155.txt

[2] [DFN[[CODE(DOMm)@en[postMessage]]]] [[メソッド]]は、
[[Web]] における[[プロセス間通信]]のための[[メソッド]]です。

* 仕様書

[REFS[
- [18] [CITE@en-GB-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2015-05-06 10:42:35 +09:00]] 版) <https://html.spec.whatwg.org/#crossDocumentMessages>
- [111] [CITE@en-US-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2016-12-05 14:51:53 +09:00]]) <https://html.spec.whatwg.org/#dom-messageport-postmessage>
- [138] [CITE@en-US-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2016-12-06 07:17:59 +09:00]]) <https://html.spec.whatwg.org/#dom-broadcastchannel-postmessage>
- [156] [CITE@en-US-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2016-12-06 07:17:59 +09:00]]) <https://html.spec.whatwg.org/#dom-dedicatedworkerglobalscope-postmessage>
- [158] [CITE@en-US-x-hixie[HTML Standard]] ([TIME[2016-12-06 07:17:59 +09:00]]) <https://html.spec.whatwg.org/#dom-worker-postmessage>
]REFS]

* 文脈

[112] [CODE(DOMi)@en[Window]] [[オブジェクト]]、
[CODE(DOMi)@en[MessagePort]] [[オブジェクト]]、
[CODE(DOMi)@en[DedicatedWorkerGlobalScope]] [[オブジェクト]]、
[CODE(DOMi)@en[Worker]] [[オブジェクト]]、
[CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]] [[オブジェクト]]に存在します。

[159] [CODE(DOMi)@en[SharedWorker]] [[オブジェクト]]には存在しませんが、
かわりに [CODE(DOMa)@en[port][MessagePort]] [[IDL属性]]があって、
[CODE(DOMi)@en[MessagePort]] [[オブジェクト]]にアクセスできます。

* 引数

[160] 第1引数は送信するデータです。 [CODE(DOMm)@en[postMessage]] [[メソッド]]ではこれを
「メッセージ」と呼んでいます。

[161] 第2引数と第3引数は、[[文脈オブジェクト]]によって異なります。

** [CODE(DOMi)@en[Window]] オブジェクトの場合

[22] 第1引数には、投函したいデータを指定します。ただし、そのものではなく、
[[構造化クローン]]が投函されることになります。メッセージとしては任意の [[JavaScript]]
の値を指定できます。

[25] 第2引数には、投函先の[[起源]]を指定します。投函先が実際には異なる[[起源]]なら、
メッセージは無視されます (エラーにもなりません)。

[26] [[起源]]は、次のいずれかの値を指定できます。
[FIG(list)[
- [20] [[絶対URL]] は、その [[URL]] の[[起源]]を表します。
- [28] [CODE[[[/]]]] は、送信元の[[文書]]と[[同じ起源]]を表します。
[[同じ起源]]同士でも、異なる[[起源]]の場合と同じように投函できます。
その場合でもやはりメッセージは[[構造化クローン]]が引き渡されます。
- [27] [CODE[[[*]]]] は、任意の[[起源]]を表します。
[[著者]]は、機密情報を含むメッセージの場合、対象の起源として
[CODE[[[*]]]] を指定する[['''べきではありません''']] [SRC[>>18]]。
]FIG]

[29] [[相対URL]]は指定できません。

[EG[
[30] 例えば [CODE[https://hoge.example/foo/bar]] を指定すると、
[CODE[https://hoge.example]] 下の任意の[[文書]]などが受信できます。
]EG]

[31] 第3引数には、 [CODE[[[Transferable]]]] の[[配列]]を指定できます。
該当するものがなければ、省略できます。

** [CODE(DOMi)@en[MessagePort]] と [CODE(DOMi)@en[DedicatedWorkerGlobalScope]] と [CODE(DOMi)@en[Worker]] の場合

[113] 第1引数には、投函したいデータを指定します。ただし、そのものではなく、
[[構造化クローン]]が投函されることになります。メッセージとしては任意の [[JavaScript]]
の値を指定できます。

[114] 第2引数には、 [CODE[[[Transferable]]]] の[[配列]]を指定できます。
該当するものがなければ、省略できます。

** [CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]] オブジェクトの場合

[139] 第1引数には、投函したいデータを指定します。ただし、そのものではなく、
[[構造化クローン]]が投函されることになります。メッセージとしては任意の [[JavaScript]]
の値を指定できます。

