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File metadata and controls

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Git のブランチ機能

ほぼすべてと言っていいほどの VCS が、何らかの形式でブランチ機能に対応しています。 ブランチとは、開発の本流から分岐し、本流の開発を邪魔することなく作業を続ける機能のことです。 多くの VCS ツールでは、これは多少コストのかかる処理になっています。 ソースコードディレクトリを新たに作る必要があるなど、巨大なプロジェクトでは非常に時間がかかってしまうことがよくあります。

Git のブランチモデルは、Git の機能の中でもっともすばらしいものだという人もいるほどです。 そしてこの機能こそが Git を他の VCS とは一線を画すものとしています。 何がそんなにすばらしいのでしょう? Git のブランチ機能は圧倒的に軽量です。ブランチの作成はほぼ一瞬で完了しますし、ブランチの切り替えも高速に行えます。 その他大勢の VCS とは異なり、Git では頻繁にブランチ作成とマージを繰り返すワークフローを推奨しています。 一日に複数のブランチを切ることさえ珍しくありません。 この機能を理解して身につけることで、あなたはパワフルで他に類を見ないツールを手に入れることになります。 これは、あなたの開発手法を文字通り一変させてくれるでしょう。

まとめ

本章では、Git におけるブランチとマージの基本について取り上げました。 新たなブランチの作成、ブランチの切り替え、ローカルブランチのマージなどの作業が気軽にできるようになったことでしょう。 また、ブランチを共有サーバーにプッシュして公開したり他の共有ブランチ上で作業をしたり、 公開する前にブランチをリベースしたりする方法を身につけました。 次の章では、Gitリポジトリをホスティングするサーバーを自前で構築するために必要なことを、説明します。