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- NyARToolkit for proce55ingは、processing環境下でNyARToolkitを利用するためのライブラリです。
- 拡張現実感ライブラリには、ARToolKitの派生ライブラリNyARToolKit for Javaを使用しています。
- Processing version 2.2.0での動作を確認しています。 (1.x系は古いライブラリを使ってください。)
- このライブラリは、processingのcamera()関数で取り込んだ画像や、PImage画像を元にマーカ検出処理を実行できます。
- レンダリングシステムには、OPENGLとPV3Dをサポートします。
- 左手系・右手系両方の座標系をサポートします。
- マルチマーカ、シングルマーカののユースケースに対応します。
- NyIdマーカ、ARToolKitマーカの両方に対応します。
- 自動敷居値に対応しています。(一部のみ)
- パターン取得、スクリーン座標のマーカ座標変換等が手軽に使えます。
- レンダリングにProcessingCoreAPIのみを使います。Graphics3D派生オブジェクト全てに対応します。
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NyARToolkit for proce55ingの実行には、processing/1.5.1、又は2.0b以上が必要です。Processingのウェブサイトからダウンロードして下さい。 (http://processing.org/download/index.html)
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ProcessingのCapture機能を使用できるようにコンピュータを設定してください。Capture機能は、ProcessingのExamples>Libraries>Video(Capture)以下のサンプルの動作で確認できます。 (このステップは、キャプチャ機能を使わないときには必要ありません。)
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ProcessingからOpenGL機能を使用できるように、コンピュータの設定をして下さい。OpenGL機能は、ProcessingのExamples>Libraries>OpenGL以下のサンプルの動作で確認できます。(このステップは、レンダリングにP3Dを使用するときには必要ありません。)
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以上で準備は完了です。
exampleにある、simpleLiteのサンプルの実行手順です。simpleLiteは、Hiroマーカの上に立方体を表示するシンプルなプログラムです。
- dataディレクトリにある、pattHiro.pdfを印刷しておいてきます。
- example/simpleLiteにある、simpleLite.pdeを開いて実行してください。マーカを撮影すると、そこに立方体が表示されるはずです。
他のサンプルについても、同様の手順で試す事ができます。
NyARToolkitを使ったスケッチには、2つのjarライブラリと、使用するマーカのパターンファイル、カメラのパラメータファイルが必要になります。
マーカファイルとカメラパターンファイルは、ARToolKitの仕様に沿ったものを用意して、スケッチのdataフォルダの中に配置します。
ライブラリは、libraryフォルダの中にある2つのファイルを、codeフォルダの中に配置します。
NyARToolkit for proce55ingは、ユースケース毎に、機能の異なる複数の クラスを提供しています。
- NyARBoradクラス(NyARBoard.java)
1種類のARマーカを認識するクラスです。 - SingleARTKMarkerクラス(SingleARTKMarker.java)
複数のARマーカを登録し、そのうちの1個を認識するクラスです。自動敷居値調整と、簡易トラッキング機能を備えます。 - SingleNyIdMarkerクラス(SingleNyIdMarker.java)
Idマーカを同時に1個認識するクラスです。Idの仕様は、NyId形式です。 - MultiMarkerクラス (MultiMarker.java)
ARマーカ、NyIdマーカを複数個同時に扱えるクラスです。このクラスを使えば、上記の3クラスは不要かもしれません。
- パターンファイルやカメラパラメータファイルについて
NyARToolKit for Processingの使用するカメラパラメータファイル、パターンファイルは、ARToolKitと完全な互換性があります。現在のライブラリには、これらを作成する機能がありません。ARToolKit、またはFLARToolKitの機能を利用して作成してください。
- LGPLv3での提供になります。但し、src以下のファイルをのみを使用する場合には、MITライセンスでも使用できます。
- パッケージに含まれるNyARToolkitのソースファイルは、 https://github.com/nyatla/NyARToolkit/よりダウンロードできます。