* 処理

** [CODE(DOMi)@en[Window]] の場合

[21] [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]] [[インターフェイス]]の
[CODE(DOMm)@en[[[postMessage]]]] [[メソッド]]は、
次のようにしなければ[MUST[なりません]] [SRC[>>18]]。

[FIG(steps)[
= [96] [VAR[メッセージ]]を、必須の第1引数を [CODE(IDL)@en[any]] として解釈した結果に設定します。
= [97] [VAR[対象起源]]を、必須の第2引数を [CODE(IDL)@en[USVString]] として解釈した結果に設定します。
= [98] [VAR[transfer]] を、第3引数を [CODE[[[sequence]]<[[object]]>]] として解釈した結果に設定します。
[[既定値]]は、[[空リスト]]とします。
= [106] [VAR[対象窓]]を、[[文脈オブジェクト]]に設定します。
= [108] [VAR[対象Realm]] を、[VAR[対象窓]]の[F[Realm]]に設定します。
= [83] [VAR[現職設定群]]を、[[現職設定群オブジェクト]]に設定します。
= [109] [VAR[対象起源]]により、
[FIG(switch)[
: [CODE[*]] :
[VAR[対象起源]]はそのまま [CODE[*]] とします。
: [CODE[/]] :
[VAR[対象起源]]を、[VAR[現職設定群]]の[F[起源]]に設定します。
: それ以外 :
[FIG(steps)[
= [100] [VAR[URL]] を、[VAR[対象起源]]に[[URL構文解析器]]を適用した結果に設定します。
= [101] [VAR[URL]] が[[失敗]]の場合、
== [102] [CODE(DOMe)@en[SyntaxError]] [CODE(DOMi)@en[DOMException]] を[[投げ]]、
ここで停止します。
= [103] [VAR[対象起源]]を、[VAR[URL]] の[F[起源][URLの起源]]に設定します。
]FIG]
]FIG]
= [99] [VAR[直列化結果]]を、 [VAR[メッセージ]]と [VAR[transfer]] に
[CODE[StructuredSerializeWithTransfer]] を適用した結果に設定します。
[[例外]]が[[投げ]]られれば、[[再び投げ]]、ここで停止します。
= [130] [[タスクをキューに追加]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[タスク源]]]] :[[投稿済みメッセージタスク源]]
: [VAR[処理]] :
[FIG(steps)[
= [82] [VAR[対象起源]]が [CODE[*]] ''以外''で、
[VAR[対象窓]]の[F[文書]]の[F[起源][文書の起源]]が[VAR[対象起源]]と[[同じ起源]]で''な''ければ、
== [93] ここで停止します。
= [81] [VAR[起源]]を、[VAR[現職設定群]]の[F[起源]]の[F[Unicode直列化]]に設定します。
= [104] [VAR[始点]]を、[VAR[現職設定群]]の[F[大域オブジェクト]]に設定します。
= [110] [VAR[記録]]を、[VAR[直列化結果]]と[VAR[対象Realm]]について
[CODE[StructuredDeserializeWithTransfer]] した結果に設定します。
[[例外]]が[[投げ]]られた場合、
[FIG(steps)[
= [131] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[対象窓]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE[messageerror]]
: [VAR[インターフェイス][イベントインターフェイス]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [CODE[origin][origin (MessageEvent)]] : [VAR[起源]]
: [CODE[source][source (MessageEvent)]] : [VAR[始点]]
]FIG]
= [132] ここで停止します。
]FIG]
= [91] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[対象窓]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE(DOMe)@en[message][onmessage]]
: [VAR[インターフェイス][イベントインターフェイス]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [CODE[origin][origin (MessageEvent)]] : [VAR[起源]]
: [CODE[source][source (MessageEvent)]] : [VAR[始点]]
: [CODE[data][data (MessageEvent)]] : [VAR[記録]]の[F(ss)[Deserialized]]
: [CODE[ports]] : [VAR[記録]]の[F(ss)[TransferredValues]]の
[CODE(DOMi)@en[MessagePort]] をすべて同じ順に含めた[[凍結配列]]
]FIG]

