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定性結果・不等号の表現

更新日: 2024/02/20

変換の趣旨

JAHIS臨床検査データ交換規約Ver.3.1では、

『数値型の検査結果であっても比較演算子や接尾辞を持つ場合、値型が文字列STの場合と構造化数値SNの場合によって、検査結果値の表記が異なるので注意、例えば、ST型では100以上( >100 )や 2+であるが、SN型では >^100 や ^2^+ となる。可能な限りSN型を使用することを推奨する。』

としている。ここではSN型の表記例を挙げる。ただし、SS-MIX2 ver.1.2gではOBX-5(結果値)にSN型を許可していないため、本事業では『^』を半角スペースで置き換えST型で記載する。

正規表現について

Extended Regular Expressionで記載する。前後のスペースを除去したものに適用させることを想定している。 regexper.com 等で視覚的に確認することが出来る。

パターンファイル

convert_to_sn.ptn

数値について

HL7 ver.2.5のNM型から正の記号を除いたものを【数値】とする。適宜読み替えること。

【数値】の正規表現:

\-?[0-9]+\.?[0-9]*|\-?\.[0-9]+

1.検出限界超の値

SN型での記載:

>^【数値】

正規表現:

^【数値】 ?(<|<|〈)$
^(>|>|〉|U) ?【数値】$
^【数値】超過

変換前の例:

100<
100 <
100<
100 <
100〈
100 〈
>100
> 100
>100
> 100
〉100
〉 100
100超過
U100

2.検出限界以上の値

SN型での記載:

>=^【数値】

正規表現:

^【数値】 ?(≦|<=|=<|<=|=<)$
^【数値】 ?以上$
^(≧|>=|=>|>=|=>|↑) ?【数値】$
^【数値】 ?(~|↑)$

変換前の例:

200≦
200 ≦
200<=
200 <=
200=<
200 =<
200<=
200 <=
200=<
200 =<
200以上
200 以上
≧200
≧ 200
>=200
>= 200
=>200
=> 200
>=200
>= 200
=>200
=> 200
200~
200↑
↑200

3.検出限界未満の値

SN型での記載:

<^【数値】

正規表現:

^【数値】 ?(>|>|〉)$
^【数値】 ?(未満|ミマン)$
^(<|<|〈|L) ?【数値】$

変換前の例:

300>
300 >
300>
300 >
300〉
300 〉
300未満
300 未満
300ミマン
300 ミマン
<300
< 300
<300
< 300
〈300
〈 300
L300

4.検出限界以下の値

SN型での記載:

<=^【数値】

正規表現:

^【数値】 ?(≧|>=|=>|>=|=>)$
^【数値】 ?(以下|イカ|↓)$
^(≦|<=|=<|<=|=<|< =|↓) ?【数値】$

変換前の例:

400≧
400 ≧
400>=
400 >=
400=>
400 =>
400>=
400 >=
400=>
400 =>
400以下
400 以下
400イカ
400 イカ
≦400
≦ 400
<=400
<= 400
=<400
=< 400
<=400
<= 400
=<400
=< 400
< = 400
400↓
↓400

5.定性結果(-)

SN型での記載:

^^-

正規表現:

^([\-\-]|[\((][\-\-] ?[\))])$
^(陰性|インセイ)$
^(検出せず|検出セズ|ケンシュツセズ|ケンシユツセズ)$
^(フケンシュツ|フケンシユツ)$
^(ミケンシュツ|ミケンシユツ)$
^判定 (-)$
^\(\-\)インセイ$
^\(\-\) 陰性$

変換前の例:

-
-
(-)
(-)
インセイ
陰性
検出せず
検出セズ
ケンシュツセズ
ケンシユツセズ
フケンシュツ
フケンシユツ
ミケンシュツ
ミケンシユツ
(- )
判定 (-)
(-)インセイ
(-) 陰性
[-]
[-]
インセイ(-)

6.定性結果(+)

SN型での記載:

^^+

正規表現:

^([\+\+]|[\((][\+\+] ?[\))])$
^(陽性|ヨウセイ|検出)$
^ヨウセイ\(\+\)$
^\(\+\)ヨウセイ$
^\(\+\) 陽性$
^★陽性★$

変換前の例:

+
+
(+)
(+)
(+)
(+)
ヨウセイ
陽性
検出
(+ )
ヨウセイ(+)
(+)ヨウセイ
(+) 陽性
[+]
[+]
★陽性★

7.定性結果(+-)

SN型での記載:

^^+-

正規表現:

^([\++]\/?[\--]|[\--]\/?[\++]|[\((][\++]\/?[\--ー][\))])$
^([\((]?±[\))]?|[\((]?+-[\))]?)$
^(少量(| 有| 無)|少数|少)$
^1\+↓$

変換前の例:

+-
+/-
(+-)
(+-)
(+/-)
(+/-)
±
(±)
(±)
-/+
+-
1+↓
少量
少量 有
少量 無
少数
少
+/-
(+ー)

8.定性結果(半定量)

^【1桁の正の整数】^+

正規表現:

^([1-51-5][\++]|\([1-51-5][\++]\)|([1-51-5][\++]))$
^(\(\+\+\)|\(++\)|\+\+|++)$
^(\(\+\+\+\)|\(+++\)|\+\+\+|+++)$
^(\(\+\+\+\+\)|\(++++\)|\+\+\+\+|++++)$
^(\(\+\+\+\+\+\)|\(+++++\)|\+\+\+\+\+|+++++)$
^[1-5]+ 有$
^[1-5]+ 無$

変換前の例:

1+
(2+)
3+
(4+)
5+
(++)
+++
(++++)
+++++
1+ 有
1+ 無

9.範囲

SN型での記載:

^【数値】^-^【数値】

正規表現:

^【数値】(\-|~|~ ?)【数値】$
^≧【数値】<【数値】$
^【数値】~【数値】未満$
^【数値】-<【数値】$
^【数値】[<<]【数値】 ?(未満|ミマン)$

変換前の例:

1-4
0.5~2
0.5~2
≧10<20
0.5~2未満
0.5-<2.0
1<5ミマン

10.比率

SN型での記載:

^【数値】^:^【数値】

条件:

JLAC10が以下の場合に限る

後日記載

正規表現:

^【数値】(:|:)【数値】$

変換前の例:

後日記載

11.分数

SN型での記載:

^【数値】^/^【数値】

条件:

JLAC10が以下の場合に限る

1C030000004192001 細胞数[髄液]
1C03500000419205[1-9] 細胞種類[髄液]
2A160000001930963 血液像(自動機械法) 赤芽球
2A160000001930985 血液像(自動機械法) 有核赤血球
2A160000001931063 血液像(鏡検法) 赤芽球
2A160000001931085 血液像(鏡検法) 有核赤血球
2A170000004631077 骨髄像 骨髄巨核球

正規表現:

^【数値】(\/|/)【数値】$

変換前の例:

1C030000004192001 細胞数[髄液]... 52/3
1C035000004192051 細胞種類[髄液] リンパ球... 20/3
1C035000004192053 細胞種類[髄液] 好中球... 7/3
2A160000001930963 血液像 赤芽球... 2.0/300
2A160000001931085 血液像(鏡検法) 有核赤血球... 15/200
2A170000004631077 骨髄像 骨髄巨核球... 1/500

12.その他

検査結果としての妥当性は不明だが、出現があった場合以下の通り処理するものとする。

12.1定性結果(半定量)検出限界超

SN型での記載:

>^【1桁の正の整数】^+

出現例:

>3+