Skip to content

Latest commit

 

History

History
122 lines (76 loc) · 7.48 KB

k05_develop_ios.md

File metadata and controls

122 lines (76 loc) · 7.48 KB

スマートデバイスプログラミング 第5回 補足資料

iOS実機テストの方法

この資料では、Unityで開発したアプリケーションをiOS端末上で動作確認するため方法について解説します

iOSでの動作確認には、以下3点のハードウエアが必要です

  • 実機(iOS 8 以降搭載の iPhone または iPad)
  • 開発用端末(OS X Yosemite あるいは OS X El capitan が動作するコンピューター)
  • 実機と開発用端末を接続するUSBケーブル

搭載OSが古いと開発できない場合があります。事前にアップデートしておいてください
なお、Windows OSとiOSの組み合わせは不可能なので、その場合は諦めてAndroid端末でテストしてください

初回ビルド時に以下のアカウント情報が必要になります。もし無い方は事前に用意しておいてください

  • Apple ID

xcode

Unityに限らず、iOSアプリケーションのビルドにはXcodeと呼ばれる統合開発環境が必要になります
必ず公式のMac App Storeから最新のXcodeを入手し、インストールしましょう。参考: Xcode ghost事件

Xcode 7.1は容量が4GB強あるため、安定した通信環境でもインストールに長い時間がかかります

インストールが完了したら、Xcodeを起動し、表示される利用規約を読んで承認してください

File -> Build Settings...を選択します
Build Settings

ビルド設定ウィンドウが開くので、iOSを選択してSwitch Platformボタンをクリックします

Run in Xcode asをReleaseにし、DevelopmentBuildにチェックを入れて、Buildボタンを押します
(スクリプトデバッグを行いたい場合はRun in Xcode asをBuildに設定しますが、ここでの説明は割愛します)
iOS Build Settings

保存先フォルダを聞かれるので、Save AsにXcodeと入力し、Saveボタンをクリックしましょう
Save windows

しばらく待つと、プロジェクトフォルダにXcodeフォルダが作られます。その直下にUnity-iPhone.xcodeprojがあれば、書き出しは成功です
Xcode directory

開発端末に iPhone または iPad の実機をUSB接続しましょう

先ほど出力したUnity-iPhone.xcodeprojをクリックします

Xcodeが起動したら、画面左のUnity-iPhoneを選択します
Unity-iPhone settings

中央にプロジェクト設定が現れるので、中央上部のGeneralタブが選択されていることを確認します
General Tab

Bundle Identifierには、アプリごとに固有のIDを指定します
(アプリIDは固有であれば何でもいいのですが、慣例として、自身が所有するドメイン名を反転させたもの+アプリ名が使われます。たとえばSFCの学生であればsfc.keio.ac.jpドメインのメールアドレスを持っているでしょうから、jp.ac.keio.sfcから始まるIDにすることをオススメします。さらに具体的には、SFC-SFSアカウント名がt12000aaだったとして、アプリ名がhogehogeであれば、jp.ac.keio.sfc.t12000aa.hogehogeがアプリIDとして相応しいです)
Bundle Identifier

続いてTeamには、普段使用しているApple IDを設定します
この時、もしもNoneAdd an Accountしか表示されない場合は、後者を選択してXcodeにApple IDを登録します

Accountsウィンドウが開くので、Apple IDとPasswordを入力してAddボタンをクリックします
Add Account

無事に追加されたら、Accountsウィンドウを閉じてください。先ほどのTeamに名前 苗字 (Personal Team) (Apple ID)が追加されているので、それを選択します

Teamの真下にNo matching provisioning profiles foundと表示されている場合は、その直下のFix Issueボタンを押してください。TeamにBundle Identifierが紐づけられます

Deployment Targetをインストールする端末のiOSバージョンと同じものに変えます。たとえばiOS 9.1の端末でテストする場合は9.1を選択しましょう

以上の設定が済んだら、画面上のUnity-iPhoneを選択し、Deviceの項目にある端末名をクリックします
(たとえばわたしのiPhoneという名前のiPhoneを繋いでいれば、項目もその名前になります。もしもDeviceにNo devices connected to '開発端末名'と表示されている場合は、USB接続が上手くいっていません。再度USBをさしなおすか、両端末を再起動してみてください)
Target device select

画面左上のボタンをクリックすれば、端末にアプリがインストールされます
(ここで何かしらのエラーが出た場合は、端末シンボルのコピーに時間がかかっているか、設定が間違っている可能性があります。前者は時間がたてば解決します。そうでない場合はSAを呼んでください)

インストール後、自動でアプリケーションが起動します
ただし初回は「信頼されていない開発元」のエラーが出る場合があります。この場合、以下に記すプロファイルの認証作業が必要です
信頼されていない開発元

実機の設定アプリを起動し、一般 -> プロファイルでプロファイルの一覧を表示します
一般 -> プロファイル

デベロッパAPPの項目に、自身のApple IDがあるので、それをタップします
プロファイルの一覧

"Apple ID"を信頼ボタンを押します
開発元を信頼する

ポップアップで再度聞かれるので、もう一度信頼ボタンを選択します
開発元を信頼する2

ホーム画面に戻り、先ほどインストールしたアプリのアイコンをタップすると、無事にアプリが起動します


第5回資料に戻る
目次に戻る