]FIG]
]FIG]
]FIG]

[33] 送信したメッセージは、 [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]] の [CODE(DOMe)@en[message][onmessage]]
[[イベント]]として受信することができます。

;; [CODE(DOMe)@en[message][onmessage]] を参照。

** [CODE(DOMi)@en[MessagePort]] と [CODE(DOMi)@en[DedicatedWorkerGlobalScope]] と [CODE(DOMi)@en[Worker]] の場合

[115] [CODE(DOMi)@en[MessagePort]] [[オブジェクト]]と
[CODE(DOMi)@en[Worker]] [[オブジェクト]]と
[CODE(DOMi)@en[DedicatedWorkerGlobalScope]] [[オブジェクト]]の
[CODE(DOMm)@en[postMessage]] は、
次のようにしなければ[MUST[なりません]] [SRC[>>111, >>156, >>158]]。

[FIG(steps)[
= [157] [VAR[ポート]]を、[[文脈オブジェクト]]により、次の値に設定します。
[FIG(switch)[
: [CODE(DOMi)@en[MessagePort]] :
[[文脈オブジェクト]]
: [CODE(DOMi)@en[DedicatedWorkerGlobalScope]] :
[[ 文脈オブジェクト]]の[F[暗示的ポート]]
: [CODE(DOMi)@en[Worker]] :
[[ 文脈オブジェクト]]の[F[暗示的ポート]]
]FIG]
= [116] [VAR[メッセージ]]を、必須の第1引数を [CODE[any]]
として解釈した結果に設定します。
= [117] [VAR[transfer]] を、省略可能な第2引数を[[オブジェクト]]の[[配列]]として解釈した結果に設定します。
= [120] [VAR[transfer]] に[VAR[ポート]]が含まれる場合、
== [121] [CODE[DataCloneError]] を[[投げ]]、ここで停止します。
= [118] [VAR[対象ポート]]を、[VAR[ポート]]の[F[[[entangle]] されているポート]]に設定します。
= [122] [VAR[対象ポート]]が [CODE[null]] 以外で、
[VAR[transfer]] に[VAR[対象ポート]]が含まれるなら、
== [123] [VAR[doomed]] を、[[真]]に設定します。
== [124] [[開発者コンソール]]に、
[[通信路]]が失われることを報告しても構いません。
= [126] それ以外の場合、
== [119] [VAR[doomed]] を、[[偽]]に設定します。
= [163] [VAR[結果]]を、
[CODE[[[StructuredSerializeWithTransfer]] ([VAR[メッセージ]]、[VAR[transfer]])]]
の結果に設定します。[[例外]]が[[投げ]]られたら、[[再び投げ]]、ここで停止します。
= [133] [VAR[対象ポート]]が [CODE[null]] 以外で、
[VAR[doomed]] が[[偽]]なら、
== [142] [VAR[結果]]についての処理 (>>125) 
を[VAR[対象ポート]]の[[ポートメッセージキューに追加]]します。
]FIG]
]FIG]

[125] [VAR[結果]]についての処理は、次のようなものです [SRC[>>111]]。
ここで、[VAR[最終対象ポート]]は、実行側で指定される[[変数]]です
([[ポートメッセージキューに追加]]参照)。

[FIG(steps)[
= [85] [VAR[Realm]]を、[VAR[最終対象ポート]]の[F[関連Realm]]に設定します。
= [165] [VAR[記録]]を、 [CODE[[[StructuredDeserializeWithTransfer]] ([VAR[結果]], [VAR[Realm]])]]
の結果に設定します。
[[例外]]が[[投げ]]られた場合、
[FIG(steps)[
= [92] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[インターフェイス][イベントインターフェイス]]]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[最終対象ポート]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE(DOMe)@en[messageerror]]
]FIG]
= [105] ここで停止します。
]FIG]
= [168] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[インターフェイス][イベントインターフェイス]]]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[最終対象ポート]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE(DOMe)@en[message][onmessage]]
: [VAR[[CODE[data][data (MessageEvent)]]]] : [VAR[記録]]の [F(ss)[Deserialized]]
: [VAR[[CODE[ports]]]] : [VAR[記録]]の [F(ss)[TransferredValues]]
内の各 [CODE(DOMi)@en[MessagePort]] を同じ順序で含めた[[凍結済み配列]]
]FIG]

