XSLTフレームワーク framexs

初めに

framexsは主にブラウザーからウェブサイトにアクセスして(X)HTMLを読む場合を想定し、XHTMLのコンテンツとスケルトンから柔軟に効率的にHTMLを作りそれを読ませる目的のフレームワークです。XSL(XSLT 1.0)で書かれていてXSLTプロセッサーに処理を行わせます。

ドキュメント

このコードの使い方

用語

• スケルトン：共通して使われるテンプレートのようなXHTML。
• コンテンツ：単純な中身だけのXHTML。framexsコマンドを書く。
• framexsコマンド：framexsへの指示

XHTMLモード

名前空間がhttp://www.w3.org/1999/xhtmlのXHTMLでframexs.skeletonコマンドがある場合です。
スケルトンとコンテンツは名前空間がhttp://www.w3.org/1999/xhtmlのXHTMLを使います。
スケルトンにはframexsの名前空間urn:framexsも必要です。

framexsコマンド

XMLのプロローグ部において処理命令のうち名前の先頭にframexsが付くものをframexsコマンドと呼ぶものとします。

名前	解説
framexs.skeleton	スケルトンのパスを指定します。
framexs.fetch	XMLを指定します。名前と呼び出したいXMLのパスを空白で区切ります。framexs:fetch-d属性かframexs:fetch-sd属性で呼び出します。

スケルトンで使うframexs

スケルトンではframexsの名前空間(urn:framexs)を持つ要素と属性によってさまざまな機能が使えます。

framexs要素

名前	解説
title	コンテンツのtitle要素のテキストに置き換えます。
script	コンテンツのhead要素下にあるscript要素をすべて呼び出します
style	コンテンツのhead要素下にあるscript要素をすべて呼び出します
link	コンテンツのhead要素下にあるscript要素をすべて呼び出します

framexs属性

名前	解説
id-d	コンテンツXHTMLの中でidが値と一致する要素の子孫に置き換えます。
id-sd	コンテンツXHTMLの中でidが値と一致する要素に置き換えます。
fetch-d	framexs.fetchで指定したXMLのルートの子孫に置き換えます。
fetch-sd	framexs.fetchで指定したXMLに置き換えます。
title	コンテンツのtitle要素のテキストに置き換えます。
fix	meta要素のみで使えます。contentをそのまま出力し合成しません。
meta-name	コンテンツのmeta要素の中でnameが一致する要素のcontent属性値に置き換えます。
meta-property	コンテンツのmeta要素の中でpropertyが一致するcontent属性値に置き換えます。
print	noを指定するとその要素を含めて結果に出力しません。