未初期化メモリに対するアルゴリズム、例外発生時の振る舞いについて追記

https://eel.is/c++draft/specialized.algorithms#general-2

reference/memory/ranges_uninitialized_copy.md

@@ -83,6 +83,10 @@ return {std::move(ifirst), ofirst};
 * iter_reference_t[link /reference/iterator/iter_reference_t.md]
 * std::move[link /reference/utility/move.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_copy_n.md

@@ -63,6 +63,10 @@ return {std::move(t.in).base(), t.out};
 * default_sentinel[link /reference/iterator/default_sentinel_t.md]
 * std::move[link /reference/utility/move.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_default_construct.md

@@ -62,6 +62,9 @@ return first;
 * remove_reference_t[link /reference/type_traits/remove_reference.md]
 * iter_reference_t[link /reference/iterator/iter_reference_t.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 備考
 - [`std::vector`](/reference/vector/vector.md)クラスの要素数を変更する操作は、要素を値構築するためゼロ初期化が行われる。その値初期化のコストが気になるような場合に、デフォルト構築することでプログラマの責任で必要な分だけ任意に初期化でき、パフォーマンス向上が期待できるようになる。

reference/memory/ranges_uninitialized_default_construct_n.md

@@ -38,6 +38,9 @@ return uninitialized_default_construct(counted_iterator(first, n),
 * default_sentinel[link /reference/iterator/default_sentinel_t.md]
 * base()[link /reference/iterator/counted_iterator/base.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_fill.md

@@ -66,6 +66,9 @@ return first;
 * remove_reference_t[link /reference/type_traits/remove_reference.md]
 * iter_reference_t[link /reference/iterator/iter_reference_t.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_fill_n.md

@@ -37,6 +37,9 @@ return uninitialized_fill(counted_iterator(first, n), default_sentinel, x).base(
 * default_sentinel[link /reference/iterator/default_sentinel_t.md]
 * base()[link /reference/iterator/counted_iterator/base.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_move.md

@@ -84,6 +84,11 @@ return {std::move(ifirst), ofirst};
 * std::move[link /reference/utility/move.md]
 * ranges::iter_move[link /reference/iterator/iter_move.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
+またその場合、`[ifirst, ilast)`内の一部のオブジェクトは有効だが未規定な状態として残される。
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_move_n.md

@@ -63,6 +63,11 @@ return {std::move(t.in).base(), t.out};
 * default_sentinel[link /reference/iterator/default_sentinel_t.md]
 * std::move[link /reference/utility/move.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
+またその場合、`[ifirst, ifirst + n)`内の一部のオブジェクトは有効だが未規定な状態として残される。
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_value_construct.md

@@ -62,6 +62,10 @@ return first;
 * remove_reference_t[link /reference/type_traits/remove_reference.md]
 * iter_reference_t[link /reference/iterator/iter_reference_t.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/ranges_uninitialized_value_construct_n.md

@@ -38,6 +38,10 @@ return uninitialized_value_construct(counted_iterator(first, n),
 * default_sentinel[link /reference/iterator/default_sentinel_t.md]
 * base()[link /reference/iterator/counted_iterator/base.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ## 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_copy.md

@@ -51,6 +51,10 @@ namespace std {
 ## 戻り値
 `result`
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_copy_n.md

@@ -54,6 +54,10 @@ namespace std {
 ## 戻り値
 `result`
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_default_construct.md

@@ -38,6 +38,9 @@ for (; first != last; ++first)
 ## 戻り値
 なし
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 備考
 - [`std::vector`](/reference/vector/vector.md)クラスの要素数を変更する操作は、要素を値構築するためゼロ初期化が行われる。その値初期化のコストが気になるような場合に、デフォルト構築することでプログラマの責任で必要な分だけ任意に初期化でき、パフォーマンス向上が期待できるようになる。

reference/memory/uninitialized_default_construct_n.md

@@ -37,6 +37,9 @@ return first;
 * addressof[link addressof.md]
 * iterator_traits[link /reference/iterator/iterator_traits.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ## 備考
 - [`std::vector`](/reference/vector/vector.md)クラスの要素数を変更する操作は、要素を値構築するためゼロ初期化が行われる。その値初期化のコストが気になるような場合に、デフォルト構築することでプログラマの責任で必要な分だけ任意に初期化でき、パフォーマンス向上が期待できるようになる。

reference/memory/uninitialized_fill.md

@@ -46,6 +46,9 @@ namespace std {
 ## 戻り値
 なし
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_fill_n.md

@@ -48,6 +48,9 @@ namespace std {
 ## 戻り値
 `first`
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_move.md

@@ -46,6 +46,9 @@ for (; first != last; ++result, ++first)
 ## 戻り値
 `result`
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_move_n.md

@@ -46,6 +46,9 @@ for (; n > 0; ++result, (void)++first, --n)
 ## 戻り値
 `{first, result}`
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_value_construct.md

@@ -38,6 +38,9 @@ for (; first != last; ++first)
 ## 戻り値
 なし
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
 
 ### 例
 ```cpp example

reference/memory/uninitialized_value_construct_n.md

@@ -37,6 +37,10 @@ return first;
 * addressof[link addressof.md]
 * iterator_traits[link /reference/iterator/iterator_traits.md]
 
+## 例外
+
+呼び出すコンストラクタなどから例外がスローされた場合、その例外がこの関数の外側に伝播される前に、その時点で構築済のオブジェクトは全て未規定の順序で破棄される。すなわち、例外がスローされた場合は初期化対象領域は未初期化のままとなる。
+
 
 ### 例
 ```cpp example