705.txt

[69] 
[DFN[[RUBYB[ルビ][ruby]]]]は、
[[文字列]]の隣に小さな[[文字]]を添える形式の[[注釈]]です。

[70] 
[[ルビ]]という語は、
その概念や構造のこと全体を指す場合もあれば、
そこに含まれる小さな[[文字]]の[[注釈]]のことを指す場合もあります。
語源によれば後者を指すべきですが、
どちらの意味でも広く使われます。
後者を明確にするため[DFN[[RUBYB[ルビ文字列][ruby text]]]]のように言うことがあります。
[[ルビ文字列]]を構成する[[文字]]を[DFN[ルビ文字]]といいます。
[[ルビ文字列]]に対して本文側を[[親文字列]]といいます。

* 仕様書

[REFS[
- [2004] [[JIS X 4051:2004]]
]REFS]

*

[1] ([[JISX4051]]-1995)

> 文字のそばにつけて文字の読み方, 意味などを示す小さな文字。

[2]
[CITE[ルビ(ふりがな)の指定の仕方(付:ルビの語源と活字サイズ名一覧) [絵文録ことのは]2005/06/19]] <http://kotonoha.main.jp/2005/06/19ruby.html>
([[名無しさん]])

[4]
日本語[[組版]]の慣習では、[[ルビ文]]に[[小書き]]の[[仮名]]にするべきものがあっても通常の[[仮名]]と同じ大きさにしていました。
[[CSS]] にも [CODE(CSS)@en[[[text-transform]]]] あたりに[[仮名]]の大小を変更する[[値]]が必要そうです。
([[名無しさん]] [sage])

[5]
[[傍点]]は、 [[CSS]] の場合 [CODE(CSS)@en[[[text-emphasis]]]]
を使います。
([[名無しさん]] [sage])

[6]
[[訓点]]は、 [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[ruby]]]]
では記述できないと思われます。何か別の方法が必要でしょう。
([[名無しさん]] [sage])

[7]

[PRE(example)[
  ママ
ふんいき
]PRE]

のような、形式的には[[ルビ]]だけど、[[ルビ]]とせずに、
[PRE(HTML example code)[
<span class="ママ">ふいんき</span>
]PRE]

とでも[[マーク付け]]したいものがあります。 [[CSS]]
の場合 [CODE(CSS)@en[[[display]]: [[ruby]]]] と
[CODE(CSS)@en[::[[after]]]] 辺りを組合わせれば実現できそうです。
([[名無しさん]] [sage])

[16]
[[日本]]領時代の[[朝鮮]]では、[[日本語]]の[[仮名漢字混じり文]]に[[ハングル]]の[[ルビ]]を振ったものが使われていました。

;; [[縦書き]]は[[右]]に、[[左横書き]]は[[下]]に[[ルビ]]がついていました。

([[名無しさん]] [sage])

[17]

[PRE(example aafig)[
(注5)
直角二等辺三角形
]PRE]

表現的にはルビで、意味的にはルビでは無い例






[21]
<http://www.osaka-monorail.co.jp/admin/pdf/20070222daiyakaisei.pdf#page=2>
>
[PRE(aafig example)[
    本線       彩都線
○ 千里中央駅と彩都西駅間の直通運転に伴い、[INS[・・・]]
  がさらに短縮されます。
]PRE]

([[名無しさん]] [WEAK[2007-02-26 00:45:08 +00:00]])




* 左横書き右ルビ

[19]
現在も[[台湾]]で行われている、[[横書き]]であっても[[文字]]の[[右]]側に[[ルビ]]を振る方式は、
[[日本]]でも[[明治時代]]には使われることがあったようです。
([[名無しさん]] [sage])

[20]
>>19 最近日本で看板でみた
([[名無しさん]] [WEAK[2006-11-12 07:37:21 +00:00]])


