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昭和初期~戰中期の活字字形の特徴を持つフォント

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nagoya313/Type3Mincho

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三式明朝

配布:隅須正昭

本フォントは源ノ明朝を改變して昭和18年頃によく見られる活字の形に近附けたフリーフォントである。 あくまで突拔けや接觸の有無、線の向きや點の數と云つた特徴をそれらしくすることに主眼を置いてゐる爲、 各部品のバランス等を當時の活字に近附けるところまでは實現出來てはゐない。

特長

  • 標準選擇字形を戰前󠄁に特徴的な字形に設定した爲、異體字セレクタを用ゐずとも所謂舊字體が出せるやうに設定
    例:「近」は二點しんによう、「雪」は「ヨ」の眞ん中の橫棒が右に突拔ける、「鉛」の右上「ハ」は「八」等

  • 異體字セレクタに登錄がない字形に就いても朝鮮用のグリフを設定することで戰前󠄁の字形に近附けた
    例:「適」は二點しんにようで且つ「啇」の一畫目が橫棒ではなく縱棒、「湧」は「田」の縱棒が總て下に突拔ける等

  • Unicodeで符號が分れてゐるものに就いては新字體を入力しても自動的に舊字體になる訣ではない
    例:コードが分れてゐる「亜」と「亞」と云つた例に就いては「亜」と入力して「亞」と出力されることはなく、 「亞」を出したい場合は「亞」と入力する必要がある

  • JIS-X208に含まれない爲機種依存文字と警吿される舊字體に就いても上記に準ず
    例:「青」「靑」、「説」「說」等

  • UnicodeのCJK互換漢字に關しては上記の例外である
    例「社」はしめすへんが「礻」ではなく「示」、「晴」の右下の「月」は「円」等

  • 源ノ明朝が近い字形を持たない字に關しては、改變して戰前󠄁の字形に近附けたグリフを新たに作成
    例:AJ1-6では缺けてゐた筆抑へを持つ「又」、「帽」の右上の「日」は「冖+二」、「韻」の「音」の一畫目が縱棒ではなく橫棒等

  • 新字體に就いても戰前󠄁の略字の活字を參考に設定を變更乃至作字を實施
    例:「与」は一番下の橫棒が右に突拔けない、「来」の中央部はソではなく橫棒、「辺」は二點しんによう、「従」の右下の字形の變更等

  • 以降も改變すべき字形が見つかり次第變更する豫定はあり

既知の不工合

  • 異體字セレクタが一部機能しない
    これに關しては出來る限り對應豫定だが、一部字形に關しては元グリフを改變してオリジナルのグリフを持たないものもある爲、 完全に對應することは出來ない可能性がある

ライセンス

SIL Open Font License 1.1
http://osdn.jp/projects/opensource/wiki/SIL_Open_Font_License_1.1

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