritance">継承</a>の節を参照のこと。

<p>算出値は、<a href="about.html#applies-to">'適用対象'</a>の行で定義され、プロパティーが適用されない場合でも存在する。ただし、一部のプロパティーは、プロパティーが要素に適用されるかどうかに依存する要素のプロパティーの算出値を定義してもよい。
<p>算出値は、<a href="about.html#applies-to">'適用対象'</a>の行で定義され、プロパティが適用されない場合でも存在する。ただし、一部のプロパティは、プロパティが要素に適用されるかどうかに依存する要素のプロパティの算出値を定義してもよい。


<h3>6.1.3 <span class="index-def" title="used value"><a name="used-value">使用値</a></span></h3>
Expand All @@ -90,7 +90,7 @@ <h2>6.2 <a name="inheritance">継承</a></h2>

<p><a
href="#specified-value">上記</a>のように一部の値は、<a
href="conform.html#doctree">文書ツリー</a>内の要素の子によって継承される。継承の有無は、各プロパティーが<a
href="conform.html#doctree">文書ツリー</a>内の要素の子によって継承される。継承の有無は、各プロパティが<a
href="about.html#property-defs">定義</a>する。

<div class="html-example"><P>
Expand Down Expand Up @@ -121,7 +121,7 @@ <h2>6.2 <a name="inheritance">継承</a></h2>
&lt;/BODY&gt;
</pre>

<p>H1要素の<span class="prop-inst-font-size">'font-size'</span>プロパティーは、算出値'13pt'（親の値10ptの130%）を持つ。<a href="fonts.html#propdef-font-size" class="noxref"><span
<p>H1要素の<span class="prop-inst-font-size">'font-size'</span>プロパティは、算出値'13pt'（親の値10ptの130%）を持つ。<a href="fonts.html#propdef-font-size" class="noxref"><span
class="propinst-font-size">'font-size'</span></a>の算出値が継承されるため、EM要素も同様に算出値'13pt'を持つ。ユーザーエージェントが13ptのフォントを入手できない場合、H1およびEMの<a href="fonts.html#propdef-font-size" class="noxref"><span class="propinst-font-size">'font-size'</span></a>の実効値は、たとえば、'12pt'となるかもしれない。
</div>

Expand All @@ -132,13 +132,13 @@ <h2>6.2 <a name="inheritance">継承</a></h2>
<h3>6.2.1 <span class="index-def" title="inherit, definition
of"><a name="value-def-inherit">'inherit'</a></span>値</h3>

<P>各プロパティーはまた、カスケードされた値'inherit'を持ってもよい。この値は、与えられた要素に対して、プロパティーが要素の親の算出値を指定値として取ることを意味する。'inherit'値は、値の継承を強制するために使用でき、正常に継承されないプロパティーにも使用することができる。
<P>各プロパティはまた、カスケードされた値'inherit'を持ってもよい。この値は、与えられた要素に対して、プロパティが要素の親の算出値を指定値として取ることを意味する。'inherit'値は、値の継承を強制するために使用でき、正常に継承されないプロパティにも使用することができる。

<p>'inherit'値がルート要素に設定される場合、プロパティーは初期値が代入される。
<p>'inherit'値がルート要素に設定される場合、プロパティは初期値が代入される。

<div class="example"><P style="display:none">例：</P><P>以下の例において、BODY要素に<a href="colors.html#propdef-color" class="noxref"><span
class="propinst-color">'color'</span></a>および<a href="colors.html#propdef-background" class="noxref"><span
class="propinst-background">'background'</span></a>プロパティーが設定されている。他のすべての要素に'color'値は継承され、背景は透過となる。この規則がユーザースタイルシートの一部である場合、文書全体に白の背景色と黒の前景色が適用される。
class="propinst-background">'background'</span></a>プロパティが設定されている。他のすべての要素に'color'値は継承され、背景は透過となる。この規則がユーザースタイルシートの一部である場合、文書全体に白の背景色と黒の前景色が適用される。

<PRE>
body {
Expand Down Expand Up @@ -217,11 +217,11 @@ <H2>6.4 <a name="cascade">カスケード</a></h2>