[31] [[注音字母]]: 右ルビ、右&下ルビ、右&下ルビ

[32] [[サムハラ神社]]: 右ルビ

[33] [[横中縦]]も参照。

[37] 
[[居酒屋]]チェーン店の[[[TATE[[RUBY[贔][ひ]]]][TATE[[RUBY[屭][いき]]]]屋][贔屓屋]]。
[[左横書き]]の[[ロゴ]]では[[右ルビ]] [SRC[>>36, >>38, >>39]]。
メニュー名でも「[L[鍋[TATE[[RUBY[贔][び]]]][TATE[[RUBY[屭][いき]]]]]]」 [SRC[>>39]]
([[連濁]])。
[[上縦書き]]では普通の[[右ルビ]]「[V[[RUBY[贔][ひ]][RUBY[屭][いき]]屋]]」 [SRC[>>36]]。「[V[[RUBY[贔][ひ]][RUBY[屭][いき]]鍋]]」 [SRC[>>39]]。
現地[[左横書き]]看板で普通の上ルビ「[L[[RUBY[贔][ひ]][RUBY[屭][いき]]屋]]」の店舗もある [SRC[>>42]]。
なお公式ツイッターや[[プレスリリース]]、現地手書きでは「贔屓屋」表記 [SRC[>>36, >>>39, >>40]]。

[REFS[
- [42] [CITE@ja[家庭料理竹とんぼ | もっくんの旨い物リスト - [[楽天ブログ]]]], [TIME[2020-11-05T03:40:34.000Z]] <https://plaza.rakuten.co.jp/hypermokun/diary/201604040000/>
- [41] [CITE@ja[なにわ味 [[贔屓屋]] 枚方市駅前店(枚方市新町)の写真1枚|エキテン]], [TIME[2020-11-05T03:39:25.000Z]] <https://www.ekiten.jp/shop_750046/photo/>
-- [40] [CITE[2907661_20171128030932.jpg (JPEG 画像, 750x1000 px)]], [TIME[2017-11-27T18:09:33.000Z]], [TIME[2020-11-05T03:39:09.596Z]] <https://www.img03.ekiten.jp/image_voice2/290/3255949/2907661_20171128030932.jpg>
- [36] [CITE@ja[[[贔屓屋]]天王寺さん (@hiikiya029010) / Twitter]], [TIME[2020-11-05T01:30:00.000Z]], [TIME[2020-11-05T03:30:37.875Z]] <https://twitter.com/hiikiya029010>
- [38] [CITE@ja[【守口市】地元からも残念の声が多数、長年営業されていた居酒屋『[[贔屓屋]](ひいきや)京阪守口店』が閉店されていました | 号外NET 守口・門真]], [TIME[2020-11-05T03:32:56.000Z]] <https://moriguchikadoma.goguynet.jp/2019/03/25/hiikiyakeihanmoriguchitenheiten/>
- [39] [CITE[大阪で創業40年来“[[贔屓屋]]”の“鍋贔屓” ! 永年愛され続ける名物「贔屓鍋」・揚げさんに出汁が染み込む「もつ鍋」・お好みでしびれを楽しめる「牛すじぼっかけ鍋」など|株式会社レインズインターナショナル/CWカンパニーのプレスリリース]], [TIME[2020-11-05T03:33:52.000Z]] <https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000035155.html>
]REFS]

* 右横書き右ルビ

[34] [[書字方向]]に実例あり

* ルビのルビ


[18]
'''ルビ文にルビが含まれる例'''
[SRC[[[週刊少年ジャンプ]]より[CITE[[[みえるひと]]]]]]
[PRE(example aafig)[
ボン
BOMB
 梵
]PRE]

[[HTML]]を含むいくつかの[[ルビ]]の書式では[[ルビ]]の[[入れ子]]を認めていないので、これが表現できない。

[43] 
現在の [CITE[[[HTML Standard]]]] は [CODE[rt]] [[要素]]に
[CODE[ruby]] [[要素]]を含められるので、表現できる。

[PRE(HTML example code)[
<ruby>梵<rt><ruby>BOMB<rt>ボン</ruby></ruby>
]PRE]

[44] [CITE@ja[[[梵]]BOMB | (・∀・)]], [TIME[2020-11-05T04:55:53.000Z]] <https://ameblo.jp/o00mikey00o/entry-11406240885.html>

漫画コマ引用「[V[[RUBY[梵][[RUBY[[L[BOMB]]][ボン[YOKO[[I[!]]]]]]]]]]」

[45] 
[CITE[[[みえるひと]] - 錬金場]], [TIME[2020-11-05T05:05:24.000Z]] <http://yamaba.blog71.fc2.com/blog-entry-57.html?sp>

漫画コマ引用「[V[[RUBY[梵][[RUBY[[L[BOMB]]][ボン[YOKO[[I[!]]]]]]]][YOKO[[I[!!!]]]]]]」


[46] [CITE@ja[Wordで、ルビにさらにルビをふる方法はありますか。 - Wordで、訓点... - Yahoo!知恵袋]], [[Yahoo! JAPAN]], [TIME[2020-11-05T05:18:09.000Z]] <https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12116833577>

