nodularity.pyは、球状黒鉛鋳鉄品(FCD)の組織画像について、JIS G5502-2022 球状黒鉛鋳鉄品のISO法およびJIS法によって黒鉛球状化率を求めるプログラムです。ここで、組織画像は下図のようなものです。
図 球状黒鉛鋳鉄品の組織画像
nodularity.pyは、Pythonがインストールされたパソコンで動作します。このプログラムの実行には、画像処理のライブラリOpenCVが必要です。
- nodularity.pyを適当なフォルダに置きます。
- nodularity.pyの18行目以降の環境設定のiDirとmin_grainsizeの値を設定します。
ここで、iDirはダイアログ「画像ファイルを選んでください」で最初に表示させたいフォルダを設定し、min_grainsizeは「最小黒鉛のサイズ」÷「画像の幅」の値を設定します。 - 上記2.のiDirに設定したフォルダに上図のような組織画像を格納してnodularity.pyを実行します。nodularity.pyと組織画像は全角文字を含まないフォルダに格納してください。
- プログラムを実行すると最初にダイアログ「画像ファイルを選んでください」が表示されるので、球状化率を求める組織画像を選択します。min_grainsizeが同じ組織画像でしたら複数選択しても構いません。画像ファイルを選択して開くをクリックして少し待つと、球状化率を計算して以下のファイルを作成します。
- nodularity_日付時刻.csv ... ファイル名や球状化率などのデータ
- 画像ファイル名_ISO.jpg ... 黒鉛形状の判定結果(ISO)
- 画像ファイル名_JIS.jpg ... 黒鉛形状の判定結果(JIS)
使用結果について当方は責任は負いません。
- Windows11
- VSC 1.7.3.1
- Python 3.8.10
- OpenCV 4.5.4