<H3>6.4.1 <a name="cascading-order">カスケード処理の順序</a></H3>

<P>要素とプロパティーの組み合わせの値を見つけるために、ユーザーエージェントは、以下のソート順を適用しなければならない：</p>
<P>要素とプロパティの組み合わせの値を見つけるために、ユーザーエージェントは、以下のソート順を適用しなければならない：</p>

<OL>
<LI>
対象<a href="media.html">メディアタイプ</a>に対して、問題の要素とプロパティーに適用されるすべての宣言を検索する。関連するセレクタが問題の要素に<A
対象<a href="media.html">メディアタイプ</a>に対して、問題の要素とプロパティに適用されるすべての宣言を検索する。関連するセレクタが問題の要素に<A
HREF="selector.html">マッチ</A>し、かつ対象メディアが　宣言を含むすべての@media規則上の、およにスタイルシートに到達するパス上のすべてのリンク上のメディアリストにマッチする場合、宣言は適用される。

</LI><LI>重要性（通常、important）および起源（著者、ユーザー、ユーザーエージェント）に従ってソートする。優先順位は昇順で：
Expand Down Expand Up @@ -249,11 +249,11 @@ <H3>6.4.2 <a name="important-rules">!important規則</a></H3>

<P>しかし、バランスのために（宣言の後に区切りトークン"!"とキーワード"important"が続く）"!important"宣言は通常の宣言よりも優先される。著者スタイルシートとユーザースタイルシートのどちらも"!important"宣言を含んでもよく、ユーザー"!important"規則は、著者"!important"規則を上書きする。このCSSの機能は、見栄えを支配する特殊な要件（大きなフォント、色の組み合わせ、など）とともにユーザーに与えることにより、文書のアクセシビリティーを向上させる。

<P><a name="x13"><span class="index-inst" title="shorthand property">略式プロパティー</span></a>を"!important"宣言すること（たとえば、<a href="colors.html#propdef-background" class="noxref"><span
class="propinst-background">'background'</span></a>）は、そのサブプロパティーのすべてを"!important"と宣言することと等価である。
<P><a name="x13"><span class="index-inst" title="shorthand property">略式プロパティ</span></a>を"!important"宣言すること（たとえば、<a href="colors.html#propdef-background" class="noxref"><span
class="propinst-background">'background'</span></a>）は、そのサブプロパティのすべてを"!important"と宣言することと等価である。

<div class="example"><P style="display:none">例：</P>
<P>次の例で、ユーザースタイルシートの最初の規則は"!important"宣言を含んでおり、著者スタイルシート内の対応する宣言を上書きする。2番目の宣言も、"!important"とマークされたものを優先する。しかし、ユーザースタイルシートの3番目の規則は"!important"ではないので、著者スタイルシートの2番目の規則（略式プロパティーでスタイル設定するために起こる）に上書きされる。また、著者の3番目の規則は、2番目の規則に"!important"があるので、著者の2番目の規則に上書きされる。これは "!important" 宣言が、著者スタイルシート内でも機能することを示している。
<P>次の例で、ユーザースタイルシートの最初の規則は"!important"宣言を含んでおり、著者スタイルシート内の対応する宣言を上書きする。2番目の宣言も、"!important"とマークされたものを優先する。しかし、ユーザースタイルシートの3番目の規則は"!important"ではないので、著者スタイルシートの2番目の規則（略式プロパティでスタイル設定するために起こる）に上書きされる。また、著者の3番目の規則は、2番目の規則に"!important"があるので、著者の2番目の規則に上書きされる。これは "!important" 宣言が、著者スタイルシート内でも機能することを示している。

<PRE>
/* ユーザースタイルシートから */
Expand Down Expand Up @@ -350,7 +350,7 @@ <H3>6.4.4 <a name="preshint">非CSSの見栄えヒントの優先順位</a></H3>
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</div>
</BODY>
</html>
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Expand Down Expand Up @@ -149,7 +149,7 @@ <H2 id=since-20110607><a name="q1">C.1 2011年6月7日勧告からの変更点</