]FIG]

** [CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]] オブジェクトの場合

[140] [CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]] [[オブジェクト]]の
[CODE(DOMm)@en[postMessage]] は、
次のようにしなければ[MUST[なりません]] [SRC[>>138]]。

[FIG(steps)[
= [141] [VAR[メッセージ]]を、必須の第1引数を [CODE[any]]
として解釈した結果に設定します。
= [143] [VAR[始点]]を、[[文脈オブジェクト]]に設定します。
= [145] [VAR[始点]]の[F[閉じ済みフラグ]]が[[真]]なら、
== [146] [CODE(DOMe)@en[InvalidStateError]] を[[投げ]]、ここで停止します。
= [144] [VAR[始点設定群]]を、[VAR[始点]]の[F[[[[CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]]設定群オブジェクト]]]]に設定します。
= [147] [VAR[始点通信路]]を、[VAR[始点]]の[F[通信路名]]に設定します。
= [149] [VAR[複製メッセージ]]を、[CODE[[[StructuredSerialize]]([VAR[メッセージ]]、[VAR[対象Realm]])]] の結果に設定します。
[[例外]]が[[投げ]]られれば、[[再び投げ]]、ここで停止します。
= [150] [VAR[終点群]]を、[VAR[始点設定群]]と[VAR[始点通信路]]の[[[CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]]すべてのリスト]]に設定します。
= [151] [VAR[終点群]]から、[VAR[始点]]を除去します。
= [152] [VAR[終点群]]の各項目[VAR[終点]]について、順に、
== [153] [[タスクをキューに追加]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[イベントループ]] : 
[VAR[終点]]の[F[[[[CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]]設定群オブジェクト]]]]の[F[有責イベントループ]]
: [VAR[処理]] :
[FIG(steps)[
= [154] [VAR[対象Realm]]を、[VAR[終点]]の[F[関連設定群オブジェクト]]の[F[Realm]]に設定します。
= [136] [VAR[起源]]を、[VAR[始点設定群]]の[F[起源]]の[F[Unicode直列化]]に設定します。
= [127] [VAR[データ]]を、 [CODE[[[StructuredDeserialize]] ([VAR[複製メッセージ]], [VAR[対象Realm]])]] の結果に設定します。
[[例外]]が[[投げ]]られた場合、
[FIG(steps)[
= [134] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[インターフェイス][イベントインターフェイス]]]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE(DOMe)@en[messageerror]]
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[終点]]
: [CODE(DOMa)@en[origin][origin (MessageEvent)]] : [VAR[起源]]

]FIG]
= [135] ここで停止します。
]FIG]
= [155] [[イベントを発火]]します。
[FIG(list members)[
: [VAR[[[インターフェイス][イベントインターフェイス]]]] : [CODE(DOMi)@en[MessageEvent]]
: [VAR[[[型][イベント型]]]] : [CODE(DOMe)@en[message][onmessage]]
: [VAR[[[対象][イベント対象]]]] : [VAR[終点]]
: [CODE(DOMa)@en[origin][origin (MessageEvent)]] : [VAR[起源]]
: [CODE(DOMa)@en[data][data (MessageEvent)]] : [VAR[データ]]
]FIG]
]FIG]
: [VAR[タスク源]] : [[DOM操作タスク源]]
: [VAR[文脈]] : [VAR[終点]]の[F[[[[CODE(DOMi)@en[BroadcastChannel]]設定群オブジェクト]]]]
]FIG]

]FIG]

;; [128] [[メッセージポート]]等を送ることはできません。
[CODE[BroadcastMessage]] でできないことをするには、[[共有ワーカー]]を作って中継する必要があります。

* 歴史

** 登場

[14] 最初 [[Web Applications 1.0]] に追加された時は [CODE(DOMi)@en[[[Document]]]]
[[オブジェクト]]に属していました。

[15] しかし[[同一起源ポリシー]]に関する検査が複雑になるとして、より「外側」
である [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]] [[オブジェクト]]へと移動されました。

