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VimConf2023 Tinyに参加した話
💭
idea
Vim
Neovim
ポエム
true

はじめに

VimConfというイベントに参加したので、そこでの体験を振り替えろうと思います。 前日には前野菜という謎のイベントを楽しんだ旅行記みたいなものもありますので、よろしければそちらもご覧ください。

:::message 前夜祭に関しては、Vim駅伝の2023-12-04分の記事として公開予定です。 :::

VimConf

https://vimconf.org/2023/

コロナ禍の影響で開催が見送られていましたが、4年ぶりに開催されました。 vim-jpの中でも今年開催されると話題になっていたので、販売開始日にチケットを購入できました。(ちなみにチケット番号は#17でした。) だいたい1か月ほどでチケットは売り切れてしまったので、VimConfというイベントの凄さと人気を感じました。 また、普段会うことができないようなプラグイン作者に会うことができるというのも、VimConfというイベントの影響力を実感できるところですね。

セッション

豪華なスピーカーの方々が発表するVimに関する発表になります。 過去の発表動画を見ると英語による発表のようですが、今回はTinyということもあってか日本語での発表がほとんどでした。 それでも発表者の方々は英語で書かれたスライドを準備されており、会場には海外から来た方も居たので磐石さを感じます。

"Bram Moolenaar the Creator of Vim" - mattnさん

mattnさんによるvimの歴史とBram氏との話です。 vimの開発保守の体制についてなどは、直接パッチを送ったことのあるひとではないと分からない歴史的背景があります。 それと同時に、Bram氏という偉大な開発者が亡くなってしまったことをあらためて実感することにもなりました。 その中でも「私達にはC言語という共通言語がある」というBram氏の名言は心に響きました。

"Revolutionizing Vim/Neovim Plugin Development ~ An In-Depth Look into Denops" - Λlisueさん

ありすえさんによるdenops.vimの仕組みや、それを活用したプラグイン作成の話です。 開発開始の秘話として、構想自体は前からありvim-jp内でdenoについて盛り上っていたところ、 その構想について話始めて開発が開始されるというスピード感と動くようになるまでが1か月というのは驚きました。 以前に違うイベントのLTで仕組みなどについては聞いてはいましたが、VimConfでの発表ということもあり、 よりdenops.vimの凄さを知ることになりました。

"Looking back at vim meetup" - ゴリラさん

ゴリラさんによる「ゴリラvim」というイベント企画についての話です。 大小合せて28回のイベント開催と、vimmerとの出会いの場を作ってくださっているゴリラさんの熱意を感じました。 実際にゴリラvimには何度か参加し登壇の経験もあります。 エンジニア歴が少なくても参加や登壇しやすい雰囲気があり、個人的にも感謝しているイベントでもあります。 ゴリラvimの雰囲気を伝えるために、生成AIで生成された画像は必見です!

「またゴリラvimやいずれはvimconfで登壇したいなぁ」とXにポストしたら、まさか懇親会LTに登壇することになるとは…。

"Developing a Vim plugin with Ruby, or when in Ruby do as the Rubyists do" - 大倉雅史さん

大倉さんによるRubyを使ってプラグイン開発する話です。 こちらのセッションに関しては全編通して英語によるセッションだったため、 スライドをしっかり見つつ、聞こえてきた知ってる単語を自分の中で繋ぎ合わせながらセッションを聞いていました。 その場では100%内容を追うことはできませんでしたが、改めてスライドを確認しています。

"Modern techniques for implements insert mode plugins / Why use IME within text editor?" - kuuさん

kuuさんによるインサートモード内のマッピングやskkeletonについての話です。 vimのイベントながらもemacs生まれのskkの話を交えつつ、vimでskkを実装することの難しさを実感できる発表でした。 その難しさを吸収するdenops.vimの偉大さを改めて実感しました。 ただ、denops側でクライアント側を操作することによる苦労を感じました。

その中でもmaparg()mapset()という関数を活用するインサートモード内でのマッピング制御の話は興味深かったです。

"Boost your vimrc with some template techniques!" - aiya000さん

あいやさんによるvim scriptのテクニックについての話です。 vital.vimというvim-jp産のプラグインの解説や、この発表でvim scriptにもテンプレート構文が存在していることを知りました。

この発表もありましたが、やはり誰もが思うのは同じみたいで、vim scriptの継続行は辛いというのは共通認識なんだなって思いました。

懇親会

素敵なセッションのあとは懇親会です。 沢山のご馳走も用意してくださり、準備会やスタッフの皆さんにただただ感謝です。 そのご馳走の写真に関しては、たぶん誰かのレポートに貼られていたのでそちらをご覧ください。 普段Xやvim-jpでしか会話したことが無い人達との交流しつつ、LTが企画されていたのでそちらに急遽登壇しました。

唐突に決まったLTへの登壇

切っ掛けとしては、ゴリラさんの発表を聞きながらXにポストした「登壇したいなぁ」という言葉をお隣の方が見ていたので、 背中を押してもらった勢いで登壇することを決めました。

:::message LTの内容に関しては、Vim駅伝の2023-11-27分の記事にて公開予定です。 :::

そして、この登壇で私はArchLinuxで登壇できたのです! 過去にゴリラvimで「こんなところにLinuxを持ってくる奴が悪い」をしましたが、ここでリベンジできました。

そして登壇する直前をなぜか激写されていました(笑)。

https://twitter.com/YKirin0418/status/1725808334245331378

登壇後はいろいろな人に「いいLTでした!」と声を掛けていただきました。 急遽登壇を決めたこともあって、スライド形式ではなくmarkdown形式でzenn-cliのプレビューモードを出しながらの発表でしたが、 我ながらよい発表ができたと思っています。

さいごに

VimConfを通して、いろいろな人との交流ができてとても楽しいイベントでした。 普段ではできないような技術的な会話ができて、いまでもその熱い思いがいまでも私の心の中に残り続けています。

https://twitter.com/YKirin0418/status/1725863822756553176