[50] [CITE@ja[夜桜てるさんはTwitterを使っています 「なろうで活動している民よ…… こんな書き方できること知ってた? 私は知らなんだ これって 「|アルテミス《|天《ガチなやつ》》」 みたいな書き方してるってことか? https://t.co/gBnMZgCoh9」 / Twitter]], [TIME[2020-11-05T05:12:15.000Z]], [TIME[2020-11-05T05:33:36.144Z]] <https://twitter.com/teru0653/status/1160099801926516737>

* ルビと傍点

[47] [CITE[文字列に傍点とルビを設定する方法 (二重にルビを設定する):ぜんばのブログ:SSブログ]], [TIME[2020-11-05T05:18:27.000Z]], [TIME[2020-11-05T05:18:52.096Z]] <https://s-zenba.blog.ss-blog.jp/2017-03-23>

[48] [CITE@ja[AH Formatter V7.0 - ルビ拡張]], [TIME[2020-10-21T23:32:37.000Z]], [TIME[2020-11-05T05:22:09.901Z]] <https://www.antenna.co.jp/AHF/help/v70/ahf-ruby.html>

[49] [CITE@ja-JP[GIMPで縦書き - mynote]], [TIME[2020-11-05T05:26:33.000Z]] <http://reddog.s35.xrea.com/wiki/index.php?GIMP%E3%81%A7%E7%B8%A6%E6%9B%B8%E3%81%8D#rb569397>

* 書字方向混在とルビ

[51] 
[CITE@ja[InDesign 割注で組数字の縦中横を使用する - ちくちく日記]], [TIME[2020-11-05T05:39:37.000Z]] <https://chiku-chiku-nikki.hatenablog.com/entry/20130412/1365760535>

利用例スクリーンショット
「[V[渋谷の[RUBY[[YOKO[109]]][まるきゅー]]で]]」

[52] [CITE[TVアニメ「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」公式サイト]] ([TIME[2020-11-06 08:31:25 +09:00]]) <https://www.nanana.tv/>

>
[VRLBOX[
[RUBY[[L[NO ADVENTURE, NO LIFE]]][ノーアドベンチャー ノーライフ]]

[L[Blu-ray & DVD]] 第[YOKO[1]]巻好評発売中[YOKO[!]]
]VRLBOX]

ルビ(?)は上揃え

* 文字の大きさ

[53] [[JIS X 4051]]
によれば、
[[ルビ文字]]の[[文字サイズ]]は、
[[親文字]]の[[文字サイズ]]の[FRAC[1][2]]です。
ただし、
[[見出し]]などで[[親文字]]が大きいときは、
[FRAC[1][2]]
[[以下]]でも構いません。
[SRC[>>2004 4.12.1]]


[54] 指定があれば[[三分ルビ]]を使うことができます。 [SRC[>>2004 4.12.1 備考2.]]
[DFN[[RUBY[三分][さんぶ(ん)]]ルビ][三分ルビ]]は、
[[全角]]の[[字幅]]に3文字の[[ルビ]]をつけるための[[ルビ]]であって、
[[縦書き]]では[[親文字]]の[FRAC[1][3]]の[[高さ]]、
[[親文字]]の[FRAC[1][2]]の[[幅]]となり、
[[横書き]]では[[親文字]]の[FRAC[1][3]]の[[幅]]、
[[親文字]]の[FRAC[1][2]]の[[高さ]]となります。
[SRC[>>2004 3. 54)]]

* ルビの配置

[71] [[親文字列]]の長さを[[親文字列長]]、
[[ルビ文字列]]の長さを[DFN[ルビ文字列長]]といいます。
両者は一致しないことも多いので、
配置の調整が必要となります。

[72] [[ルビ文字列長]]は、
[[ルビ文字列]]を指定の[[文字サイズ]]で[[ベタ組]]で配置し、
規定の[[空き]]量を挿入したときの、
先頭から末尾までの長さです。
[SRC[>>2004 3. 135)]]


