このツールは、ExcelにDBの内容を取得して来たり、そのDBを更新することができる ちょっと危ないツールです。
VBAのimportに、igeta（@igeta）さんのAriawase(vbac.wsf)を使用させていただいております。 （このツールが無ければgitHubに公開しようとは思わなかった。）多謝。
下記Ariawaseのライセンス
https://github.com/vbaidiot/Ariawase#license
以下でビルドします。
build.bat
必須：
- Windows
- Excel（xlsmなのでExcel 2007以降の最近のやつ）
- ODBCプロバイダの設定
- ※Excelのbit版（32bit or 64bit）バージョンと同等のもの（の設定）が必要なハズです。
現状postgres,mysqlのODBCみ動作確認しています。
ODBCドライバは下記で入手可能です
ODBCドライバはExcelのbit vsersion（32bit or 64 bit）と合わせてください。
https://dev.mysql.com/downloads/connector/odbc/
Windows (x86, 64-bit), MSI Installerなどをご利用ください。
確認したところ上記以外に、Microsoft Visual C++ Redistributable 2019以降が必要のようでした。
ODBC設定を開いて、ExcelのBitバージョンの設定で設定を行います。
追加(ADD)で設定可能です。
Data Source Nameがマクロで使用する名前ですのでわかりやすい名前を設定してください。
残りの設定はターゲットになるmysqlの接続情報を設定します。
| 位置 | 内容 | 設定例 |
|---|---|---|
| D1 | 接続文字列 | DSN=PostgreSQL_local |
| キャプション | 内容 | バインド関数名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| #×のシートの削除 | A列が×の行を削除＋存在するシートの削除 | DeleteSheets | |
| 件数取得 | 件数を取得する | GetAllCount | |
| GetAllScript | |||
| テーブル一覧取得 | テーブルの一覧をシートに出力します | GetAllTablesList | |
| テーブル定義取得 | テーブル定義シートを作成します | GetAllTables | てんぷれシートからコピー後定義反映 |
| 全取得 | GetAllData | 全スクリプト作成 |
シート名＝テーブル名の予定でしたがExcelの制限でテーブル名が31文字を超えるものは、少し切れてます。
※このシートがテンプレートになり各シートが生成される
| 位置 | 内容 | 設定例 | 備考 |
|---|---|---|---|
| D1 | 接続文字列 | DSN=PostgreSQL_local | 設定シートよりコピーされる |
| D2 | テーブル名 | table_name | |
| D3～xx3 | 項番 | 1 | |
| D4～xx4 | 項目名称 | カラム名 | 現状フィールド名と同じ |
| D5～xx5 | フィールド名 | field_name | |
| D6～xx6 | タイプ | integer | |
| D7～xx7 | 桁 | 未使用 | |
| D8～xx8 | バイト | 未使用 | |
| D9～xx9 | PK | ○ | プライマリキーの場合「○」 |
| D10～xx10 | Not Null | ○ | Not Nullの場合「○」 |
| D11～xx11 | Order | 未使用 | |
| D12～xx12 | FK | 未使用 | |
| D13～xx13 | 条件 | 未使用 |
| キャプション | 内容 | バインド関数名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Clear Excel | 21行目以降を削除 | ExcelClear | |
| Excel→script | シートの内容をsqlとcsvでファイルに出力 | CreateBat | |
| DB→Excel | DBからデータ取得 | Export | 21行目以降に出力 |
| Excel→DB | DBを更新 | UpdateDB | 21行目以降で#が続く限り、データ更新を試みる |
postgresが入っていない場合はインストールしてください。
createdb testdb
testdb（名前を合わせれば何でもOK）を作成します。
postgresとODBCドライバをインストールして下さい。
下記からサンプルのpostgresデータを取得して下さい。
http://www.postgresqltutorial.com/postgresql-sample-database/
dvdrental.tar
tar xvf dvdrental.tar
解凍後、
restore.sqlを編集してください。
$$PATH$$ → 適切なパスへ
psql -l 127.0.0.1 -d testdb -U postgres -f restore.sql
restore.sqlをpsqlでデータを流してください。
下記のようにしてODBCドライバを組み込んでください。
設定するODBCはbitバージョンをExcelのbitバージョンに合わせてください
設定例
32bit windows、64bit windows の各bit版ドライバ
odbcconf.exe /A {CONFIGDSN "PostgreSQL Unicode" "DSN=PostgreSQL_local|DATABASE=testdb|SERVER=127.0.0.1|PORT=5432|UID=postgres|PWD=postres"}
64bit windows の 32bitドライバ
%systemdrive%\Windows\SysWoW64\odbcconf.exe /A {CONFIGDSN "PostgreSQL Unicode" "DSN=PostgreSQL_local|DATABASE=testdb|SERVER=127.0.0.1|PORT=5432|UID=postgres|PWD=postres"}
動作のデモ
- 2016/08/30 Initial Commit
- 日付型がDBに書き出せない