<blockquote>
<p><del>このステップは上記のプロパティーの実際の算出値に影響しない。The change of used 'height' has no effect on margin collapsing except as specifically required by rules for 'min-height' or 'max-height' in "Collapsing margins" (8.3.1).</del>
<p><del>このステップは上記のプロパティの実際の算出値に影響しない。The change of used 'height' has no effect on margin collapsing except as specifically required by rules for 'min-height' or 'max-height' in "Collapsing margins" (8.3.1).</del>

<p><ins>These steps do not affect the real computed value of 'height'. したがって、たとえばステップは算出値に依存し、マージンの相殺に影響を与えない。</ins>
</blockquote>
Expand Down Expand Up @@ -996,7 +996,7 @@ <H2 id=since-20110607><a name="q1">C.1 2011年6月7日勧告からの変更点</


<blockquote>
<p>In both cases, the table generates a principal block <ins>container</ins> box called the <dfn>table wrapper box</dfn> that contains the table box itself and any caption boxes (in document order). The <dfn>table box</dfn> is a block-level box that contains the table's internal table boxes. The caption boxes are <ins>principal</ins> block-level boxes that retain their own content, padding, margin, and border areas, and are rendered as normal block boxes inside the table wrapper box. 以下で説明するように、キャプションボックスがテーブルボックスの前または後に配置されるかどうかは、'caption-side'プロパティーによって決定される。
<p>In both cases, the table generates a principal block <ins>container</ins> box called the <dfn>table wrapper box</dfn> that contains the table box itself and any caption boxes (in document order). The <dfn>table box</dfn> is a block-level box that contains the table's internal table boxes. The caption boxes are <ins>principal</ins> block-level boxes that retain their own content, padding, margin, and border areas, and are rendered as normal block boxes inside the table wrapper box. 以下で説明するように、キャプションボックスがテーブルボックスの前または後に配置されるかどうかは、'caption-side'プロパティによって決定される。

<p>The table wrapper box is <del>a 'block' box if the table is block-level</del> <ins>block-level for 'display: table'</ins>, and <del>an 'inline-block' box if the table is inline-level</del> <ins>inline-level for 'display: inline-table'</ins>. テーブルラッパーボックスは、ブロック整形コンテキストを設置し、そしてテーブルボックスはテーブル整形コンテキストを設置する。'inline-table'に対してベースラインの垂直方向の配置を行う場合、（テーブルラッパーボックスでなく）テーブルボックスが使用される。17.5.2節で説明されるように、テーブルラッパーボックスの幅は、その内部のテーブルボックスのボーダー辺の幅である。テーブルの'width'および'height'のパーセンテージは、テーブルラッパーボックス自身ではなく、テーブルラッパーボックスの包含ブロックを基準にする。
</blockquote>
Expand Down Expand Up @@ -1137,7 +1137,7 @@ <H2 id=since-20110607><a name="q1">C.1 2011年6月7日勧告からの変更点</
<blockquote>
<ul>
<li>
<p><strong>不正な形式の宣言。</strong> ユーザーエージェントは、()、[]、{}、""、''のペア、および正確なエスケープ処理と一致する規則を維持しつつ、宣言の最後まで読むことで、宣言の解析中に遭遇した予期しないトークンを処理しなければならない。たとえば、不正な形式の宣言は、プロパティー名、コロン（:）またはプロパティー値を除外してもよい。
<p><strong>不正な形式の宣言。</strong> ユーザーエージェントは、()、[]、{}、""、''のペア、および正確なエスケープ処理と一致する規則を維持しつつ、宣言の最後まで読むことで、宣言の解析中に遭遇した予期しないトークンを処理しなければならない。たとえば、不正な形式の宣言は、プロパティ名、コロン（:）またはプロパティ値を除外してもよい。

<p><ins>ユーザーエージェントが宣言または@規則（すなわち、IDENTトークンまたはATKEYWORDトークン）の開始を期待するが、代わりに予期しないトークンを検出する場合、そのトークンは不正な形式の宣言の最初のトークンであると考えられる。すなわち、不正な形式の文よりもむしろ不正な形式の宣言のための規則が、そのような場合に無視できるトークンを決定するために使用される。</ins>

Expand Down Expand Up @@ -1175,7 +1175,7 @@ <H2 id=since-20110607><a name="q1">C.1 2011年6月7日勧告からの変更点</
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