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Noriyuki Isaka edited this page Feb 7, 2017 · 8 revisions

#Linux版インストール手順

0. 前提条件

ここではCentOS 7を対象とします。 パッケージ管理のコマンドはご利用のディストリビューション毎に読み替えて実行してください。 またopensource COBOLのバージョンは1.5.1Jを対象としています。

ここでは各種ファイルの設置先は以下のパスとします。

パス 概要
/usr/local/include ヘッダーファイル
/usr/local/lib ライブラリファイル
/usr/local/bin 実行ファイル(コンパイラ等)
/usr/local/share/opensource-cobol-1.5.1J/ 設定ファイル(config等)

1. 外部ライブラリのインストール

1.1. GMPのインストール

  • yumコマンドを利用して実行します。
    # yum install -y gmp-devel

1.2. ncursesのインストール

  • yumコマンドを利用して実行します。
    # yum install -y ncurses-devel

2. opensource COBOLのインストール

  • githubからチェックアウトしたもの、もしくはOSSコンソーシアムのHPからダウンロードしたファイルを展開します。
    ここでは作業用ディレクトリとして/tmp/oscobolを作成しgitから入手します。
    # cd /tmp/oscobol
    # git clone -b v1.5.1J https://github.com/opensourcecobol/opensource-cobol.git

  • vbisamのインストールを行います。vbisamのフォルダへ移動し、makeを行います
    # cd opensource-cobol/vbisam
    # sh configure
    # make
    # make install

  • opensource-cobolのディレクトリに戻り、opensouce-cobolのmakeを行います
    この際、vbisamを利用するよう指定します。
    # cd ../
    # sh configure --with-vbisam
    # make
    # make install

  • /usr/local/libにパスが通っていない可能性があるため、必要に応じてパスの設定を行います
    # export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib

  • 正しくmakeできたか確かめるため、テストパッケージを実行します。
    # cd tests
    # make check
    ---(省略)---
    ==================
    All 7 tests passed
    ==================

  • 最後にcobcコマンドが実行できればインストールは完了です。
    # cobc -V
    opensource COBOL 1.5.1J
    OSS Consortium's patched version of OpenCOBOL1.1(Feb.06 2009)
    ----
    cobc (opensource COBOL) 1.5.1.0
    Copyright (C) 2001-2009 Keisuke Nishida / Roger While
    Built Dec 07 2016 09:44:58
    Packaged Feb 06 2009 10:30:55 CET