Trait でクラス定数(っぽいもの)を追加する仕組み

[nanasess]

概要(Overview・Refs Issue)

現在、一部のマスタデータにクラス定数が定義されており、簡潔に ID 値を取得できる。
しかし、カスタマイズ時にマスタ値を追加した場合、 Entity拡張機構を使用して、クラス定数を追加できないため、不便。

方針(Policy)

• trait で追加可能な、クラス定数と同等の仕組みを実装する
• 定義した値を変更できないようにする
• 既存のクラス定数も同じように使用できるようにする

こんな感じに使用します

echo CustomerStatus::ACTIVE();
// => 2

従来のクラス定数にも同じように使用できます

echo CustomerStatus::ACTIVE;
// => 2

trait を追加することで、定義を増やすことができます。

trait CustomerStatusTrait
{
    private static $LEAVE = 3;
}

echo CustomerStatus::LEAVE();
// => 3

値を変更しようとすると InvalidArgumentException になります

$obj = new CustomerStatus();
$obj->LEAVE = 4;
// => InvalidArgumentException

実装に関する補足(Appendix)

• こちらを参考にしました→ http://qiita.com/Hiraku/items/71e385b56dcaa37629fe
• AbstractMasterEntity で、 以下のようにすると segmentation fault になるため、 ReflactionProperty で値を取得しています。

$obj = new static(); // segmentation fault になる
return $obj->$name;