[16] [[Opera]] ははじめに [CODE(DOMi)@en[[[Document]]]] [[オブジェクト]]に実装しましたが、
後に [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]] [[オブジェクト]]に移動しました。
他の[[Webブラウザー]]ははじめから [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]]
[[オブジェクト]]に実装しました。

[17] [CODE(DOMm)@en[[[postMessage]]]] は [[HTML5]] の新機能の中では最も早期に実装されたものの一つでした。

** 実装開始

- [51] [[IE]] 8+ (2009/3) [SRC[>>52]]
- [54] [[Gecko]] 1.9+ / [[Firefox]] 3+ (2008/6) [SRC[>>55]]
- [56] [[WebKit]] 2007年末+ [SRC[>>59]]
-- [57] [[Chrome]] 4+ (2010/1) [SRC[>>58]]
-- [63] [[Safari]] 4+ (2009/6) [SRC[>>64]]
- [60] [[Opera]]
-- [62] [CODE(DOMi)@en[[[Document]]]] (旧仕様): 9+ (2006/6) [SRC[>>59]]
-- [61] [CODE(DOMi)@en[[[Window]]]]: 9.5+ (2008/6) [SRC[>>59]]

[REFS[
- [52] [CITE@en-us[postMessage Method (window, Window Constructor)]] ([TIME[2011-04-24 11:40:59 +09:00]] 版) <http://msdn.microsoft.com/library/cc197015.aspx>
- [53] [CITE@ja-jp[Internet Explorer 8 のクロス ドキュメント メッセージングの概要]] ([TIME[2011-04-24 11:40:25 +09:00]] 版) <http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc511311(v=vs.85).aspx>
- [55] [CITE@ja[window.postMessage - MDC Doc Center]] ([TIME[2011-04-24 11:42:47 +09:00]] 版) <https://developer.mozilla.org/ja/DOM/window.postMessage>
- [58] [CITE[Google Chrome 4で注目したいセキュリティ強化の新機能 - ITmedia エンタープライズ]] ([TIME[2011-04-24 11:47:11 +09:00]] 版) <http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1001/29/news021.html>
- [59] [CITE[サーバーサイド技術を使わないクロスドメイン通信補足 - 0xFF]] ([TIME[2011-04-24 11:48:45 +09:00]] 版) <http://d.hatena.ne.jp/os0x/20080409/1207732715>
- [64] [CITE@en[Browser Variation of the Hub Reference Implementation (Illustrative) - MemberWiki]] ([TIME[2009-12-19 12:40:31 +09:00]] 版) <http://www.openajax.org/member/wiki/Browser_Variation_of_the_Hub_Reference_Implementation_(Illustrative)#HTML_5_postMessage>
]REFS]

**

[1]
[CITE[Cross-document messaging in Opera - Arve Bersvendsen]] <http://virtuelvis.com/archives/2005/12/cross-document-messaging>

[50] 
[[Opera 8]] β にはありませんでしたが、 [[Opera 8.5]]
では実装されていました。

[3]
[CITE[The cross-document messaging APIs]] ([[Ian Hickson <ian@...>]] 著, [CODE[2007-08-09 00:51:36 +09:00]] 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/11634>

[4]
[CITE[Index of /specs/dom/messages]] ([CODE[2008-02-13 01:58:34 +09:00]] 版) <http://www.hixie.ch/specs/dom/messages/>

[23]
[CITE[Fixed a security problem with postMessage()]] ([[Ian Hickson <ian@...>]] 著, [CODE[2008-02-12 20:03:46 +09:00]] 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/13237>
([[名無しさん]])

[24]
[CITE[IE Team Feedback on HTML 5.0 Cross Document Messaging]] ([[Sunava Dutta <sunavad@...>]] 著, [CODE[2008-02-22 03:18:40 +09:00]] 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/13320>

[32]
[CITE[postMessage() issues]] ([[Ian Hickson <ian@...>]] 著, [CODE[2008-04-16 00:10:07 +09:00]] 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/13716>

[38]
[CITE[postMessage feedback]] ([[Ian Hickson <ian@...>]] 著, [CODE[2008-04-24 23:49:56 +09:00]] 版) <http://permalink.gmane.org/gmane.org.w3c.whatwg.discuss/13867>