[73] 
[[ルビ文字列長]]が[[親文字列長]]より短ければ、
[[ルビ文字列]]は[[親文字列]]の適当な位置に揃えて配置することなります。
逆に[[ルビ文字列長]]が[[親文字列長]]より長いなら、
[[親文字列]]側に適度に[[空き]]を挿入するか、
[[親文字列]]の前後の[[文字]]の部分にはみ出して配置することになります。
前後の[[文字]]にはみ出すことを、その[[文字]]に[DFN[かける][ルビかけ]]といいます。
[DFN[ルビかけ対象]]とはルビ文字をかけて配置できる字種の[[文字]]や[[空き]]量を指し
[SRC[>>2004 3. 133)]]、
[DFN[ルビかけ長]]とは[[ルビかけ対象]]にかけて配置する[[ルビ文字列]]の長さをいいます
[SRC[>>2004 3. 134)]]。

[67] [[ルビ]]の種類を表す語が3つあり、配置方法に関係してきます。

- [57] 
[DFN[モノルビ]]は、
[[親文字列]]の1文字ごとに対応させた[[ルビ]]です
[SRC[>>2004 3. 127)]]。
--
[56] 
[DFN[熟語ルビ]]は、
[[モノルビ]]がつく[[親文字群]]が[[熟語]]を構成する[[ルビ]]です
[SRC[>>2004 3. 63)]]。
--
[68] 逆方向は「熟語ルビを構成するモノルビ」のような言い方をします。
-
[55] 
[DFN[グループルビ]]は、
2文字以上の[[親文字列]]全体にまとめてつけた[[ルビ]]です
[SRC[>>2004 3. 42)]]。

;; [85] [[漢字]]1つ1つに対応する語に[[読み仮名]]を振っていく場合、
[[漢字]]1つの[[ルビ]]が[[モノルビ]]となります。
[[熟字訓]]の[[読み仮名]]を振ったり、
[[英訳]]や説明を添えたりするときは、
[[グループルビ]]となります。


[58] 
原則的には、
[[親文字列]]の中心と、
[[ルビ文字列]]の中心とを揃えます。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 2)]]


- [62] [[ルビ文字列長]]が[[親文字列長]]より短いとき、
--[74] 
[[縦書き]]で、
[[ルビ文字列]]が1文字で、
[[親文字列]]が特定の字種の1文字のときは、
[[親文字]]の先頭と[[ルビ文字]]の先頭を揃えることもできます。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 2)]]
-- [76] 
[[グループルビ]]で、
[[ルビ文字列]]が2文字以上で、
[[欧字]]でも[[連数字]]でもないとき、
[[ルビ文字]]の字間を、
[CODE(math)[[VAR[x]] : [VAR[y]] : [VAR[z]] [[=]] 1 : 2 : 1]]
となるよう配置します。
[VAR[x]] は[[親文字列]]の先頭から[[ルビ文字列]]の先頭まで、
[VAR[y]] は[[ルビ文字]]間、
[VAR[z]] は[[ルビ文字列]]の末尾から[[親文字列]]の末尾までの[[空き]]量とします。
これ以外の比率を使うこともできます。
[SRC[>>2004 4.12.3 b) 1.2)]]
-- [63] [[親文字群]]が[[行頭]]のとき、[[親文字]]の先頭を[[行頭]]に合わせます。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 5.1.1)]]
-- [64] [[親文字群]]が[[行末]]のとき、[[親文字]]の末尾を[[行末]]に合わせます。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 5.1.2)]]
- [78] [[熟語ルビ]]を構成する[[モノルビ]]に、
[[ルビ文字列長]]が[[親文字列長]]より長いものがあるとき、
-- [80] 1つの[[行]]内に配置するとき、
--- [79] [[熟語ルビ]]全体を[[グループルビ]]とみなして配置します。
[SRC[>>2004 4.12.3 c) 2.1)]]
-- [81] 複数の[[行]]に分かれるとき、
それぞれの部分の長さに基づき配置します。
[SRC[>>2004 4.12.3 c) 2.2)]]
- [75] [[ルビ文字列長]]が[[親文字列長]]より長いとき、
-- [61] 
前後の文字の字種と[[処理系定義]]により、
[[ルビ文字]]
0文字分、
[FRAC[1][2]]文字分、
または1文字分、
前後の[[文字]]に[[かける][ルビかけ]]ことができます。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 3)]]
前後の文字にかけない場合、
[[親文字列]]の前後に[[アキ]]が生じることがあります。
-- [77] 
[[親文字列]]が[[欧字]]でも[[連数字]]でもないとき、
[[親文字列]]の字間を、
[CODE(math)[[VAR[x]] : [VAR[y]] : [VAR[z]] [[=]] 1 : 2 : 1]]
となるよう配置します。
[VAR[x]] は[[ルビ文字列]]の先頭から[[親文字列]]の先頭まで、
[VAR[y]] は[[親文字]]間、
[VAR[z]] は[[親文字列]]の末尾から[[ルビ文字列]]の末尾までの[[空き]]量とします。
これ以外の比率を使うこともできます。
(>>65, >>66 により[[親文字列]]の[[行頭]]か[[行末]]を揃える場合、
[VAR[x]] または [VAR[z]] を [N[0]] とします。)
[SRC[>>2004 4.12.3 b) 2.2)]]
-- [65] [[親文字群]]が[[行頭]]のとき、[[ルビ文字列]]の先頭を[[行頭]]に合わせるのが原則です。
[[ルビ文字列]]と[[親文字列]]の先頭と[[行頭]]を揃えても構いません。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 5.2.1)]]
-- [66] [[親文字群]]が[[行末]]のとき、[[ルビ文字列]]の末尾を[[行末]]に合わせるのが原則です。
[[ルビ文字列]]と[[親文字列]]の末尾と[[行末]]を揃えても構いません。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 5.2.2)]]
-- [83] [[ルビ文字列]]と[[行]]の端を揃える場合で、
両側に[[ルビ文字列]]がある場合、
長い方の端を揃えます。
[SRC[>>2004 4.12.4 b)]]


