excel等で文章データをアノテーションする際、わからない単語のクラスをCtrl + C
で辞書検索できるWindowsアプリです。
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文章中にあるわからない単語のクラスを
Ctrl + C
で辞書検索する機能 -
アプリを開いてから検索した単語の履歴を表示する機能
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辞書に存在しない単語を追加する機能
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アプリの設定を変更する機能&辞書を更新する機能
辞書検索するとメインウィンドウに出力結果が表示されます。検索方法は部分一致検索となっており、表示される順番は辞書に登録されている単語順となっています。また、辞書検索がヒットしなかった場合、該当する単語は辞書にありませんでした。
と表示されます。
履歴は一番最近検索してヒットした単語順になっています。また、アプリを終了すると履歴は自動的に消去されます。
辞書に登録する際は、単語名とクラス名のチェックを入力しなければ登録できません。
辞書を更新する機能は、単語名が重複して登録されることもあります。
- 検索時の遅延時間を変更できます(初期設定値:0.1秒)
- メインウィンドウを最前面表示するかを設定できます(初期設定では、最前面表示になっています)
- アプリの辞書をリモート先(GitHub上)から更新します
レジストリ等をいじっていないので、region_dictフォルダを削除すればアンインストールできます。
バグがあるためCtrl + C
で辞書検索できない時があります。その際は、アプリの再起動をお願いします。
追記:言語の入力切り替えをするとバグが起きてました。バグの修正はできましたが、まだCtrl + C
で辞書検索できない時はアプリの再起動をお願いします。
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PC上にAnacondaをインストール
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このサイトを参考にして、Aconda Promptの作業フォルダをDocumentsに変更後、Anaconda Promptを起動する
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PCのDocumentsディレクトリ上にregion_dictをclone
git clone https://github.com/w034ff/region_dict.git
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region_dictディレクトリが作成されるので、cdコマンドでそのディレクトに移動する
cd region_dict
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以下のコマンドでAnacondaの仮想環境を作成し、仮想環境内に入る
# dict_env.ymlを使用して仮想環境を構築 conda env create -f dict_env.yml # 仮想環境(dict)に入る conda activate dict
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以下のコマンドでregion_dict.pyの実行し、辞書検索アプリを起動する
python region_dict.py
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以下のコマンドでregion_dict.pyをexeファイルにする
pyinstaller --add-data "src\\assets\\*;assets" --icon=src\\assets\\icons8-book-96.ico --noconsole src\\region_dict.py --onefile
--onefile
: 実行に必要なファイルを1つにまとめてexeファイルを生成します。その場合、JSONファイル等は直接編集できなくなります。
辞書の内容は、JSONファイルに格納されています。JSONファイルに複数の単語を一度に追加したい場合は、直接JSONファイルを編集する方法が効率的です。(JSONファイル編集用のプログラムは作成しておりません)
settings.iniの[GITHUB_URL]セクションのurl
項目を変更することで、JSONファイルのデータソース(更新元)を変更できます。
- Python
- Tkinter
- Pyinstaller
Excelで文章のアノテーションを行っていた際に、知らない単語を一つ一つインターネットで調べるのが時間の無駄だと感じ、このアプリを開発しました。しかし、Tkinterという比較的マイナーなフレームワークを選定したのは失敗でした。次回辞書アプリを作る機会があれば、このアプリを改良し、新しいアプリを開発する場合はJavaScriptかC++を使用します。