[39] [CITE@en[(X)HTML5 Tracking]]
([TIME[2010-01-09 14:12:17 +09:00]] 版)
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=4547&to=4548>

[40] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Communications]]
([TIME[2010-01-09 10:10:53 +09:00]] 版)
<http://dev.w3.org/html5/postmsg/Overview.html>

[41] [CITE[IRC logs: freenode / #whatwg / 20100212]]
([TIME[2010-02-14 11:17:32 +09:00]] 版)
<http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20100212#l-271>

[42] [CITE@en-US[David Baron's weblog: setTimeout with a shorter delay]]
([TIME[2010-03-16 08:44:54 +09:00]] 版)
<http://dbaron.org/log/20100309-faster-timeouts>

[43] [CITE['''['''whatwg''']''' postMessage's target origin argument can be a full URL in some implementations]]
([TIME[2010-08-11 10:18:42 +09:00]] 版)
<http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2010-August/027848.html>

[44] [CITE@en[HTML5 Revision Tracker]]
([TIME[2010-08-11 23:17:32 +09:00]] 版)
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5276&to=5277>

[45] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' postMessage's target origin argument can be a full URL in some implementations]]
( ([TIME[2010-11-16 08:52:44 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/htdig.cgi/whatwg-whatwg.org/2010-November/029037.html>

[46] [CITE@en[Web Applications 1.0 r5682      Revert r5277's removal of '/' as a magic value to postMessage(), since it has useful use cases. Paths in absolute URLs are still ignored without raising an exception.]]
( ([TIME[2010-11-16 08:25:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=5681&to=5682>

[47] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2010-11-19 05:40:25 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2010/WD-webmessaging-20101118/>

[48] [CITE[IE で postMessage 的実装をちゃんとやる - 冬通りに消え行く制服ガールは、夢物語にリアルを求めない。 - subtech]]
( ([TIME[2010-12-07 22:02:13 +09:00]] 版))
<http://subtech.g.hatena.ne.jp/cho45/20101207/1291719344>

[49] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2011-03-17 23:58:26 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2011/WD-webmessaging-20110317/>

[65] [CITE@en[Web Applications 1.0 r6690     Make postMessage() accept the second and third arguments in either order. Compat with WebKit and hopefully solves the difficulty people have about remembering which goes first.]]
( ([TIME[2011-10-18 06:47:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=6689&to=6690>

[66] [CITE@en[Web Applications 1.0 r6691     Revert last checkin. My testing was bogus.]]
( ([TIME[2011-10-18 07:09:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=6690&to=6691>

[67] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2011-10-19 02:36:24 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2011/WD-webmessaging-20111020/>

[68] [CITE@ja[IE 6/7 で文書間通信を実現するための一案: Days on the Moon]]
( ([TIME[2011-12-10 00:17:35 +09:00]] 版))
<http://nanto.asablo.jp/blog/2011/12/08/6237308>

[69] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2012-03-12 22:06:22 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2012/WD-webmessaging-20120313/>

[70] [CITE@en-US-x-Hixie[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2012-05-01 21:47:11 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2012/CR-webmessaging-20120501/>

[71] [CITE[Securing Frame Communication in Browsers]]
( ([TIME[2008-05-15 01:03:44 +09:00]] 版))
<http://seclab.stanford.edu/websec/frames/post-message.pdf>

[72] [CITE@en[Compound Document by Reference Framework 1.0]]
( ([TIME[2010-08-17 16:50:04 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/CDR/#event-propagation>

[73] [CITE@en[Interview with Ian Hickson, HTML editor | HTML5 Doctor]]
( ([TIME[2013-01-13 18:27:28 +09:00]] 版))
<http://html5doctor.com/interview-with-ian-hickson-html-editor/>

[74] [CITE@en[RemoteDocumentMessaging - WHATWG Wiki]]
( ([TIME[2013-06-24 05:31:29 +09:00]] 版))
<http://wiki.whatwg.org/wiki/RemoteDocumentMessaging>

[75] [CITE[IRC logs: freenode / #whatwg / 20130621]]
( ([TIME[2013-06-24 19:18:13 +09:00]] 版))
<http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20130621#l-585>

[76] [CITE[''''''[''''''whatwg'''''']'''''' web messaging - postMessage]]
( ([TIME[2013-09-13 00:52:56 +09:00]] 版))
<http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2013-September/040800.html>