[59] 
[[親文字列]]内、
[[ルビ文字列]]内での[[行]]分割はできません。
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 4)]]
[[熟語ルビ]]を構成する[[モノルビ]]同士の間では分割できます。
[SRC[>>2004 4.12.3 c) 1.3)]] 

[60] 
[[親文字列]]内、
[[ルビ文字列]]内で[[字間]]の調整はできません。 
[SRC[>>2004 4.12.3 a) 4)]]
[[熟語ルビ]]を構成する[[モノルビ]]間で[[字間]]の調整はできません。
[SRC[>>2004 4.12.3 c) 1.2)]]

[EG[
[86] 
[[熟語ルビ]]
「[RUBY[表紙][ひょうし]]」
は「表」より「ひょう」が長いので、
1行に収まるときは[[グループルビ]]と同じように配置されます。
[[グループルビ]]とは違って途中で改行でき、
その場合は
「[RUBY[表][ひょう]]」
「[RUBY[紙][し]]」
と分けて配置されます。

[87] 
[[グループルビ]]
「[RUBY[表紙][カバー]]」
は必ず同じ[[行]]に配置されます。
「バ」の前後には[[空き]]が挿入されます。
「カ」の前と「ー」の後にはその半分の[[空き]]が挿入されます。
]EG]

[82] 
片側に[[グループルビ]]、片側に[[モノルビ]]の連続となる場合には、
[[モノルビ]]の連続を[[グループルビ]]とみなして配置します。
[SRC[>>2004 4.12.4 a) 備考]]

[84] 
両側に[[ルビ]]があるとき、
[[ルビ文字列長]]が長い方をまず配置します。
[SRC[>>2004 4.12.4 c)]]

;; [88] [[圏点]]は[[モノルビ]]と同じように配置されます。

* ルビの実装

- [[ruby]] 要素 ([[HTML]], [[XHTML]], [[JISX4052]])

[3]
[CITE[MANUAL_2]] <http://www.aozora.gr.jp/KOSAKU/MANUAL_2.html#ruby>

[[青空文庫]]の[[テキスト]]形式の[[ルビ]]の記述方法。
([[名無しさん]] [sage])

[8]
[[setext-j]] の[[ルビ]][[タグ]]:
[PRE(example code)[
[AA(fw)[^]]大和[AA(fw)['''[''']]やまと[AA(fw)[''']''']]
]PRE]

([[名無しさん]] [sage])

[9]
[CITE[Fujita Shinsaku TeX/LaTeX Page (JP)]] <http://imt.chem.kit.ac.jp/fujita/fujitas/rd/texlatex.html>
([[名無しさん]] [sage])

[10]
[CITE[より高度なLaTeXの使い方]] <http://sils.shoin.ac.jp/~gunji/TUE2/logs/misc.html>
([[名無しさん]] [sage])

