このソフトウェアはMITライセンスの下で公開されています.ライセンスについてはLICENSEファイルを参照してください.
本パッチはmruby on ev3rt+tecsに,mrubyから呼び出すことができるBluetooth Serial通信のAPIを追加するためのものです.hr-tecsディレクトリ以下の追加ファイルと,ファイル修正を行うdiff.patchで構成されています.対象とするmruby on ev3rt+tecのバージョンはbeta2.1.0です.
-
mruby-on-ev3rt+tecs_package-beta2.1.0をTOPPERSのサイトからダウンロードします.
-
ダウンロードしたファイルを解凍します.
-
本パッチに含まれるhr-tecsフォルダ及びdiff.patchを,解凍したフォルダ内のhr-tecsと同じディレクトリに配置します.
-
このディレクトリで以下のpatchコマンドを実行してください.
$ patch -p1 < diff.patch
-
以上でパッチは完了です.以後,通常のmruby on ev3rt+tecsの導入手順に従ってください.
BTserialクラスのメソッドsend_byte及びread_byteが使用可能です.
- BTserial.send_byte(str)
- integer = BTserial.read_byte()
それぞれ1バイト(1文字)の送信及び受信を行います. send_byte(str)の引数は文字列です.先頭の1文字のみが送信されます. read_byteは受信した1バイトをint型の値として返します.この値はASCIIコードです.
デモとして,bt_test.rbが追加されています.bt_test.rbは送受信のテスト用のプログラムです.タッチセンサが押されると送受信を開始します.read_byteで受信した値をLCDに表示すると同時に,send_byteで送り返します.