Option
注意
version 0.4以降では設定は定数の上書きではなくGUIで行うようになりました
CommandPanelでは,いくつかの定数を上書き(override)することにより,CommandPanel.ipfを直接変更することなしに挙動をカスタマイズすることができます. 定数の上書きは各エクスペリメントファイルのメインプロシージャウィンドウで行う必要があります.
たとえば,メインプロシージャウィンドウに以下のように記述します.
override strconstant CommandPanel_Menu = "Misc;-;(CommandPanel"
override strconstant CommandPanel_Font = "メイリオ"
override constant CommandPanel_Fontsize = 13
override constant CommandPanel_HistIgnoreDups = 1
この定数の上書きを自動化したい場合にはoverride.ipfが便利です.
以下,上書き可能な数値定数・文字列定数をデフォルト値とともに示します.
メニューバーに表示されるタイトルの名前です.セミコロン;
を区切り文字としたリストを与えた場合,最初の要素がメニューバーの項目名,二個目以降の要素がサブメニューの項目名として扱われます.たとえば以下のように設定すると,CommandPanelのメニューが「その他」メニューの内部に配置されます.
override strconstant CommandPanel_Menu = "Misc;-;(CommandPanel"
CommandPanelで使用されるフォントです.空文字列を指定した場合,エクスペリメントのデフォルトのフォントが使用されます.
CommandPanelで使用されるフォントのサイズです.
パネルを新規作成した際の,パネルの高さと幅です.
パネルのタイトルとして表示される「文字列として解釈される文字列」を指定します.
文字列を戻り値とする関数が使用可能である代わりに,単に文字列を表示したい場合はダブルクォートで囲う必要があります.
たとえば単に"CommandPanel"と表示させたい場合,ダブルクォートを含めて"\"CommandPanel\""
とする必要があります.文字列中でのダブルクォートの記述が冗長になるため,シングルクォートで代用することもできます.つまり,"'CommandPanel'"
のように書くことができます.
Enter
とShift+Enter
の挙動を交換します.
Igor ProのSetVariableコントロールでは,上下キーやTab
のような,候補を選択に使われることの多いキーがEnter
として扱われます.
このようなキーによる誤実行が多い場合には,このオプションを1に設定すると便利です.
バッファの絞り込み(検索)を行う際に大文字小文字の違いを無視します.基本的にIgor Proのプロシージャでは大文字小文字を区別しないため,デフォルトで有効になっています.
コマンド履歴から,重複したコマンドを取り除きます.
実行したコマンドが直前に実行したコマンドと同一であるとき,コマンド履歴に記録しません.
展開前のコマンドが半角空白から始まるとき,コマンド履歴に記録しません.
履歴に記録しないコマンドを指定できます.*
をワイルドカードとするパターンを,;
を区切り文字とするリストとして複数記録できます.
たとえば,cd *;print *
とすると,フォルダ移動とprintコマンドの使用が記録されなくなります.