SQL 書き方ドリルのサンプル DB を re:dash で遊べるようにする docker-compose

この docker-sql-drill は、「改訂第3版 すらすらと手が動くようになる SQL書き方ドリル」 を Re:dash + Docker で遊べるようにするためのものです。

• 技術評論社 (電子書籍版もあり)
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ネタ元: SQL書き方ドリルのサンプルDBをre:dashで遊べるようにするVagrantfile

特徴

• Docker コンテナを起動すればすぐにデータベースがセットアップされている
• Re:dash 上でクエリを実行できる
• データソースに MySQL/PosrgreSQL のいずれかを利用できる

使うために必要なもの

• Docker (docker-compose) 実行環境
• 書籍付属 CD-ROM のデータ、もしくは gihyo のサイトからダウンロードしたデータ

使いかた

リポジトリのクローン

$ git clone https://github.com/5t111111/docker-sql-drill.git
$ cd docker-sql-drill

サンプルデータベース用のファイルの準備

書籍付属 CD-ROM のデータ、もしくは gihyo のサイトからダウンロードしたしたデータを展開し、リポジトリの直下に SQL_DRILL というディレクトリがくるように配置してください。

.
├── README.md
├── SQL_DRILL <= これ
├── create_redash_database.sh
├── docker-compose.yml
├── docker-entrypoint-initdb-mysql.d
└── docker-entrypoint-initdb-postgres.d

Docker コンテナの起動

docker-sql-drill は複数のコンテナから構成されているため docker-compose で起動します。初回は Docker イメージを pull してデータ投入を行うため時間がかかります。

$ docker-compose up

これでコンテナが起動しますが、この時点では Re:dash のシステム用のデータベースが準備されていないため、Re:dash に接続できず、ログにもエラーが出ている状態です。

Re:dash のシステム用データベースのセットアップ

以下のスクリプトを実行して Re:dash 用のデータベースをセットアップしてください。

$ ./create_redash_database.sh

Re:dash への接続

http://localhost:9001 に接続します。

• Email: admin
• Password: admin

でログインできます。

データソースの追加

MySQL データソース

1. メニューの右上の方にあるストレージ型のアイコンをクリック
2. 「+ New Data Source」をクリック
3. 「Type」に「MySQL」を選択
4. 以下を入力

• Name: MySQL (任意なのでなんでもOK)
• Database name: sql_drill
• Host: mysql
• Password: sql_drill
• Port: 3306
• User: sql_drill
• その他空欄のまま

5. 「Save」をクリック

PostgreSQL データソース

1. メニューの右上の方にあるストレージ型のアイコンをクリック
2. 「+ New Data Source」をクリック
3. 「Type」に「PostgreSQL」を選択
4. 以下を入力

• Name: PostgreSQL (任意なのでなんでもOK)
• Database name: sql_drill
• Host: postgres
• Password: sql_drill
• Port: 5432
• User: sql_drill
• その他空欄のまま

5. 「Save」をクリック

SQL クエリの実行

1. メニューの「Queries」->「New Query」を選択
2. 「Data Source」からデータソースを選択

...後は完全に一般的な Re:dash の使いかたになるための省略します。

補足

• データは docker-compose で定義された volume によって永続化されます
• MySQL/PostgreSQL には外部からのアクセスができないようになっています。必要であれば docker-compose.yml を修正し、ポートを公開するようにしてください
• PostgreSQL の DB には Re:dash のシステムデータが含まれるため、もし MySQL しかデータソースに使わない場合もデータを消去せず、必ず起動してください
• セキュリティの設定などは適当です。あくまでも書籍の学習用途としてご利用ください

構成

おまけですが、docker-sql-drill は以下の Docker コンテナから構成されます。

• redash: Re:dash アプリケーション用コンテナ
• postgres: PostgreSQL データソース/Re:dash システムデータ用コンテナ
• mysql: MySQL データソース用コンテナ
• nginx: Web サーバー用コンテナ
• redis: Re:dash で利用する Redis 用コンテナ