[11]
[CITE[ルビを振る]] <http://tex.sparcstation.org/TIPSruby.html>
([[名無しさん]] [sage])

[12]
[CITE[The page of TeX]] <http://www.let.osaka-u.ac.jp/~kinsui/tex/top.htm>
([[名無しさん]] [sage])

[13]
[CITE[ルビふり for TeX(WindowsNT/2000/XP/文書作成)]] <http://www.vector.co.jp/soft/winnt/writing/se324728.html>
([[名無しさん]] [sage])

[14]
[CITE[ruby.sty	ルビを使うためのスタイルファイル]] <http://www.nls.ics.saitama-u.ac.jp/~tohru/ja/Exports/External/Chosho/ruby.sty>
([[名無しさん]] [sage])

[15]
[[OpenDocument]]: [CODE(XMLe)@en[[VAR@en[text:]][[ruby]]]],
[CODE(XMLe)@en[[VAR@en[text:]][[ruby-base]]]],
[CODE(XMLe)@en[[VAR@en[text:]][[ruby-text]]]]

([[名無しさん]] [sage])

[22] [CITE@ja[日本語組版処理の要件(日本語版)]]
( ([[Japanese Layout Task Force]] 著, [TIME[2012-03-23 20:19:12 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/jlreq/ja/#usage_of_ruby>

[23] 2つの読みがある語を表すときに、両側ルビを使うことがあります。

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[24] [CITE@ja[臨時戸籍 - Wikipedia]]
([TIME[2016-12-24 21:08:59 +09:00]])
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E6%99%82%E6%88%B8%E7%B1%8D>
]FIGCAPTION]

> 氏名にはローマ字でルビが付され、米軍への労務提供の資料として利用された。

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[25] [CITE@ja[恒❄️さんはTwitterを使っています 「https://t.co/pu7IuOxX12」 / Twitter]] ([TIME[2020-09-30 09:28:45 +09:00]]) <https://twitter.com/tsune123/status/1302508587294490624/photo/2>
]FIGCAPTION]

>
[BOX(vertical)[

[RUBYB[不][Yang]][RUBYB[敗][Wen-li]]の魔術師  

]BOX]

]FIG]

[[縦書き]]の左側の[[ルビ]]、[[左横書き]]の[[時計回り90度回転][回転 (書字方向)]]

[26] [CITE@zh-TW[認識正字標記]]
([TIME[2020-10-11T08:25:38.000Z]])
<https://www.bsmi.gov.tw/wSite/ct?xItem=85024&ctNode=9495>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[27] [CITE[文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策情報 | 国語審議会(終戦~改組) | 現代かなづかい]]
([TIME[2019-11-15T11:20:54.000Z]], [TIME[2020-10-17T09:32:16.265Z]])
<https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/syusen/tosin01/index.html>
]FIGCAPTION]

> ×

]FIG]

[28] [[アニメ]]
[CITE[魔女の旅々]]
の
[[OP]]
のテロップは、
[[日本語]]の[[人名][日本人名]]に下ルビで[[[CITE[魔女の旅々]]の文字]]が併記されていました。
下ルビというべきか、下に小書きで併記したというべきか悩ましいですが。

海外向けに[[ローマ字表記]]で併記した近年たまにある例とは違って、
読まれることは想定せず世界観の表現に使った装飾的なものです。


[29] ([TIME[2015-05-29T04:01:46.000Z]], [TIME[2020-10-28T06:58:05.021Z]])
<https://www.antenna.co.jp/ml/back/Korean/Korean_DTP0811.pdf#page=8>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[30] [CITE@ja[第20回 脳内辞書と電子辞書 | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム]]
([TIME[2020-11-04T03:50:40.000Z]])
<https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/kanji_genzai020>
]FIGCAPTION]

> もう一つ陥穽<small>(かんせい)</small>がある

]FIG]


[35] [CITE@ja[神代⿰字栗符~かみよぐりふ~さんはTwitterを使っています 「登記統一文字01000440。どう見ても「丨」(コン、すす・む、etc..)と言う字に「ススム」とルビを打った文書を活字化したようにしか見えないw #漢字 http://t.co/neT0GpbgBJ」 / Twitter]]
(午後2:16 · 2014年8月3日 [TZ[+09:00]], [TIME[2020-11-04T03:41:56.000Z]])
<https://twitter.com/kamiyoglyph/status/495800273609043968>