[77] [CITE@en[Web Applications 1.0 r8247     The bulk of this is editorial: refactoring how scripts are defined so that all the common stuff is in a shared 'settings object' rather than being duplicated per script. But this also cleans up how postMessage() interacts with the event loop and a few other things I've since forgotten.]]
( ([TIME[2013-10-31 08:18:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=8246&to=8247>

[78] [CITE@en[Web Applications 1.0 r8741 Try to explain why postMessage()'s privacy implications aren't actually anything new]]
( ([TIME[2014-09-04 08:43:00 +09:00]] 版))
<http://html5.org/r/8741>

[79] [CITE[JavaScript - WebWorkersで巨大データ転送の不思議 - Qiita]]
( ([TIME[2014-09-05 02:14:11 +09:00]] 版))
<http://qiita.com/Quramy/items/8c12e6c3ad208c97c99a>

[5] [CITE@en[CfC: publish Proposed Recommendation of Web Messaging; deadline March  28]]
([[Arthur Barstow]] 著, [TIME[2015-03-21 21:52:25 +09:00]] 版)
<https://lists.w3.org/Archives/Public/public-webapps/2015JanMar/0848.html>

[6] [CITE[Part2 - browsersec - Browser Security Handbook, part 2 - Browser Security Handbook - Google Project Hosting]]
([TIME[2015-03-31 16:38:48 +09:00]] 版)
<https://code.google.com/p/browsersec/wiki/Part2#Gaps_in_DOM_access_control>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[7] [CITE@en[YuzuJS/setImmediate]]
([TIME[2015-04-01 12:18:25 +09:00]] 版)
<https://github.com/YuzuJS/setImmediate>
]FIGCAPTION]

> Note that Internet Explorer 8 includes a synchronous version of postMessage. We detect this, or any other such synchronous implementation, and fall back to another trick.

]FIG]


[8] [CITE@en-US[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2015-04-07 00:52:40 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2015/PR-webmessaging-20150407/>

[9] [CITE@en-US[HTML5 Web Messaging]]
( ([TIME[2015-05-18 22:30:14 +09:00]] 版))
<http://www.w3.org/TR/2015/REC-webmessaging-20150519/>

[10] [CITE@en[Errata/WebMessaging - WEBAPPS]]
([TIME[2015-05-11 23:07:22 +09:00]] 版)
<https://www.w3.org/2008/webapps/wiki/Errata/WebMessaging>

[11] [CITE@en[All Results]]
([TIME[2015-05-19 23:43:52 +09:00]] 版)
<https://w3c.github.io/test-results/webmessaging/all>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[12] [CITE@en-US[HTML5 Web Messaging]]
([TIME[2015-05-18 22:30:14 +09:00]] 版)
<http://www.w3.org/TR/2015/REC-webmessaging-20150519/>
]FIGCAPTION]

> Open Bugs 27128

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[13] [CITE@en-US[HTML5 Web Messaging]]
([TIME[2015-05-18 22:30:14 +09:00]] 版)
<http://www.w3.org/TR/2015/REC-webmessaging-20150519/>
]FIGCAPTION]

> Open Bugs 18242

]FIG]

[34] [CITE@en[PSA: Change the Latest Editor's Drafts of WebStorage, WebWorkers, WebMessaging, Server-Sent Events and WebSockets]]
([[Xiaoqian Wu]] 著, [TIME[2015-10-20 02:52:22 +09:00]] 版)
<https://lists.w3.org/Archives/Public/public-webapps/2015OctDec/0099.html>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[35] [CITE@en[Safari 4.0]]
([TIME[2015-11-04 22:53:48 +09:00]] 版)
<https://developer.apple.com/library/safari/releasenotes/General/WhatsNewInSafari/Articles/Safari_4_0.html#//apple_ref/doc/uid/TP40014305-CH4-SW13>
]FIGCAPTION]

> WebKit now supports the HTML5 cross-document messaging standard, allowing documents served from different domains to communicate with each other directly without the need for server relaying.

