ユーザーにサービスを提供する Web アプリケーションの形態は多岐にわたります。
ユーザーが操作する画面 (UI) を持つものであるか、あるいは API としてのみ機能するものであるか、UI を持つものであっても、その UI 画面がサーバーサイドで描画されるものであるか、あるいはクライアントサイドで描画されるものであるか、といった違いがあります。
具体的には、ユーザーにサービスを提供する Web アプリケーションの形態は、大きく分けて次の 4 つに分類できます。
Microsoft Azure では、完全な静的 Web アプリケーションであれば、Azure Storage 静的 Web ホスティング機能、静的 Web ページとサーバー サイドから提供される API を利用する Single Page Application (SPA) であれば、Azure Static Web Apps も選択することができます。
また、状態を持たず、一回の呼び出しで処理が完了する関数的な Web API を提供するサービスであれは Azure Functions を選択することができますし、より簡易的なものであれば Azure Logic Apps を選択することもできます。
動的 Web アプリケーションのホストには PaaS では Azure App Service 一択ですが、Azure App Service は、動的 Web アプリケーションのホストだけでなく、前出の静的 Web アプリケーションや SPA、Web API などもホストすることができます。
つまり、AppService の使い方を理解しておくことで、さまざまなタイプの Web アプリケーションをホストすることができます。
このハンズオンでは 動的 Web アプリケーション、SPA、API サービスの機能を持った単一の Web アプリケーションを使用して、ローカルの開発環境から Azure App Service へのデプロイ、アプリケーションの種別の違い、実際にサービスを運用していくうえで必要となる設定や他のサービスの連携などを学びます。
ローカルの開発環境からアプリケーションを Azure App Service にデプロイするといった初歩的な内容にとどまらず、実際にサービスを運用していくうえで必要となる設定や他のサービスの連携などを学びます。
クラウドサービスにおれる IaaS、PaaS、SaaS の違いを理解しており、Azure の基本的な操作に慣れている方を対象としています。
具体的には Microsoft 資格試験である MCP AZ-900 を取得されているか、取得者と同程度の知識を有している方を対象としています。
MCP AZ-900 の内容については以下をご覧ください。
このハンズオンでは、以下のアカウントとツール類が必要となります。
アカウント
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Microsoft Azure のアカウント
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GitHub のアカウント
ツール
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(※) Windows 以外の OS を使用していて Visual Studio がインストールできない場合は、以下のページよりあらかじめ Visual Studio がインストールされた Windows 11 の仮想マシンをダウンロードして使用することができます。
詳細については、ハンズオンの 事前準備をご覧ください。
Azure のアカウントでサブスクリプションが有効になっていかどうか、開発環境の構築から演習用のプロジェクトの入手とローカル環境での実行まで、ハンズオンを行うにあたって必要な事前準備について説明します。
このハンズオンで実施する演習は以下の通りです。
【註】 マイクロソフトの公式なドキュメントに詳細な手順が掲載され ているものに関しては、そちらへのリンクを掲載しています。
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- アプリケーションを仮想ネットワーク内にのみ公開する (プライベート エンドポイント)
- アプリケーションから仮想ネットワーク内のリソースに接続する (仮想ネットワーク統合)
- アプリケーションへのアクセスを Application Gateway を経由してのみ許可する (サービス エンドポイント)
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