大文字小文字を区別するファイルシステムで eccube:composer:remove が失敗するのを修正

[nanasess]

概要(Overview・Refs Issue)

大文字小文字を区別するファイルシステムの環境で、 eccube:composer:remove が失敗する。
Composer v2 から、パッケージ名はすべて小文字が強制されるようになったが、大文字小文字を区別するファイルシステムでは ec-cube/<プラグインコード> としないと eccube:composer:remove が失敗し、削除できない。

## Composer v2 では正しいパッケージ名だが、大文字小文字を区別するファイルシステムでは削除に失敗する
bin/console eccube:composer:remove "ec-cube/sitekit42"

In PluginContext.php line 74:
  /home/nanasess/git-repos/ec-cube/app/Plugin/sitekit42/composer.json not found.

eccube:composer:remove <package>

## ec-cube/<Plugin Code> を指定すれば削除可能だが、 Composer v2 の仕様とは異なる
bin/console eccube:composer:remove "ec-cube/SiteKit42"

[51.7MiB/0.00s] ./composer.json has been updated
[54.4MiB/0.04s] Running composer update ec-cube/sitekit42
[55.6MiB/0.05s] Loading composer repositories with package information
[56.6MiB/0.06s] Updating dependencies
[58.2MiB/0.08s] Lock file operations: 0 installs, 0 updates, 8 removals
[58.2MiB/0.08s]   - Removing ec-cube/sitekit42 (4.2.2)
...snip

方針(Policy)

ec-cube/SiteKit42 または ec-cube/sitekit42 のどちらでも削除できるよう修正

実装に関する補足(Appendix)

ComposerApiService::execRemove をコールした段階ではプラグインコードを取得できないため、 app/Plugin 以下のディレクトリ名からプラグインコードを取得しています

テスト（Test)

ec-cube/SiteKit42 または ec-cube/sitekit42 のどちらでも削除できることを確認

相談（Discussion）

マイナーバージョン互換性保持のための制限事項チェックリスト

• 既存機能の仕様変更はありません
• フックポイントの呼び出しタイミングの変更はありません
• フックポイントのパラメータの削除・データ型の変更はありません
• twigファイルに渡しているパラメータの削除・データ型の変更はありません
• Serviceクラスの公開関数の、引数の削除・データ型の変更はありません
• 入出力ファイル(CSVなど)のフォーマット変更はありません

レビュワー確認項目

• 動作確認
• コードレビュー
• E2E/Unit テスト確認(テストの追加・変更が必要かどうか)
• 互換性が保持されているか
• セキュリティ上の問題がないか
  • 権限を超えた操作が可能にならないか
  • 不要なファイルアップロードがないか
  • 外部へ公開されるファイルや機能の追加ではないか
  • テンプレートでのエスケープ漏れがないか

[chihiro-adachi]

@nanasess
ありがとうございます、マージしました。