]FIG]


[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[36] [CITE@en[High-performance Web Worker messages | Read the Tea Leaves]]
([TIME[2016-03-02 09:24:25 +09:00]] 版)
<http://nolanlawson.com/2016/02/29/high-performance-web-worker-messages/>
]FIGCAPTION]

> My tests confirmed that stringifying is indeed faster than sending raw objects, and that the message size has a dramatic impact on the speed of worker communication.
> Furthermore, the only real benefit comes if you stringify the entire message. Even a small object that wraps the stringified message (e.g. {msg: JSON.stringify(message)}) performs worse than the fully-stringified case. (These results differ between Chrome, Firefox, and Safari, but keep reading for the full analysis.)

]FIG]


[37] [CITE@en[Write structured clone algorithm in terms of ECMAScript · whatwg/html@bfb960c]]
([TIME[2016-03-02 16:38:38 +09:00]] 版)
<https://github.com/whatwg/html/commit/bfb960c938580c95e77365e614218b952f96375b>

[80] [CITE@en[Make window.postMessage grab settings objects before going async · whatwg/html@26f5645]]
([TIME[2016-03-24 21:26:11 +09:00]] 版)
<https://github.com/whatwg/html/commit/26f5645b0c161c60903e945adace86165d56c03c>

[84] [CITE@en[Use FrozenArray for Navigator#languages and MessageEvent#ports · whatwg/html@e4df68a]]
([TIME[2016-03-25 13:52:53 +09:00]] 版)
<https://github.com/whatwg/html/commit/e4df68a41b86753c7fcdd0d8ea4615f63ffc87e9>

[86] [CITE@en[Clarify settings object, realm, and global relationships · whatwg/html@0866f1b]]
([TIME[2016-03-28 00:37:35 +09:00]] 版)
<https://github.com/whatwg/html/commit/0866f1b3f4b4ea5a99a30909e9bbe557dea0b460>

[87] [CITE@en[Editorial: else -> false in postMessage() algorithm · whatwg/html@60e5fc3]]
([TIME[2016-04-05 14:05:10 +09:00]] 版)
<https://github.com/whatwg/html/commit/60e5fc361572c8d0ef576dc78542ec4b845aef5b>

[88] [CITE@en[postMessage should always be flexible; HT @NAndreasson · w3c/webappsec-cowl@7ec257b]]
([TIME[2016-04-07 11:06:22 +09:00]] 版)
<https://github.com/w3c/webappsec-cowl/commit/7ec257b9951bff0fb8f81253b94124eb1afe64e4>

[89] [CITE@en[Use USVString for all URLs]]
( ([[domenic]]著, [TIME[2016-05-20 22:02:29 +09:00]]))
<https://github.com/whatwg/html/commit/018b983b77b2cd908f6d00100e7e0abe893dd2c3>

[90] [CITE@en[Use only the incumbent global in postMessage]]
([[domenic]]著, [TIME[2016-07-20 22:41:29 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/8259a69aab7538b772beebad1ff69dca44b159ab>

[95] [CITE@en[Parse postMessage()'s targetOrigin argument]]
([[annevk]]著, [TIME[2016-07-22 01:32:19 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/8282fc8dd47891160859375d0eacfcd08f9bdec4>

[107] [CITE@en[Tidy up the various postMessage algorithms]]
([[domenic]]著, [TIME[2016-07-28 02:42:32 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/ee103bbdba81bdbb8eb8e1bf77e9565f6158c5be>

[19] [CITE[javascript - postMessage still broken on IE11? - Stack Overflow]]
( ([TIME[2016-10-03 16:49:38 +09:00]]))
<http://stackoverflow.com/questions/21070553/postmessage-still-broken-on-ie11>

[94] [CITE@en[Set some MessageEvent's isTrusted attributes to true]]
([[domenic]]著, [TIME[2016-10-26 02:33:24 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/eecea4bf565a442e98c2ec98bf298d082d196282>

[162] [CITE@en[Breaking: refactor structured clone into serialize/deserialize]]
([[domenic]]著, [TIME[2017-03-21 06:09:33 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/97d644c97335956610a31e8ad98d1a388c063e84>

[129] [CITE@en[Define messageerror]]
([[annevk]]著, [TIME[2017-04-13 20:36:23 +09:00]])
<https://github.com/whatwg/html/commit/25a94f606e983534a863a0559d65bd29bb940a02>